〔15.1.17.日経新聞:マーケット総合2面〕
シャープの株価が軟調だ。16日に一時前日比2%安の251円まで下げ、2013年4月以来約1年9カ月ぶりの安値水準を付けた。液晶パネルの減速懸念などを理由に、証券会社のアナリストによる投資判断や目標株価の引き下げが相次いでいる。9日にはJPモルガン証券が「スマートフォン(スマホ)向けパネルの長期の供給過剰と市場シェアの低下が減益要因になる」として投資判断を下げた。
シャープは液晶パネルをスマホメーカーなどに納入している。米アップルが大画面のスマホ「iPhone(アイフォーン)6プラス」を導入したことで「タブレット端末の需要が減り、液晶パネルの供給過剰が加速する」(みずほ投信投資顧問の岩本誠一郎氏)との見方もある。
アナリスト予想の平均を示すQUICKコンセンサスによると、15年3月期の連結営業利益は前期比19%減の874億円と会社予想の1000億円を下回る。いちよしアセットマネジメントの秋野充成氏は「車載用パネルなどスマホ用に次ぐ新たな柱が出てこないと買いにくい」と指摘する。
予想PER(株価収益率)は約14倍と東証1部平均の16倍台より低い。「株価は大きく下げてきたので、ここからは売りにくい」(ビスタマックス・ファンド・アドバイザーズの藤原正邦氏)との声もある。
シャープの株価が軟調だ。16日に一時前日比2%安の251円まで下げ、2013年4月以来約1年9カ月ぶりの安値水準を付けた。液晶パネルの減速懸念などを理由に、証券会社のアナリストによる投資判断や目標株価の引き下げが相次いでいる。9日にはJPモルガン証券が「スマートフォン(スマホ)向けパネルの長期の供給過剰と市場シェアの低下が減益要因になる」として投資判断を下げた。
シャープは液晶パネルをスマホメーカーなどに納入している。米アップルが大画面のスマホ「iPhone(アイフォーン)6プラス」を導入したことで「タブレット端末の需要が減り、液晶パネルの供給過剰が加速する」(みずほ投信投資顧問の岩本誠一郎氏)との見方もある。
アナリスト予想の平均を示すQUICKコンセンサスによると、15年3月期の連結営業利益は前期比19%減の874億円と会社予想の1000億円を下回る。いちよしアセットマネジメントの秋野充成氏は「車載用パネルなどスマホ用に次ぐ新たな柱が出てこないと買いにくい」と指摘する。
予想PER(株価収益率)は約14倍と東証1部平均の16倍台より低い。「株価は大きく下げてきたので、ここからは売りにくい」(ビスタマックス・ファンド・アドバイザーズの藤原正邦氏)との声もある。