日本株と投資信託のお役立ちノート

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(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

9062日通、営業益7%増 4~12月 北米など海外物流伸びる コスト上昇、値上げで補う

2015年01月07日 | 21.陸運業
〔15.1.7.日経新聞:投資情報面〕


 日本通運の2014年4~12月期は、連結営業利益が320億円前後と前年同期比7%増えたようだ。4~12月期として7期ぶりの高水準。北米を中心に海外の物流が伸びたほか、円安も海外事業の利益を押し上げた。国内も自動車部品や化学製品などの荷動きが堅調だった。ドライバー不足による運送コストの上昇を値上げで補った。

 売上高は10%増の1兆4100億円程度だったもよう。海外売上高は約15%増え、米州、欧州、東アジア、南アジア・オセアニアの4地域すべてで2ケタの増収を確保したとみられる。

 なかでも好調だったのが米州だ。現地に進出した日系メーカーの自動車部品の荷動きが増えた。欧州は昨年不調だった精密機器関連が回復に転じたほか、東欧では自動車部品などの荷動きが堅調だった。中国は液晶パネル工場向けの設備機械など産業関連機器の需要が活発だった。

 M&A(合併・買収)も増収に貢献した。昨年1月にパナソニック系物流会社の株式66.6%を取得。昨年12月には持ち分法適用会社だったNEC系物流会社への出資比率を51%に引き上げて子会社化した。

 国内のトラック関連部門は、ドライバー不足を背景に協力会社に支払う輸送委託費が増加傾向にある。荷主企業との値上げ交渉を進め、コスト上昇分を補った。原油安で昨年11月以降、燃料の軽油価格が前年同月を下回るようになった。10~12月期の国内事業の利益率は4~9月期に比べて改善したとみられる。

 15年3月期通期の売上高は前期比7%増の1兆8700億円、営業利益は10%増の450億円を見込む。
 1月末に予定する4~12月期決算発表では通期の業績予想を据え置く公算が大きい。 

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