日本株と投資信託のお役立ちノート

株や投信の運用に役立つ記事を探します。
(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

4568 第一三共、純利益43%増 4~12月 国内新薬や税負担減で

2015年01月31日 | 8.医薬品
〔15.1.31.日経新聞:投資情報3面〕


 第一三共が30日発表した2014年4~12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比43%増の1022億円だった。国内で抗潰瘍剤「ネキシウム」などが伸び、為替差益や税負担減も寄与した。昨年12月に実施した早期退職は国内のグループ全体で513人が応募し、137億円の関連費用を計上したが吸収した。

 売上高は4%増の8381億円だった。国内は薬価改定が逆風だったが、ネキシウムなどの新薬販売が好調だった。インフルエンザの流行が例年より早く、同治療薬「イナビル」も増え、国内全体で増収だった。

 米国では主力の高血圧症治療薬「オルメサルタン」の価格競争が厳しかったが、貧血治療剤が伸びた。円安効果もあり全体の営業利益は5%増の1102億円だった。

 傘下のインド後発薬ランバクシー・ラボラトリーズは、インド同業が株式交換で吸収合併する予定だ。記者会見した坂井学副社長は「年度末までに手続きが完了する」との見通しを示した。

 第一三共は手続き完了後に保有株の評価益を計上する方針だが、15年3月期通期の純利益予想(前期比7%増の650億円)はこれを織り込んでいない。「現在の株価水準だと、評価益は3000億円規模の可能性がある」(坂井副社長)といい、今期純利益は上振れの公算が大きい。

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