日本株と投資信託のお役立ちノート

株や投信の運用に役立つ記事を探します。
(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

ミクシィ、スマホゲーム中国撤退 テンセントと提携解消/純利益最高159億円 4~6月5.5倍

2015年08月14日 | 33.サービス業
(日経8/14:企業・消費面)
 ミクシィはスマートフォン(スマホ)ゲームで中国市場から撤退する。現地のIT(情報技術)大手の騰訊控股(テンセント)との業務提携を解消し、10月に人気ゲーム「モンスターストライク」(中国名は怪物弾珠)の配信をやめる。

 ゲームを作り直して再進出する意向だが、新しい提携先や配信時期は未定。

 中国では昨年12月から配信を始めた。オンラインゲームで実績があるテンセントの主導で、日本で人気化したモンスターストライクの中国版を開発。遠隔地にいる見知らぬ人とも一緒に遊べるなど、日本版にはない仕組みを取り入れたが、思うように受け入れられなかったもようだ。

 中国のスマホゲーム市場は急成長が続く。足元で7千億円程度とみられる日本や米国の市場規模を超えて世界最大になるとの見方が強い。

(日経8/14:投資情報面)
▼ミクシィ、純利益最高159億円 4~6月5.5倍 「モンスト」課金収入好調 スマホゲーム大手3社、株価は伸び悩む
 ミクシィが13日発表した2015年4~6月期の連結決算は、純利益が159億円と前年同期の5.5倍になり4~6月期として最高になった。スマートフォン(スマホ)向けゲーム「モンスターストライク(モンスト)」の利用者が増え課金収入が伸びた。13日までにゲーム各社の4~6月期決算が出そろい、スマホゲームが好調な企業は総じて好業績になった。

 
ミクシィの「モンスターストライク」は世界累計利用者数が3000万人を突破した

 ミクシィの売上高は3.9倍の500億円だった。モンストは画面上でモンスターを引っ張り、はじき飛ばす簡単な操作が受け、世界の累計利用者数が3000万人を突破した。ゲームを有利に進めるのに必要なアイテムを購入するユーザーが増え採算が改善した。

 他社と連携して人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」などのキャラクターをゲーム内に登場させてユーザーの稼働率を高めた。4月には新作ゲーム「モンストスタジアム」を配信した。これはモンストと連動させて遊ぶゲームで、既存のモンストでも課金収入の増加につながった。

 4~6月期決算ではスクウェア・エニックス・ホールディングスやコナミなど、スマホゲームが好調な企業はおおむね増収増益を確保した。ただ、競争は激しく利用者が飽きるスピードも速い。配信から時間がたつと利用者の習熟度が上がり、アイテム購入などの頻度も低下してくる。

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントは配信から4年目を迎えた主力ゲーム「パズル&ドラゴンズ」の課金収入が減り、15年1~6月期の連結純利益は18%減の263億円となった。

 スマホゲームの大手3社は株価も伸び悩んでいる。ミクシィ株は昨年末から17%上昇したが、日経平均株価の上昇率(18%)を下回る。ガンホーは10%、コロプラは15%の下落となっている。

 モンストは今年で2周年を迎える。森田仁基社長は13日の記者会見で、アニメのネット配信など「新しい体験を提供し長く利用してもらえるようにしたい」と話した。


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