〔15.3.3.日経新聞:グローバルBiz面〕
米グーグルのスンダル・ピチャイ上級副社長は2日、米国で携帯通信事業に参入する方針を明らかにした。通信会社から回線を借りる仮想移動体通信事業者(MVNO)として、数カ月以内に独自のサービスを始める。スマートフォン(スマホ)の基本ソフト(OS)で8割を超えるシェアを持つ同社がハードウエアから通信サービスまで手を広げることで、モバイル市場での存在感が一段と高まりそうだ。
バルセロナで2日開幕した世界最大の携帯見本市「モバイル・ワールド・コングレス」の基調講演で表明した。米メディアによると、グーグルはソフトバンク傘下で米携帯3位のスプリントと、同4位のTモバイルUSと回線提供で協議しているという。
ピチャイ氏は独自の携帯通信サービスを始める狙いについて、「グーグルとしてどんなサービスが提供できるかを示すため」と説明。「ネクサス」ブランドで展開するスマホやタブレットなどのハード事業と同様、実験的で小規模なものになると述べた。
グーグルは米国の一部都市で独自に光ファイバー通信網を敷設して高速ネット接続サービスを提供しているが、携帯サービスを手掛けるのは初めてとなる。
米グーグルのスンダル・ピチャイ上級副社長は2日、米国で携帯通信事業に参入する方針を明らかにした。通信会社から回線を借りる仮想移動体通信事業者(MVNO)として、数カ月以内に独自のサービスを始める。スマートフォン(スマホ)の基本ソフト(OS)で8割を超えるシェアを持つ同社がハードウエアから通信サービスまで手を広げることで、モバイル市場での存在感が一段と高まりそうだ。
バルセロナで2日開幕した世界最大の携帯見本市「モバイル・ワールド・コングレス」の基調講演で表明した。米メディアによると、グーグルはソフトバンク傘下で米携帯3位のスプリントと、同4位のTモバイルUSと回線提供で協議しているという。
ピチャイ氏は独自の携帯通信サービスを始める狙いについて、「グーグルとしてどんなサービスが提供できるかを示すため」と説明。「ネクサス」ブランドで展開するスマホやタブレットなどのハード事業と同様、実験的で小規模なものになると述べた。
グーグルは米国の一部都市で独自に光ファイバー通信網を敷設して高速ネット接続サービスを提供しているが、携帯サービスを手掛けるのは初めてとなる。