日本株と投資信託のお役立ちノート

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(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

日本の科学研究、高い質 ノーベル賞「もっと多くても」 DNA構造発見のワトソン博士

2015年10月12日 | 先端技術・知財
(日経10/12:科学技術面)
 DNAの二重らせん構造の発見で1962年にノーベル賞を受賞したジェームズ・ワトソン博士=写真=は都内で日本経済新聞の取材に応じた。今年のノーベル生理学・医学賞と物理学賞に日本人の受賞が決まったことについて「日本の科学研究の質は高く、もっと受賞していないのが不思議なくらいだ」と語った。

 日本の問題点としては「若手研究者に十分な権限が与えられず、意思決定に時間がかかる」点をあげた。「私は20代で信頼してもらい、DNAの構造を発見できた」と振り返った。当時、「研究が遺伝子工学や遺伝子治療に道を開くとは想像もつかなかった」という。

 日米ではゲノムのデータをもとに、患者ごとにがんの性質を調べ最適な治療薬をみつける研究が活発だ。

 ワトソン博士は「がんはゲノム科学だけでは治療できず、化学の力で生み出される薬が大切」と指摘した。

 ワトソン博士は今年8月、大日本住友製薬子会社の米ボストン・バイオメディカル(マサチューセッツ州)の顧問に就いた。進行がんに効く薬の開発を進めており、「1つの薬でほとんどのタイプのがんを治せるようにするのが目標」という。最短で「20カ月で実現したい」と意欲を見せた。


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