(日経10/10:投資情報面)
人間の体が本来持つ免疫機能を使い、がん細胞を攻撃する免疫治療薬の研究開発を手がける。医薬品の候補となる物質の探索から初期臨床試験までを自社で行い、後期臨床試験は国内外の製薬会社に委ねる。開発の進展や販売に応じて製薬会社から受け取るライセンス収入が収益源だ。
最も研究が進んでいるのが前立腺がん用ワクチン。富士フイルムからライセンス収入を得ており「3年後ぐらいの発売を目指す」(永井健一社長)という。国内の前立腺がんの患者数は近年、増加傾向にある。米国ではメラノーマ(悪性黒色腫)を対象にしたワクチンの治験開始を申請中。欧米人のがん細胞の特徴に合わせたワクチンで、海外市場の開拓を狙う。
上場で調達する資金は主に研究開発投資に充てる。永井社長は「4年に1つのペースでライセンス収入を得られるワクチンを開発したい」と話す。
人間の体が本来持つ免疫機能を使い、がん細胞を攻撃する免疫治療薬の研究開発を手がける。医薬品の候補となる物質の探索から初期臨床試験までを自社で行い、後期臨床試験は国内外の製薬会社に委ねる。開発の進展や販売に応じて製薬会社から受け取るライセンス収入が収益源だ。
最も研究が進んでいるのが前立腺がん用ワクチン。富士フイルムからライセンス収入を得ており「3年後ぐらいの発売を目指す」(永井健一社長)という。国内の前立腺がんの患者数は近年、増加傾向にある。米国ではメラノーマ(悪性黒色腫)を対象にしたワクチンの治験開始を申請中。欧米人のがん細胞の特徴に合わせたワクチンで、海外市場の開拓を狙う。
上場で調達する資金は主に研究開発投資に充てる。永井社長は「4年に1つのペースでライセンス収入を得られるワクチンを開発したい」と話す。