〔14.12.21.日経新聞:企業面〕
富士電機は2015年、米国とインドでそれぞれインバーターの生産を始める。両国での投資額は合計で約50億円の見通し。インバーターはモーターの回転数の制御などに使う。海外では鉄道車両向けなどに需要が広がっており、現地生産で販売拡大を狙う。
来年4月、米バージニア州で延べ床面積5000平方メートルの工場を稼働させる。日本などから主要部品を供給し、組み立てる。米国での売上高を4年後をメドに約5割増の200億円にする計画だ。
インドでも15年中に工場を設ける。デリーやムンバイを候補に検討中だ。フランスでも今年からインバーターの生産を始めており、世界6拠点で生産する体制になる。
日本では年明けをメドに50億円を投じて鈴鹿工場(三重県鈴鹿市)の生産ラインを更新する。16年にも神戸工場(神戸市)から生産設備を移し、インバーターの主要部品などを集中生産する。海外拠点への供給を増やす。
インバーターは鉄道車両のほか、産業プラントやエレベーターなどに広く採用される。富士電機は自社生産する基幹部品のパワー半導体と組み合わせることで、省エネルギー性能の高さを特徴にしている。
インバーターを含む富士電機の電力制御機器事業の売上高は14年度で1800億円程度の見込み。海外には日本から輸出してきたが、現地生産を広げることで機械メーカーの多様な要求に早く応える体制にする。
富士電機は2015年、米国とインドでそれぞれインバーターの生産を始める。両国での投資額は合計で約50億円の見通し。インバーターはモーターの回転数の制御などに使う。海外では鉄道車両向けなどに需要が広がっており、現地生産で販売拡大を狙う。
来年4月、米バージニア州で延べ床面積5000平方メートルの工場を稼働させる。日本などから主要部品を供給し、組み立てる。米国での売上高を4年後をメドに約5割増の200億円にする計画だ。
インドでも15年中に工場を設ける。デリーやムンバイを候補に検討中だ。フランスでも今年からインバーターの生産を始めており、世界6拠点で生産する体制になる。
日本では年明けをメドに50億円を投じて鈴鹿工場(三重県鈴鹿市)の生産ラインを更新する。16年にも神戸工場(神戸市)から生産設備を移し、インバーターの主要部品などを集中生産する。海外拠点への供給を増やす。
インバーターは鉄道車両のほか、産業プラントやエレベーターなどに広く採用される。富士電機は自社生産する基幹部品のパワー半導体と組み合わせることで、省エネルギー性能の高さを特徴にしている。
インバーターを含む富士電機の電力制御機器事業の売上高は14年度で1800億円程度の見込み。海外には日本から輸出してきたが、現地生産を広げることで機械メーカーの多様な要求に早く応える体制にする。