〔15.3.20.日経新聞:企業1面〕
新日鉄住金など鉄鋼大手が豪英BHPビリトンなど資源大手から調達する原料炭価格は、4~6月期に1~3月期比で約6%値下がりする見通しだ。最大の鉄鋼生産国の中国での需要減速が価格下落に拍車をかけ、四半期ごとの交渉になった10年度以降で最安値となる。鉄鉱石価格も既に10年度以降の最低価格で決着済みで鋼材の値下げ圧力が強まりそうだ。
原料炭の価格は新日鉄住金やJFEスチール、神戸製鋼所など鉄鋼大手がスポット(随意契約)価格を参考に資源各社と交渉して四半期ごとに決める。
4~6月の調達価格は1トンあたり109ドル50セントとなる見通しで、同117ドルだった1~3月から7ドル50セント下落する。値下がりは3四半期連続となる。
経済成長の鈍化で粗鋼生産が減速している中国で原料需要が低迷する一方、資源大手の生産が高止まりして価格下落を招いている。
原料炭と同様に主原料として使う鉄鉱石も資源大手の増産に歯止めがかからない。鉄鋼大手の4~6月の調達価格は5四半期連続で下落し、1~3月比で11%安い1トン62ドルに決まった。
主原料価格は鉄鋼大手が自動車や電機といった取引先に販売する鋼材価格のベースとなる。
新日鉄住金など鉄鋼大手が豪英BHPビリトンなど資源大手から調達する原料炭価格は、4~6月期に1~3月期比で約6%値下がりする見通しだ。最大の鉄鋼生産国の中国での需要減速が価格下落に拍車をかけ、四半期ごとの交渉になった10年度以降で最安値となる。鉄鉱石価格も既に10年度以降の最低価格で決着済みで鋼材の値下げ圧力が強まりそうだ。
原料炭の価格は新日鉄住金やJFEスチール、神戸製鋼所など鉄鋼大手がスポット(随意契約)価格を参考に資源各社と交渉して四半期ごとに決める。
4~6月の調達価格は1トンあたり109ドル50セントとなる見通しで、同117ドルだった1~3月から7ドル50セント下落する。値下がりは3四半期連続となる。
経済成長の鈍化で粗鋼生産が減速している中国で原料需要が低迷する一方、資源大手の生産が高止まりして価格下落を招いている。
原料炭と同様に主原料として使う鉄鉱石も資源大手の増産に歯止めがかからない。鉄鋼大手の4~6月の調達価格は5四半期連続で下落し、1~3月比で11%安い1トン62ドルに決まった。
主原料価格は鉄鋼大手が自動車や電機といった取引先に販売する鋼材価格のベースとなる。