〔15.1.6.日経新聞:総合2面〕
政府の2015年度予算案は、社会保障費などの政策経費を税収などでどれだけ賄えるかを示す基礎的財政収支が改善し、赤字幅は14年度予算より3兆円超減らせる見通しだ。消費再増税は先送りしたが、企業業績の改善などで税収が回復するためだ。金融市場が注視する政府の財政健全化目標も、15年度予算案ベースでは達成できる見通しだ。
政府は14日に15年度予算案を閣議決 . . . 本文を読む
〔14.12.20.日経新聞:政治面〕
地方自治体の財政を支える地方交付税交付金の追加財源として政府は1兆円程度を確保した。法人税や所得税など国に入る税収の一定割合を同交付金にまわす仕組みで、企業業績の改善を受けて2014年度の税収が当初の見積もりを上回るためだ。来年1月9日にも閣議決定する14年度補正予算案に、同交付金の追加財源として計上する。
14年度当初予算で見込んだ50兆円の税収は . . . 本文を読む
〔14.12.10.日経新聞:政治面〕
大手格付け会社フィッチ・レーティングスは9日、日本国債の格付けを最上位から5番目の「シングルAプラス」から引き下げる方向で見直すと発表した。日本国債の格付けの方向性を「ネガティブ(弱含み)」とする。フィッチは消費税率10%への引き上げを延期したことが「格下げにつながるマイナス要因の一つ」と指摘した。 . . . 本文を読む
〔14.12.02.ロイター:コラム〕
Edward Hadas[ロンドン 1日 ロイター BREAKINGVIEWS] - マネタイゼーションを話題にするのは難しい。新たに発行された紙幣を国家債務の返済に充てるというのは、ほとんどのエコノミストや投資家、格付け会社の間では触れてはならない問題になっている。そこでムーディーズが1日に国債格付けを「Aa3」から「A1」に引き下げた日本のケースを考え . . . 本文を読む
〔14.12.03.日経新聞:マーケット総合1面〕
米ムーディーズ・インベスターズ・サービスによる日本国債の格下げから一夜明けた2日に日経平均株価は続伸し、連日で年初来高値を更新した。多くの市場参加者は衆院選を経た年末株高のシナリオを崩さず、ムーディーズが鳴らした日本の財政再建に対する警鐘にもどこ吹く風といった様子だ。いいとこ取りの「総楽観相場」に落とし穴はないのか。
「閑散に売りなしの格言 . . . 本文を読む
〔14.12.03.日経新聞:経済面〕
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは2日、三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行など邦銀5行と日本生命保険など生命保険2社の格付けを1段階引き下げたと発表した。日本国債格下げの影響が国債を大量に持つ金融機関にも波及した格好だが、日銀の金融緩和で長期金利は低いまま。邦銀の資金調達コストがすぐに高まるとの見方は少ない。
大手行や生保は日本国債を . . . 本文を読む