goo blog サービス終了のお知らせ 

RUNNING BEAR Ⅱ

くまこの日記です。コメントは承認制とさせていただきます。

大技に込めた想い。

2015-05-22 16:47:17 | NHK杯
前記事の試合記録をじ~~っと眺めていたら、本当に今回の航平君の試合の強さがじわじわと伝わってきました。

今回のEの合計は、54.4。

昨年の世選の個人総合決勝のEの合計が、53.365でしたから、1点以上高いわけです。


中国に0.1で負けた時に、「だからと言ってすぐに、じゃあDを上げようという風にはなりたくない。やはり日本はEで勝負しないと」というようなことを言っていましたよね。

現実的に、点数を上げるには、Dを上げるのが一番目に見えわかりやすいので、Eを上げて中国に勝つってすごく難しいことだなって、その時思いました。

実際、航平君は、最終的な演技構成はまだわからないですので、Dは変わってくると思うのですが、しっかり、Eを上げてきました。

しかも、Dの合計は、昨年の世選の個人総合38.6より0.1低いですが、しっかりその中には『日本の武器』である「リ・シャオペン」の成功と、4つの離れ技の安定感という二つの昨年よりも進化した部分を見せつけながらなのです。

ベルギー世選で、「美しさこそ強さ」という見出しが躍り、昨年は「難しいことを美しく」をモットーにし、もう十分に美しさのアピールが出来ている航平君ですが、更に今年は一段と安定感が増しているような気がします。

今年に入ってから、大過失は一つもないですね。
目立った減点は、全日予選の跳馬の美しすぎるラインオーバー^^くらいで。
それすらも、わずか3週間で修正して、今回はしっかり真ん中の線をまたいでいました(^^)。

最後の鉄棒なんて、最近は鉄棒のEがとてつもなく厳しいような気がしてるのに、あの佑典君ですら8.5なのに、9.0ですもん
ご本人、「めっちゃ出た~~!」と素敵な笑顔

やっぱりコバチ入れた方がE上がるんじゃないですか(笑)?
って、まあ冗談ですけど(^^)。(いや半分本気)

その『日本の武器』である「リ・シャオペン」には、もう何とも痺れるエピソード付ですし



内村航平、大技『リ・シャオペン』に込めた思いこちら

「跳馬は0・2、上げたいですね。0・2でもすごい大きいですから…。来年は『リ・シャオペン』、やりたいです」

昨年10月に中国・南寧で開催された体操世界選手権。日本は団体総合で中国にわずか0.1点差で敗れ、銀メダルに終わった。

その団体総合決勝があった日から4日後。最終日の種目別決勝に備えてのトレーニングを終えた内村航平を、体育館のゆかのマットに座って囲みながら、少人数で話を聞く時間があった。

「0・2」

内村が口にしたのは中国に勝つために足りなかった数字でもあった。昨年の世界選手権団体総合は、ホームタウンディシジョンがちらつく採点結果ではあったが、負けは負け。日本が銀メダルに終わったという厳然たる事実は覆しようもない。

ならば、もっと実力をつけるしかない。そのとき内村の脳裏に浮かんだのは、夏場の公開合宿では成功させておりながら、世界選手権には間に合わなかった『リ・シャオペン』という技だった。個人総合で前人未踏の5連覇を果たしたばかりのチャンピオンは、自らさらなる高難度技を身につけるという率先垂範で“打倒中国”を成し遂げてみせるという決意を示した。



「大学1年のときにやってみてから、僕の跳馬の終点は『リ・シャオペン』だと決めた。『ヨーツー』も、『リ・シャオペン』を跳ぶための練習だと思いながら取り組んできた。今、やり始めて8年、9年目。ようやく形になった」。チャンピオンは感慨深そうにそう言った。

この間、「リシャオペン選手本人の映像を100万回は見た」という。サラッと言うが、とてつもない回数だ。どうしたらうまく跳べるか、どういう跳び方が正解なのか、目を凝らし、ポイントを探りながらの100万回。これこそチャンピオンになる人間特有の底知れぬ探究心だろう。

こうして昨夏、内村は「今までは違う跳び方をしていたが、最近ひらめいて理解できた。手のつきかたが違った。体をひねる分、いかに早く(跳馬に)手をつくかが大事だった」と語った。試合で使うと決めたのは、技の本質を見抜いたと確信したからだった。


膨大な労力を割いて体得した『リ・シャオペン』。しかし、今の内村はそれを自分のものとは考えていない。「今日のような跳躍を続ければ間違いなく日本の武器になる」と言うのである。最初にこの技をやりたいと思ったころとは違う思い、違う責任感を王者は持っている。目指すところはあくまで団体での金メダル。努力はそのためにある。

「でもまだ、彼のような高さのある、余裕のある跳躍には届いていませんね。できれば本人にどうやってやるのか聞いてみたいと思っているんですけどね」




矢内さん(感涙)。
昨年の世選で、そんな話を聞いていたんですね。
そして、キングが試合で満足してその演技を実施した時に、その質問をして、そして、この記事を書こうと心に決めていたんでしょうか。

あの質問をしたのはもしかして矢内さんなのかな・・そんな気さえしてきました。

このWEB記事は、映像で言うと「情熱大陸」や、「栄光の架橋ふたたび」や、スポーツニュースで言うと2013年の全日予選後の「サタデースポーツ」とか(これは大好きすぎて外せない(笑))、そういうものに並ぶ、「内村航平」を語る上で大切な資料になる、素晴らしい記事ですね(*^-^*)。

お写真もとっても素敵ですし


スポーツコミュニケーションズこちら

佑典君の記事も、素敵ですね(^^)。
「苦手なあん馬、跳馬は、確実に成功させよう。平行棒、鉄棒は、失敗が許されないぞ。」
この、「失敗が許されない」という意識が、もう、航平君っぽいです(^^)。
チャレンジしていくという意識を、完全に脱して、背負ってますよね。
兄様とのハイタッチも、いい写真ですね(^^)。

そして、航平君については・・・

絶対王者は、この日も変わらず頂点に立った。内村はただひとり全6種目で15点以上をマークし、大会7連覇を達成。水鳥強化部長が「いつも通り。本当にすごい。ただただ圧倒された」と語るほど、その強さは異次元だった。


跳馬では全日本選手権の予選でも挑んだF難度のリ・シャオペンを決めた。2日前には「跳べなきゃいけない。最高の1本を出しておきたい」と意気込んでいた大技だ。着地で少し動いたものの、出来栄えを示すEスコアは9.350点をマーク。本人の感覚でも「全然違った。(跳馬に触れる時)ドスッと重い感じだったが、今日はサラッと触れたぐらい。いい具合に力を抜けていた」と自分のモノにしつつある。内村は「このままできるようになれば日本の武器になる」と胸を張った。


前人未到の世界選手権個人総合5連覇。内村は既に超人的な域に達しているとも言える。それでも究極の演技を求め、孤高の旅を続けている。それについて本人は「(究極かどうかは)自分で出せる答えじゃない。自分が突き詰めて、周りが評価するもの。答えがないから面白い。“とんでもないことをするな”と思われるように、これからも難度を上げていきたい」と、まだまだ上を見ている。視線の先はどこまでも高く、王座に安住するつもりはない。



監督さんの談話が少なすぎやしないかい?と思っていましたが、水鳥監督、ご登場です(^^)。
そういえば、試合のOAにも、登場されていましたね(^^)。

航平君、あなたはまた「内村航平という人は、私の期待を絶対に裏切らない。」という私の一番心の底にあるものを十分の満足させてくれて、そして、また沢山の胸キュンの矢を放ってくれました。
毎回、とんでもない人だと、思ってます



こうやって話しかけてるのかな(^^)。


メッセージ、ありがとうございます!
kuさん、試合観戦、お疲れ様でした!跳馬の時は、反対側にいたので、ポディウムで陰になって航平君の姿がほとんど見られませんでしたが、足踏みしながらストレッチポールを抱えるって、想像しただけで可愛すぎますが(^^)。萌え袖だったでしょうか(笑)。
ポディウムに駆け上がる航平くんは本当に素敵ですよね(^^)。
航平君はポディウムがとってもお似合いです。
そして、体操普及に一役買ってらっしゃいますよね!お友達が航平君の演技を生で見たら、しかも、アジア大会という国際大会で、国際仕様のキングオーラに触れたりしたら、もうそれは落ちること間違いないです。
来年は五輪ですしね。
体操ファンが増えれば、航平君は喜びますね(^^)。













祝☆7連覇。

2015-05-20 22:56:24 | NHK杯
航平君、NHK杯7連覇、おめでとうございます

沢山の記事が上がってますが、やはり航平君の言葉に勝るものなし(^^)。

協会さんが、またすぐにインタビューをアップしてくださってますので、そちらをまずピックアップ。

協会さんFBこちら

『今日は目標としていた跳馬と鉄棒でかなり良い演技ができたので、あとの種目も大きなミスはなく、Eスコアがかなりもらえました。このまま完成度を上げていって、世界選手権でも6種目団体で出ても良いように準備していって、しっかり団体の金メダルが取れるように頑張っていきたいと思います。』


「跳馬でかなりリ・シャオペンが良かったと納得しているようですが、ほぼライン上に乗るように真っ直ぐ跳んだり、着地も少し余裕が出てきたりと、全日本から比べてどの部分が修正され、どういったところが改善されたのでしょうか?」

『全日本選手権の時は、まだ立てるか立てないかわからない状態でやっていたので、少し勢い任せの跳躍になっていたのですが、今回はしっかりやれば絶対に立てるという余裕があったので、あまり勢いをつけずにしっかりロンダートの入りの部分を合わせるぐらいの助走でできたというところが全日本と違うところでした。前半部分でかなり余裕があったので、後半のひねりの部分でも、かなり余裕をもって着地できたかなと思います。』


「全日本の時より出来が良かったということで、手をつくところや周りの見え方も違ったのかということと、この感覚を定着させるには、1回できればここから先はもうクリアしたということになるのでしょうか?」

『感覚は全日本の時とは全然違いましたね。全日本の時は跳馬にドスッと重く、腕に乗っかる感じがしたんですが、今日はさらっと跳馬に触れたぐらいで、力が良い具合に抜けている感じがしました。特にやばいなとも思わなかったですし、全体的に余裕があったかな、という感じでしたね。これが練習でできるかは、少しまだ調子によります。練習の時は勢いも必要ですし、気持ちを入れないと毎回同じようには跳べません。試合での跳び方というのは今日でつかめたかと思うので、今日と同じように今後の試合をやっていこうかなと思っています。』


「先ほどの跳馬の話ですが、東京の世界選手権の頃からずっとリ・シャオペンへ意欲を見せていましたが、満を持した感じで大会で実際に跳べて、改めてのこの数年間の思いを教えて下さい。」

『ようやく難度を上げても力の配分が分かってきた感じがして、いままで結構ぜんぶ全力でやっていたので、跳馬も上げると難しいなと考えていたのですが、前半の種目で
あまり力を使わないでできているから、跳馬でしっかり難度を上げてもできるのかなと思いました。今日良かったからといって、かなり難しい跳躍には変わりないんですけど、ずっとこのままこの跳躍ができれば間違いなく日本の武器になるので、このままずっと安定させていきたいなと思います。』



「世界選手権に向けて長崎県民の方にメッセージをいただけますか?」

『国体の時もかなり盛大な応援をいただいたので、世界選手権だけじゃなくて、現役を引退するまでずっと応援してもらいたいなと思います。』


「内村選手へお伺いします。これから究極の演技を追求したいということでしたが、あと何ができれば究極になるのかということと、東京オリンピックの団体が5人から4人に減って、個人総合が強い日本には有利な部分になるとは思うのですが、ルールの変更について感想があれば教えて下さい。」

『何ができれば究極か、というのは自分で出せる答えではないので、とりあえず自分が思う究極を突き詰めていって、周りが見て判断することだと思います。自分でこれが究極だと思っていても、それを見てみんなが究極じゃないといえば究極じゃないと思うので。そこは答えが出ないから面白いのかなと思うし、みんなが「とんでもないことをするな」と思うことを、これからもやっていければ良いかなと思います。さらにまだまだ難度も上げていこうかなと思っているので、体に負担がかからないような練習でしっかり難度を上げていって、完璧に演技ができれば良いのかな、それを追求していきたいなと思っています。東京オリンピックに関してはまだまだわからないので、有利になるのかどうかは他の国も同じですし、1人減ったのでかなりしんどいと思います。「代表に入れれば良いな」ぐらいを思っていますが、とりあえず今はリオのことしか考えていないです。』


「全日本の予選の時には難度は下げて跳馬と鉄棒がうまくいったことで他の下げた部分を上げたりする部分がやりやすくなったりとか、次のアジア選手権や世界選手権ではいかがですか?」

『ゆかとつり輪と平行棒に関してはもう少し上げられるなと思ったんですが、どうしても平行棒を上げてしまうと全体のバランスが崩れる気がします。全日本の種目別もあるので、そこで試せる種目があればやってみようかなと思っています。』


「1番最初にリ・シャオペンにトライし始めて、その頃からビデオを見たり実際に跳んだり、どのくらいの時間を費やしたのかというのと、先ほどそれが日本の武器になるとおっしゃっていて、自分の武器になるとおっしゃらなかったのが団体への思いにつながっていると思うので、そのあたりを重ねてお伺いしたいです。」

『練習し始めたのは大学に入ってからですね。大学1年の時に「ちょっとやってみようかな」と思って、やってみたら一応できたんですけど、全然使えるレベルじゃなくて、いまとやり方も違っていました。でもそれから「跳馬の終点はリ・シャオペンだ」と決めて、ヨー2もリ・シャオペンを跳ぶための練習だと思いながら試合で跳んでいって、ここに来て8、9年ぐらいで、ようやく形になりました。

リ・シャオペン選手本人の映像はたぶん100万回以上見ていると思います。それでもリ・シャオペン選手の高さ、余裕のある跳躍にはまだまだ届いていないので、できれば本人にどうやるか聞いてみたいと思っているんですけど。とりあえず今日良い跳躍ができたので、団体戦でしっかり6.0ではなく6.2を安定して跳べれば、1人難度を下げたとしても、「リ・シャオペン跳ぶ人がいるから大丈夫か」ぐらいの感じで任せてもらっても良いのかなと思います。できればもう1人リ・シャオペンを跳べる選手が欲しいな、いたら良いなと思っています。』



「去年の(国体の)経験者として田中選手に一言感想、アドバイスをお願いします。

『初めは正直、世界選手権の直後に試合をしなければいけないというので僕はちょっと反対してたんですけど、どうしても出てほしいと言われると、押して押して押されて負けました、みたいな感じだったんで。でも演技をしていてかなり反応も良かったですし、あんなに地元の人が見に来てくれるとは思っていなかったので、かなりの方に恩返しができたかなと思います。体操の魅力というものもかなり伝えられたかと思うので、絶対出たほうが良いとは思うんですけど、体には十分気をつけてください。』






このインタビューや、いろいろなWEB記事を読んでいると、航平君のあまりのすごさに、「この人は本当に天賦の才を与えられたごく限られた人なんだな」とか、「体操の申し子というのはこういう人のことを言うんだな。」とか、あまりに抽象的な言葉で片付けてしまいたくなります。
そうでないと、説明がつかないほど、すごいですよね。
でも、航平君がやってきたことは、そんな抽象的なことでも、派手なことでもない。
普通の大学生で、普通に社会人になって。
何かすごいプロジェクトに参加して鍛えまくったわけでも、世界に出て、すごい指導者についたわけでもなく。
ただひたすら、心に決めた技の動画を何回も何回もみて、ただひたすら毎日練習をする。
そんな地道な毎日の積み重ねなんですよね。

8年間のぶれない想い。
100万回以上見たというご本人の動画。

ものすご~く単純に計算すると、おおよそ毎日1時間くらい、繰り返し繰り返し、「リ・シャオペン」を8年間見続けたことになります。

悔しい0.1差で負けた昨年の団体戦。
それをひっくり返すことが出来る0.2という価値点を、8年間温め、憧れつづけ、練習し続けてきた大技で上げていくことで勝負に出る日本のエース。
それも、自分のためでなく、チームメイトのために。日本のために。

去年の世選で、完ぺきなヨー2を跳んだことが、満を持してこの大技への挑戦することを後押ししたのではないかなと私は思ったのですが、まさにこのタイミングで引き出しを開けることになるとは。

内村航平という選手は、本当にドラマティックです。

もう、やっぱり、「体操の神様に愛されてる」という言葉で片付けるしか、他の言葉が見つかりません。


そして、そのドラマはまだまだ終わりでなく、これからもたくさんのドラマが待っていることを予感させてくれる言葉が、航平君のインタビューの中にはたくさん詰まってます(^^)。


『出来ればもう一人、「リ・シャオペン」が跳べる選手が欲しい。』

ケンケン、「ぼ…僕?」って思ったかな(笑)。


公開練習記者会見。

2015-05-20 17:31:23 | NHK杯


協会さんFBよりお借りしました。


『全日本からあまり期間がない中、自分なりにしっかり調整できたと思うので、先ずは自分の演技をしっかり6種目やりきるということを目標に頑張りたいと思います。』


「Q:全日本の時にはモチベーションを保つ難しさとか勝ち続けていることの難しさとか仰っていましたが、現時点での気持ち、モチベーションは?」

『会場にポディウムが組まれているので、世界選手権と同じ仕様でできます。モチベーションに関しては、今回は問題ないのかなと思っていて、今日の練習もすごく良く動けていました。あとはしっかり疲れを残さずに試合の日を迎えられればいいなと思います。』


「Q:既に内村選手だけ代表に決まっていて、この大会で決まるメンバーもいます。打倒中国の目標に向けて、仲間が決まっていくっていうこの大会はどういう思いで、ほかの選手の演技を見てるんでしょうか?」

『そうですね、まぁ順当にいけば個人総合の枠はこのままいくんじゃないかなと思っています。そういった代表に入ってきそうな選手には代表に入ってからもしっかりやってもらいたいと思っているので、まずNHK杯からしっかりミスのない演技をしていって欲しいなという、期待の目で見ようかなと思っています。』


「Q:いま代表のお話が出ましたけど、チームメイトの田中選手について、今回個人総合で入れるところに手が届いています。そういった変化とか成長をどう見てますか?」

『昨年の世界選手権前ですね、社会人選手権前くらいから、なんかすごく、何て言うんでしょうね、自信を持ったじゃないですけど、「試合で良い演技をするためにはこういう練習をしていけばいいんだ」ということを、しっかり自分で目標を持ってできていたんだと思います。それであぁいう結果が残せて、自信がついていまの位置にいるんだと思っています。

合宿でも「ついてきている」感じがあったので、僕もなんかすごく刺激を貰いましたし、高校の時に初めて一緒にナショナルチームに入ったのも佑典だったので、なんかすごく嬉しいですね、そうやって彼が頑張ってくれると。』



「Q:ゆかから始まるローテーションの中で、跳馬のリ・シャオペンを組み込んでいくということは、NHK杯の跳馬に先を見据えてどんなことにポイントを置いているのでしょうか?」

『練習でも転倒はしてないので、今回のNHK杯はかなり自信を持って跳べそうな気がしています。ゆかからのローテーションだろうがどこからだろうが、跳べなきゃいけないので、特に気持ちでカバーできればしっかり跳べるはずです。試合で良い跳躍がまだ1回も出ていないので、先ずは「しっかり試合で自分の中で最高の1本を出しておきたいな」って思っています。それが次の試合に繋がるかなって思います。』


「Q:今度の日曜日の演技構成は全日本の予選の演技構成をされるのでしょうか?」

『ちょっと落としています。ゆかは世界選手権の時と同じ6.6に0.1落として、平行棒はドミトリエンコを抜いて6.2で、あとは予選の時と一緒です。』


「Q:この前の全日本の決勝の時に体の疲れが多かったということでしたけど、予選のあの演技をやって、回復具合はこれまでと違ったのでしょうか?」

『全日本が終わってからすごく体の調子も良くなって、試合勘もかなり戻ってきたと思います。やはり春先の全日本に合わせるということが本当に難しかったので、このあとの試合はスムーズに合わせていけるんじゃないかなと思います。』


「Q:リオに向けても今年は演技を完成させるシーズンだと思いますけどけど、全日本ではリ・シャオペンを確かめたかった、成功させたかったという狙いがあったと思います。この大会では、どういった狙いがあって、何か確かめたいことがあるのでしょうか?」

『3週間しかなかったので、少し演技構成を抑え目にしているんですけど、やっぱり跳馬と鉄棒は「しっかり通しておきたいな」っていう気持ちがあります。構成は変えずに「しっかり成功させたいな」っていう目標があるので、先ず「跳馬と鉄棒をしっかりやり切る」っていうことですね。』


「Q:今年やっている構成もまだ自分では完璧にできてないということですか?」

『結構良い演技はできてきているんですけど、やはり離れ技を1個増やしているので、落下のリスクも以前よりは高くなっています。どんな気持ちのモチベーションでも、「しっかり7.1が通せるようにしておきたいな」っていうのがありますので、まぁ、鉄棒ですね。』


「Q:気が早いかもしれないけど、去年キャプテンされて今年も似たような感じで引っ張って行かれると思いますが、日本代表を全体で見たときに、つり輪とかいろいろ課題がある種目もあると思います。上3人はだいたい固まっているのではないかと仰ってましたけど、この種目でこういう選手が出てほしいとか、リオに向けて、世界選手権に向けて、何かありますか?」

『そうですね、まぁつり輪は確かに2点くらい離されるので、つり輪で点数を取れる選手がいればかなりありがたいんですけど、実際試合をやってみないことにはわからないことです。

日本はどんな選手が選ばれても、金メダルにいちばん近いチームだと思っているので、先ず昨年同様、18演技しっかりミスなく揃えるっていうことから始めていかないと。点数をどうこう考えているようじゃ、まだ勝てないのかなっていうところはあります。試合で自分の演技がどれだけ出せるかが問題なので、先ずはそこを作り上げるために、合宿でいろいろやっていかないといけないのかなと思います。』






すごく細かい部分の質問が結構あって、読みごたえがあります(^^)。
航平君自身、0.1で負けたので、綿密な計算をして勝つ方法を探っていると思いますが、最終的にはそこではなくて、「自分の演技をしっかり通し切る」ということが一番大事だという航平君。
「点数をどうこう考えてるようじゃ勝てない。」という言葉は、重いですね。

本当に、何もかもが世界一。練習量も、強いメンタルも、体操への強い思いも。

ポディウム・・・。
航平君は、ポディウムが本当に似合います(^^)。
ポディウムが似合うって変だけど(笑)。

WEB記事追加。

2015-05-16 13:24:35 | NHK杯
協会さん、練習動画を公開してくださいましたが、インタビューはまだアップしてくださってないですね。
お待ちしております

しかし、割と会見の内容が詳しく出ているWEB記事がアップされてました

王者の貫録見せる内村「期待の目で見る」こちら


――NHK杯への意気込みは?

『全日本からあまり期間が無い中で、自分なりにしっかり調整できたと思います。まずは自分の演技をしっかり6種目やり切ることを目標に頑張りたいです。』


――大会に向けてモチベーションは?

 『会場にポディウム(試合用の台)が組まれていて、世界選手権と同じ仕様でできるのでモチベーションは問題ないです。今日の練習もすごく良く動けていたので、あとはしっかり試合の日に、疲れを残さず迎えられればと思います。』


――今大会で男子は2人代表が決まります。

『順当にいけば個人総合の枠は、このまま(全日本個人総合選手権の上位メンバーが)いくんじゃないかなと思っています。代表に入ってきそうな選手には、NHK杯からしっかりミスの無いような演技をして欲しい。そういう期待の目で今回は見ています。』



――田中佑典選手が全日本個人総合で2位と、代表選考で良い位置にいます。田中選手の成長についてはどのように見られていますか?

『昨年の世界選手権前や、社会人選手権前ぐらいには、試合で自分が良い演技をするためにはこういう練習をしていけばいいという目標をもってやっていました。結果が残せ、自信がついているので、今の位置にいるのだと思います。刺激をもらっていますし、高校の時、初めて一緒に日本代表に入ったのも佑典だったで、彼が頑張っているのはすごくうれしいです。』


――跳馬の「リシャオペン(最高難易度の技)」ですが、NHK杯でも挑戦しますか?


『練習でも転倒はしていないので、今回のNHK杯でもかなり自信を持って跳べそうな気がしています。ゆかからのローテーションだろうが、どこからでも跳べないといけないですし、気持ちでカバーできれば跳べるはずだと思っています。試合でいい跳躍が一回も出てないので、まずはしっかり試合で自分の中の最高の一本を出しておきたいです。』


――体の疲れ具合は?

『全日本が終わってから、体の調子も良くなりました。試合勘もかなり戻ってきています。やはり春先の全日本に合わせるのは難しかったです。この後の試合はスムーズに合わせていけるんじゃないかと思います。 』





航平君に対する質問が、まるで監督さんに聞くような質問じゃないですか?
そして、航平君も、代表に入ってくるなら、内容もしっかり見させてもらうぞ、とプレッシャーをかける(^^)。

プロ野球にも、選手兼監督、という人がいますが、そういう人みたいです(^^)。

逆に、もう少し日本代表監督に、お話を聞いてもいいのではないかと(^^;

佑典君や加藤君のインタビューも読んで、モチベーションってホントすごく大きな割合を占めるんだなって思いました。

航平君は、ほんと、いつもぶれない。
見つめる先がいつでも一緒です。
それって、一番難しいことなんだろうな。

しかもそれを周りからの刺激ではなく、自分自身で持っていかなくてはいけないんだもんなあ~。


内山由綺ちゃん(^^)。
相当負けず嫌いな言葉が沢山出ています。
こういう女の子、大好きです(*^-^*)。



そして、こちらの記事も。

田中佑&加藤、攻めの姿勢で代表権獲得へ ~NHK杯体操~こちら


佑典君は、種目別でも代表入りは狙えると思いますが、ぜひ、NHK杯で代表切符を手にして欲しいです(*^-^*)。
ひとりきり代表が決まってる孤独な王者は、結構寂しがり屋さんですから(笑)。


『NHK杯で入ってくるオールラウンダーは、当然、内村とともに軸となる選手だ。その自覚と実力を兼ね備えた男が、グラスゴーで戦う資格を得る――。』


今日も航平君が怪我なく、調整できますように





公開練習。(追記あり)

2015-05-15 18:26:42 | NHK杯
第一報が入りました\(^o^)/

体操 内村「自分の演技を全種目で」こちら動画上がりましたあ~

体操のNHK杯が17日に行われるのを前に、大会7連覇がかかる内村航平選手は「自分の演技をすべての種目でやりきりたい」と、意気込みを話しました。

内村選手は跳馬の練習で、全日本選手権の予選で成功させた高難度の大技「リー・シャオペン」に取り組み、安定した着地を決めるなど、状態のよさをうかがわせていました。内村選手は「『リー・シャオペン』は試合で最高の1本を跳べていないので、NHK杯で出したい。しっかり調整できているし、自分の演技を6種目すべてでやりきりたい」と意気込みを話しました。


第一報入るまで、ほんと心配で(何せ沈黙のキングなんで^^)、何度もWEBチェックしましたが、とても調子も良さそうで、とっても嬉しいです

『試合で最高の1本を』

『6種目すべてでやり切りたい。』

「リ・シャオペン」、跳んでくれそうですね(^^)。



余裕の“絶対王者”内村、他の選手に「ミスのないような演技を期待」こちら

すでに代表入りを決めている内村航平や、今大会での代表入りを目指す田中佑典(ともにコナミ)らが会見。絶対王者でもある内村は、「(代表入りしそうな選手に)ミスのないような演技を期待したい」と余裕の表情を浮かべた。


余裕の表情(*^-^*)。
夜のSNで見られますように

佑典君の強い気持ちも、会見で現れていますね


連覇目指す内村「調子、試合勘戻ってきた」こちら

すでに代表内定を決め、全日本個人総合との2冠に臨む内村は、全日本との試合間が約3週間と短い中でも「全日本が終わってから、調子、試合勘共に戻ってきた。この大会にも合わせていけると思う」と順調な仕上がりであることを示した。
 また同時に、「代表に入ってきそうな選手には、NHK杯でもしっかりとした演技をして欲しい」と、代表チームで共に戦う選手たちの活躍に期待を寄せた。




素敵ですね

また新しい記事が上がったら、追記します


<追記>

17日からNHK杯、内村「6種目やりきる」こちら

大会7連覇がかかる男子の内村航平(コナミ)は「自分なりにしっかり調整できた。まずは自分の演技を6種目やり切ることが目標」と絶対王者の貫禄を見せた。

 内村は4月の全日本選手権で8連覇を達成し、すでに世界選手権代表が決定。今大会では全日本選手権の予選で初披露した跳馬の大技、リ・シャオペンに再挑戦する予定で「試合の中で最高の1本を出しておきたい」と意気込んだ。





NHKさんの記事に、動画が追加されました(^^)。こちら


「リ・シャオペン」、しっかり跳んでますね(^^)。
着地は真ん中(^^)。
やっぱり航平君はすごいなあ~







今回、髪は少し耳が見えて短めですね(*^-^*)。

そして、協会さんからも、動画が





「こーへーを探せ!」A難度(^^)。


そんな嬉しいニュースの数々の中、こんなニュースも・・・

団体4人を正式決定=東京五輪の体操こちら