「よろしくお願いします。内村です。」
「うすうすこのままじゃたぶん無理だなというのがあって」
「どうにか出来るように考えを変えて欲しいなと僕は思います。」
今年最初の航平くんは、スーツ!
何かスーツを着るお仕事でも他にあったのでしょうか。珍しいですよね(*^。^*)。
ロンジンさんの広告動画とかあんなに攻め攻めな表情をするのに、このはにかんだ登場の仕方ったら
穏やかにインタビューが始まります。
航平くんが、東京オリンピックが今は見えている、と言ってくれたのがとても嬉しい
代表選考会がとても厳しい条件であることは間違いないけれど、そこを戦い抜き、先に進む道が見えているということですもんね。
出場するだけでなく、五輪でどういう闘いをするかまで見えているからこその言葉です。
そして、11月の国際大会での航平くんの言葉がまた取り上げられます。
この時の航平くんは、感染対策のために黒のマスクをしているのですが、なんだかカッコよくなってしまうのはなぜ(笑)?
インカムとか、道具を付けるとカッコよくなる法則(笑)。
マスクをすることで目が強調されて、航平くんの気持ちのこもった力強いキラキラな瞳が、より一層この言葉に力を与えていたような気がします。
この言葉を言うのに怖くなかったですか?という質問。
私も、それは思いました。とても心配しました。たくさんの批判にさらされてしまうのではないかと。
ここで言っちゃうの?大丈夫なの?って。
でも、航平くんはそんな私の心配の遥か彼方にいる人でした。
あえて、この場を選んだと。SNSとかで言っても響かないと。
批判があるかもしれないことも、承知の上ですね。すべてを背負う覚悟です。
オリンピックの変遷で、懐かしい映像が流れると、北京ではいつもなぜかくすっと笑えるほどほんわかさせられて、ロンドンの映像は目頭が熱くなります。今でもです。何度もそのシーンは見ているし、個人総合で金メダルを獲った嬉しい瞬間なのに、いつも泣きそうになるのです。
ふっと息を吐いてポメルを握り見つめたあん馬から始まった6種目。終わって見ると圧勝だったけど、あの状態で勝つことが出来た航平くんは、やっぱり凄かった。なんて、あの一瞬の映像で思い返してしまうほど、ロンドンは感慨深いです。
どん底から這い上がるって航平くんはさらっと言ったけど、ほんとにどん底から這い上がったなあと思います。
全日本で予選落ちをして代表に入れなかった2019年。
オリンピックの前年は大切な年だと航平くんはずっと言ってきて、その年に代表入りが出来なかったわけです。
結果が出ないことが大きく報道されてしまうって、それだけ期待されているというか注目されてはいるんだけど、辛いですよね。
でも、そこから悩んで考えて考えて考えて、そして這い上がってきました。
その裏でどれほどの努力と踏ん張りがあったのかと思うと、ほんと胸キュンでしかありません。
そして、しっかりとファンに希望と勇気を与えてくれるところまで持ってきてくれた。
やっぱり、漫画以上に漫画な人です