RUNNING BEAR Ⅱ

くまこの日記です。コメントは承認制とさせていただきます。

おはよう日本(2021/1/7)

2021-01-08 21:30:08 | レポ

「よろしくお願いします。内村です。」






「うすうすこのままじゃたぶん無理だなというのがあって」














































「どうにか出来るように考えを変えて欲しいなと僕は思います。」









































今年最初の航平くんは、スーツ!
何かスーツを着るお仕事でも他にあったのでしょうか。珍しいですよね(*^。^*)。
ロンジンさんの広告動画とかあんなに攻め攻めな表情をするのに、このはにかんだ登場の仕方ったら
穏やかにインタビューが始まります。

航平くんが、東京オリンピックが今は見えている、と言ってくれたのがとても嬉しい
代表選考会がとても厳しい条件であることは間違いないけれど、そこを戦い抜き、先に進む道が見えているということですもんね。
出場するだけでなく、五輪でどういう闘いをするかまで見えているからこその言葉です

そして、11月の国際大会での航平くんの言葉がまた取り上げられます。
この時の航平くんは、感染対策のために黒のマスクをしているのですが、なんだかカッコよくなってしまうのはなぜ(笑)?
インカムとか、道具を付けるとカッコよくなる法則(笑)。
マスクをすることで目が強調されて、航平くんの気持ちのこもった力強いキラキラな瞳が、より一層この言葉に力を与えていたような気がします。
この言葉を言うのに怖くなかったですか?という質問。
私も、それは思いました。とても心配しました。たくさんの批判にさらされてしまうのではないかと。
ここで言っちゃうの?大丈夫なの?って。
でも、航平くんはそんな私の心配の遥か彼方にいる人でした。
あえて、この場を選んだと。SNSとかで言っても響かないと。
批判があるかもしれないことも、承知の上ですね。すべてを背負う覚悟です。

オリンピックの変遷で、懐かしい映像が流れると、北京ではいつもなぜかくすっと笑えるほどほんわかさせられて、ロンドンの映像は目頭が熱くなります。今でもです。何度もそのシーンは見ているし、個人総合で金メダルを獲った嬉しい瞬間なのに、いつも泣きそうになるのです。
ふっと息を吐いてポメルを握り見つめたあん馬から始まった6種目。終わって見ると圧勝だったけど、あの状態で勝つことが出来た航平くんは、やっぱり凄かった。なんて、あの一瞬の映像で思い返してしまうほど、ロンドンは感慨深いです。

どん底から這い上がるって航平くんはさらっと言ったけど、ほんとにどん底から這い上がったなあと思います。
全日本で予選落ちをして代表に入れなかった2019年。
オリンピックの前年は大切な年だと航平くんはずっと言ってきて、その年に代表入りが出来なかったわけです。
結果が出ないことが大きく報道されてしまうって、それだけ期待されているというか注目されてはいるんだけど、辛いですよね。
でも、そこから悩んで考えて考えて考えて、そして這い上がってきました。
その裏でどれほどの努力と踏ん張りがあったのかと思うと、ほんと胸キュンでしかありません。
そして、しっかりとファンに希望と勇気を与えてくれるところまで持ってきてくれた。
やっぱり、漫画以上に漫画な人です






GOING!シニア。

2019-09-03 21:17:59 | レポ

『試合が終わった後の気持ちとしては、気持ちを切らさずに最後まで出来たっていうのは、全日本から比べるとそこだけは良かったかな~と思うんですけどね。』




<4月の全日本>

ー東京オリンピックについては
『夢物語ですね。今じゃ、無理ですね。』


『ただ、終わったな、って感じです。』
この時の自嘲気味な笑い、笑っているんだけど笑っていない、そんな表情が、今見ても胸が痛い

<7月体操教室>

『今のは失敗ですよ~。』


『ほんとは持たなきゃいけないんです。でも、落ちちゃったので失敗です。』

この時の航平君は、ほんと、いい顔してる(*^。^*)。



<8月シニア大会>

ー鉄棒の演技について水鳥監督は・・・。

「もしあの時、前方に回ることが出来ていたら、15点という得点が、見えてたなあという風な。世界でも鉄棒で15点取れれば、メダル、もしかしたら金メダルも狙えるっていうくらいのスコアなので」




「(平行棒の降り技を)ほかの技に変えることで、肩にも優しい、そして点数も出るという、スマートな闘い方が出来るんじゃないかなと思います。」

スマートな闘い方(^^)。

ーそして、水鳥監督が絶賛したのが・・・


ゆかの演技。

「最後の3回ひねりで、なかなか止まらないっていう時期が、かなり長くあったっていう僕は印象があるんですけど、3回ひねりをしっかりと着地が狙える状況まで、体力であるとか演技の完成度を高めているというのが、最近のゆかの中ではとてもいい状態まで仕上げられてる。」




「怪我なく、順調に作っていけるかというのが今後の課題だと思うので、そこさえしっかりとクリアできれば、日本の軸として、戻ってきてくれるんじゃないかなという風に思ってます。」


『もちろんオリンピックはあきらめちゃだめだし、諦めきれないし、』


『必ず行きたいっていう想いはあるので。』


『Dスコアを上げて、完成度を高くするっていう。それが出きれば世界一に絶対なれるし。』

試合後の航平君の言葉が一番聞きたくて。
航平君のことだから、あの結果で満足するようなコメントは絶対に出さないと思っていたけれど、「話にならない」っていう文字を見てるのはやっぱりつらくて。
だけど、この映像を見たら、嬉しくなった(*^。^*)。
前を向く航平君の姿
必ず行きたい、という強い気持ち
そして、何よりも、水鳥監督の言葉が、私は一番うれしかったのです。

航平君は、ロンドンの後、チーム日本を作るために、たくさん考えて、そして、大切にチームを作っていきました。
必要な選手たちが怪我をしたり、心が折れたり、そんなときに、直接だったりメディアを通じたり、「お前が必要だ」と発信し続けて、辛い道のりをみんなが歩いていけるよう、呼び続けました。
「お前が必要だ」という言葉の威力って、ものすごいものがあると思うんですよね。

4月の全日本で代表入りが叶わなかったときに、航平君には、航平君がいないんだ、と思いました。心が折れかけた航平君に、誰が「お前が必要だ」って言ってくれるの?って。
それは、水鳥さんだったんですね。

緊迫する場面で任せられるのは内村選手だと言ってくれたり、今回も、軸として戻ってきてくれる、と言ってくれたり。
この信頼は、航平君にとってものすごく大きいのではないのかな~と、そう嬉しくなりました。
だからこそ、今回、航平君は6種そろえたい気持ちが強かったに違いないです。
航平君と水鳥監督の絆。それを強く感じたシニアの試合でした。










GOING!五輪1年前SP。

2019-07-27 22:24:32 | レポ
冒頭はイベントの様子を(*^。^*)。






こんなすごい人で、2階、3階からもたくさんの人が覗いていましたよ(^^)。


オリンピックのメダル獲得数1位は!体操!



中でも現役最多7つのメダルを獲得したのが、内村航平。


その内村が一番思い出に残るメダルとは。


「北京の個人総合の銀じゃないですかね。」


「あん馬で2回落下して、」


「あそこから何があってもあきらめないっていう精神をずっと持ってるので。」
















「北京の時は初めてだったんで、」


「オリンピックをそこで知れたというのは、東京を目指すうえでかなり」


「自分の上ではいい経験というか」


「あれがなかったら今がないというところがすごく感じますね。」


水鳥監督が選ぶ内村選手の一番のシーンは。


「リオの個人総合の着地を決めきったというあの強さ。」








「もしかしたらずっと見えてるんじゃないかなっていうくらい」


「床面を確認する作業が出来てる。だからこそ、自分が最終的にどれくらいの角度で立てばいいかということがわかりやすいというか。」






「やっぱり諦めきれないなという気持ちが沸きあがってくるので」


「今突き動かすものは、それだけですね。」




「東京オリンピックでは、絶対に失敗できない、普段よりプレッシャーがかかる可能性が高いっていう中で、」


「じゃどんな選手に任せたいかって思ったら」


「やっぱり内村選手が筆頭に上がるんじゃないか」


「どうしても出たいですね。東京オリンピックに。」


「人生史上、最も奇跡に近い出来事に挑んでる。」

航平君が一番印象に残るメダルは、リオの団体金だと思っていましたが、北京の銀メダルでしたね(*^。^*)。
手首がすごく痛くて、2回の落下で済んでよかったと言っていたあん馬。
そこからの大逆転劇。
自分が世界のどの位置にいるのかがわかったっていうコメントを読みましたが。
決してそこで満足することなく、具志堅先生とは色が違うのでまだ継いでないです。ロンドンでは金になるように頑張りますと言っていた航平君は、キラッキラでしたね。

水鳥さんのコメントは、嬉しかった(*^。^*)。
全日前の試技会で、「今年は代表に入れないかもしれないです」と監督に言ったという航平君。監督も、まさかそこまでは予想していなかったかもしれない。ずっと航平君を軸にオーダーを組んできたんですもんね。
監督が選んだあのシーンは、監督として、というより、体操選手(だった)として、あそこで決められるって本当にすごいと心からのリスペクトのような気がして。だからこそ、東京にいて欲しいと思っていて、航平君ならそれが可能だと信じてくれている気がします。

どうしても出たいと静かに、でも、奥に熱いものを秘めて語る航平君が見られて、本当に嬉しい。
航平君が挑戦を続ける限り、航平君を信じて、全力で応援します(*^。^*)。






1 Year To Goイベントレポ。~その2

2019-07-27 16:21:40 | レポ
ー東京オリンピックまであと1年と近づいてまいりましたが、内村選手、どうでしょう?最近では”叶えられる夢以上”とも語ってくださいました。状態としてはいかがですか?

「今年が一番ね、ダメな年なんで、春先の試合からうまくいってないので、正直、オリンピックに出れるという風に自信をもっては言えないんですけど、これからだと思いますし、肩の具合もかなり良くはなってきているんですけど、絶対に出たいという気持ちがあれば必ず出られるというか、過去3大会そういう風にやってきたので、自分に自信を持つと言いますか、その気持ちだけで頑張ろうかなと。あと1年間。」

ー復帰戦、シニアが控えていますが。

「どの種目も、基本的には痛みがないとは言い切れないんですけど、良くはなってきているんですけど、体にかなり負担のかかる競技なので、ここで無理すると、来年また痛い状態になるので、今は無理せずに8月末の試合に向けて最低限演技ができるように作り上げていこうかなと思います。」

ー若手にどんな背中を見せていきたいなと思いますか?どのように牽引していきたいというか。

「正直、今の自分の状態では、そこもまだ言えないかなという感じなので、すでに今まで一緒にやってきた若手の選手には、託してるつもりなので、今年はドイツで世界選手権があるんですけど、そこに出る経験者の選手がそういう部分も背負ってやってくれるはずなんで、そこは、日本代表としての誇りといいますかそれをしっかり持ってやって欲しいなと思います。」

ー若手の活気も刺激になりますね。

「そうですね。なかなか体も動かなくなってきてるので、若い選手の素晴らしい演技を見て刺激をもらってます。」

-体操を見に来る方から、どんなエールを頂きたいなと思いますか?

「体操ってオリンピックの時しか見ないとか、っていう声をかなり聞くんですよね。それを僕はちょっと悲しいなと思うので、毎年毎年世界選手権もやってますし、テレビでもいいので見て欲しいなというのと、何かを、エールを頂くというより、ただただ見て欲しい。必ず何かを感じますので。出来れば試合会場に見に来てほしいし、テレビで見るのと会場で見るのとまた違いますし、音とかもそうですし、高さも思っていたより高かったりとか、演技してるとすごく大きく見えるんですけど、選手の身体、実際はちっちゃいんですよね。そういうのも多分感じれると思うので、とりあえず見て欲しい、その想いだけです。今は。

ー世界も、中国、ロシア、強豪ぞろいだと思いますし、日本も負けられないですよね。

「そうですね。なかなか厳しい闘いにはなると思うんですけど、まあ日本でオリンピックあるからにはやっぱり勝たないといけないんで、そこに向けて今年はかなり重要になるかなと思います。」

ー最後に集まってくださったみなさんにメッセージを。

「いつも試合会場に来てくださってる皆さんもいると思うんですけど、まずは見たことない方は見ていただいて、何かを感じるはずなので、僕らも何かを伝えなきゃいけない、演技で伝わるようにしなきゃいけないと思うんですけど、東京オリンピックがどうとかよりは、体操はかなり素晴らしい競技だと思っているので、是非見てください。」

最後に大きな拍手、大きな歓声でした(*^。^*)。




この後セレモニーがあって、オリンピックパラリンピック組織委員会の森会長や、知事や市長などのお偉方と並ぶ場面があって、森会長は自ら航平君に話しかけて握手をしていました。「調子はどう?頑張ってね」とでも言われたのかなという雰囲気でした。
航平君はオリンピックの顔なのだな~と感じる場面でした。



1Year To Goイベントレポ。~その1

2019-07-27 15:17:33 | レポ


「みなさん、こんにちは。(こんにちは~というすごい声援に照れたように少し笑いながら)どうもよろしくお願いします。」

ーご覧いただいたように、”KING”と書かれたTシャツだったり、イラスト入りのフラッグがあったりとか、なんだか試合会場みたいですね。いかがですか?

「え~~~。正確には、”元キング”です。」

ー黄色い声援がすごいですね。そんなことないですよね。皆さんにとってのKINGですから。

「あ、でも、”元キング”です。」

ーそのね、遠慮されるところが素敵だと思いますが。やはりこういう皆様のパワー、エールというのは届いていますよね。

「それはもちろんそうですよね。(会場の言い終わらないうちの”きゃ~”という歓声に)かぶせ気味にありがとうございます。」

ーここ埼玉でも、4競技が行われるのですが、内村選手は九州出身でいらっしゃるんですよね。

「はいそうです。」

ーここ埼玉、日本で行われるオリンピックというのをどのようにとらえてらっしゃいますか?

「まるで実感がないですね。今まで3大会出てきて、いつも飛行機で移動して、自分の知らない国というか全くわからない国で試合をしたりっていうのがほぼほぼだったんで、なんかこう、車で行ける距離でオリンピックがあるというのは全く実感が沸かないし、どれくらいの人が見に来るだろうとか、日本の選手の活躍だったり、日本の皆さんが応援してくれる姿を現地で感じるっていうのが今までなかったので、それを感じれるっていうのは日本選手団にとって、すごくプラスになるんではないかと思います。」

ーリオの金メダルの後、パレードを埼玉でされたんですよね。

「はい。初めて草加の街があんなに人であふれているのを見たといいますか、これだけ皆さんに応援してもらったんだなというのを感じれたし、銀座でパレードがあったんですけど、あの時は50万人の皆さんが来てくださって、、わけがわかんなかったです。はい。」

ーパレードいったよ、という方いらっしゃいますか?

(はーい!と手を上げました(笑))

ー北京大会、オリンピックのデビューはいかがでしたか?

「全くわからなかったんで、その前に世界選手権も経験したことないし、オリンピックってそれまでテレビでしか見てなかったので、いずれあそこで演技をしてみたいといってたものの、実際代表になるとどうしていいかわからないというか。そのまま現地に行ってみると、ま、なんか楽しかったっていう思い出しかなかったです。はい。」

ーロンドン、リオと、経験値を積んで、オリンピックのとらえ方の変化はありましたか?

「2回目のロンドンは、自分でも、ま、皆さんもそうだったと思うんですけど、すごく期待をされてて、自分でも自分に期待をしてて、かなり練習を追い込みすぎて、演技自体はそれほど良くなかったので、結果としては金メダル獲れたんですけど、かなり苦しいオリンピックだったな、という印象です。(リオでは)一番欲しかった団体の金メダルというのが初めて獲ることが出来たので、それだけでも満足だったんですけど個人総合でも2連覇することが出来て、接戦を制することが出来て、まあ、そこで終わりでも良かったんじゃないかと自分でも思うくらい良かったんですけど、その前に東京でオリンピックがあるということが決まっていたので、そこまではどうしても続けたいという想いがありました。」

ー大きな舞台で集中力をキープするために、どういう風に自分を引っ張っていったんでしょうか。

「変に思い込まないことですね。やろうとしないというか。練習でかなり積み上げてきたものがあったので、かなり自信もありましたし、特に試合だから、オリンピックだから、本番だから、思い込まないように、いつもの練習と一緒だと自分に自信をもって、かなり気持ち的にはフラットというか、それが難しいとはよく言われるんですけど、それが出来ないとオリンピックでは金メダルが獲れないですね。はい。」

ー素顔も聞いてみたいですが、お子さんは原動力になっていますか?

「かなりなってますね。現地に来てくれたりもしますし、たまに文句も言われますし」

ー辛い目で見てらっしゃるんですね。

「そうですね。着地で失敗した時に、”こけたね”とか、平気で言われるので、まあ一番厳しいかなと思います。」

ー一番理解しているメンタルコーチみたいなものですね。

「そうですね。ちっちゃいですけど。」

ー試合前はエールとかくれたりするんですか?

「そうですね。海外とかだとビデオメッセージとかもらったりしますし、ま、自分はそこまで緊張したりするタイプではないんですけど、ほっこりするので、リラックスはしますね。」

ー最近はお子さんと一緒のイベントなどもありますが、体操人気も高まっていますよね。

「そうですね。2017年からプロでやっていて、いろんなところで体操教室やったりイベントやったりしてるんですけど、かなり人気は出てるんじゃないかなっていうのと、試合会場でもかなりお客さんが増えているので、かなり注目度は高いなと思います。

ー参加されるお子さんも内村選手の跳馬のポーズを真似される子もいますか?

「いますね。たまに間違ってる子もいますけど。手が逆とか。右が上です。別にいいんですけどね。知ってもらうだけでいいです。」

ーそういうところも、集中高めるポイントになってるんですか?

「そうですね。あれをやるとうまくいくというか、ルーティーンというか。なんでそうなったか言うと長くなるので、今日はやめておきます。」