~有森さん、航平君入場~
歓声が上がり、有森さん、「昨日となんでこんなに違うの!?」と、びっくり。
MCの方に、「こういう会場に来るのは初めてですか?」と聞かれ、航平君、「初めてです。嬉しいです。」
そして、二人のプロフィール紹介。
有森さんは日体大なんですね(^^)。先輩後輩です。
メダルの数を紹介されて・・
キング:「今言われて、あ、そんな持ってるんだって、そういう感じです。」
有森さん:「数えれちゃう~私!」
MC:「数えられるだけですごいですよ。」
有森さん:「きっと、そこにこだわってないんでしょうね。一つ一つに一生懸命なんで。いちいち、『1個取った!2個取った!3個取った!』ってやらないですよね。」
キング:「やらないですね。」
MC:「メダルの話が出たので、去年のリオオリンピックの話を聞いていきたいんですけど、ロンドンオリンピックと比べて、気持ちは違いましたか?」
キング:「いや、もう、全然違いましたね。ロンドンオリンピックの時はもうほんとに、自分に期待をしすぎてた部分があって、思うようにいかずに、ま、それでも個人総合しっかり金メダル取れたんですけど、でも、僕はずっと団体の金が欲しくて、リオでは絶対に団体で取りたいという思いでいたので、そんなに結果はそこまで気にしてなくて、5人で一緒に戦えることで幸せだなっていう気持ちでやってました。」
有森さん:「リオの前に番組に出ていただいたときに質問しちゃったんですけど、体操は個人競技だと思っちゃうんですけど、団体という言葉しか出なくて、そこまで団体にこだわることに私としてはびっくりして、なんでそこまで、やっぱり団体なんですか?って聞いたこと、覚えてます?」
キング:「覚えてます。」
MC:「やっぱり団体なんですか?」
キング:「一番は、自分が今まで獲得したことがないものだったので、体操続けてる間に一度は経験してみたい。オリンピックチャンピオンとして、日本が表彰台の真ん中に上りたい、っていうのがあって、あとは、今、プロの体操選手としてやってますけど、体操を広めていくうえで、団体を取らないと、体操の普及にもつながらないなという思いがあったので、そこは絶対的に団体で取りたいという思いは、すごく強かったです。」
MC:「昨日吉田沙保里さんが来てくださって、明日内村さんが来るんですって話したら、『大丈夫?内村君。話せないから。』って。でもすごいしゃべってくださって。」
有森さん:「安心してます。」
MC:「吉田さんとは面識がおありなんですか?」
キング:「ああ、もう、ずっと前から。オリンピックで活躍されてますし、僕もお会いしたことあるので。この間も、対談させていただいて。もうすごい、しゃべれますよね。トークも面白いですし、競技以外のキャラもすごくいいですし、多方面で活躍されてるのですごいなって思いますけど。」
MC:「これから内村選手もね。」
キング:「そうですね。キャラはちょっと違うと思うんですけど。ちょっと違う方面で攻めていこうかなと。」
MC:「そういう言葉が出てくるんですね。団体の金メダル、一番最後に表彰台に上って、手を、わ~!ってあげたところ、有森さんも、見られていて感動したっておっしゃっていたんですけど。」
有森さん:「あれ、オリンピック始まって最初のほうの金メダルが決まるところで、喜びの表情だったので、部屋で本当に一緒になって手を上げて。誰も見てないからいいかなと思って。」
MC:「どうでしたか?あのときの気持ちは。」
キング:「いや、もうね、表彰台にどうやって上るかっていうのを、結構登る前にみんなで話し合って、なかなかまとまらず、まとまってないな、みたいな感じで、わ~~!みたいな。なっちゃったなあ~って。ちょっと、団体で取り慣れてない感じが、出ちゃいましたね。」
MC:「こっちから見てる感じでは、まとまって歓喜、みたいな・・・」
有森さん:「ごめんなさい、まとまってないと思いました。なんかぎこちない、でも、その感じがいいかなって。」
MC:「どういう風にやりたかったんですか?」
キング:「なんかもっと、ちゃんとそろって、わ~ってやりたかったんですけど、結構波打ってた感じがあって、ああ、もうちょっとちゃんとやればよかったなって。日本帰ってきてから思いました。」
有森さん:「東京オリンピックの時は、ぴったりそろって、っていうのが見たいですよね。」
キング:「そうですね。やっぱり団体でこれからもとり続けていかないと、そこは・・・。そこも慣れないので。はい。頑張りたいと思います。」
有森さん:「確かに今言われて、個人で取っていく姿を見て、広めるのと、団体、グループで勝つところを見せて広めるのって、団体のほうがいきわたる感がありますよね。だから、そういうところにこだわっているのかなって思いましたけど。
キング:「そうですね。やっぱり、ほんとに個人競技だと思われがちなんですけど、体操は昔、オリンピックと世界選手権で、団体10連覇っていう、すごい輝かしい時代もあって、僕たちの代で、またそれを復活させたいという思いもあったし、やっぱり、体操って、やってることすごく難しいんですけど、見てる皆さんには簡単に見せなきゃいけないけなくて、そういう難しさもあって、でも、広げるためには、団体で取らなきゃいけないのかなって、ずっと考えていました。」
MC:「オリンピックって、4年に一度って言われるじゃないですか。ロンドンでメダルを取られて、リオ、ってなって、その4年間、どういう風に過ごしておられたんですか?」
キング:「ロンドンで個人は取りましたけど、団体は取れなかったので、その悔しさをばねに、4年間、どうしていったらリオで一番輝けるのかなっていうその思いでしかやってなかったので、結構、ロンドンからリオは、あっという間でしたね。」
有森さん:「その間、モチベーションは落ちたりしないんですか?」
キング:「落ちたことはなかったですね。」
有森さん:「そこが難しいんですよね。」
MC:「どうやって、モチベーション、持ち続けられるんですか?」
キング:「もともと、体操バカなんですよ。僕。体操のことばっかり一日中考えてて、その競技が好きだっていうところから、モチベーションの維持がつながってくると思うので、やはり、その競技を好きになることが一番大事なんじゃないかなという風に思います。」
有森さん:「もちろんトレーニングは毎日すると思うんですけど、日常生活の中で、モチベーションが落ちないために自分の生活の中でやってることってありますか?」
キング:「日常生活は、結構練習でいっぱいいっぱいやってるから、だらしないというか、結構リラックスした状態で、あんまり考えないようにしてます。」
有森さん:「今一瞬、さっき後ろでチョコパイ食べてる姿を見て、案外リラックスしてるんだなって、そういう姿を思い出しましたけど。」
MC:「すごい、こういったら失礼なんですけど、かわいらしかったんですね。あ、食べるんだって。」
有森さん:「切り替えがすごいのかな?そうしたら。」
キング:「そうですね。かなり。自分でやるようにしてるというか、自然に変わります。競技をやってる時は、別人のようだってよく言われるんで。普段の生活だと多分、みんなに紛れてても、わからないと思います。」
有森さん:「絶対にわかると思います。」
MC:「今日お会いしたときに、テレビで見てる感じとは雰囲気が違うというか、優しそうというか。いつも見てる姿は、闘ってる姿じゃないですか。」
有森さん:「なんか、大きく見えますよね。闘ってる姿だと。なんか、こじんまり・・・・。あ、いい感じでこじんまりした・・・。スイマセン、言葉の使い方が・・失礼いたしました。」
MC:「今日、あ~なんか、緊張する!と思って、でも、こんな優しい笑顔で迎えてくれたから、も~~う、ファンになっちゃいましたよ。大変ですよ、こっから4年間。」
キング:「ありがとうございます。」
MC:「さっきちょっと、体操バカっていう言葉が出たんですけど、ほかの競技なんかはしたりするんですか?」
キング:「できないですね。基本体操しかできないですけど、テレビでやってるのは、見たりします。」
MC:「たとえば何の競技を?」
キング:「えっと・・・。マラソンですかね。」
有森さん:「わ~~~~!予定通り!」
MC:「すごいプレッシャーが行きましたね、今。じゃ、マラソン、っていうのはもちろんなんですが、ほかにはどんな競技を?」
キング:「同じ採点競技のフィギュアスケート何かはよく見たりしますし、最近は、卓球とかも。」
MC:「リオでも卓球、ご覧になりました?」
キング:「はい、見ました。生では見てないですけど。テレビで見ました。」
有森さん:「普段は卓球見たりとかはしなかったですか?」
キング:「全然見なかったです。卓球の愛ちゃんと同い年で、そういう選手が身近にいると、やっぱり見ますね。」
有森さん:「オリンピアンもね、ほかの競技の人となかなか接点が持てないというか。」
キング:「そうですね、なかなかないですけど、リオは結構、ほかの競技の選手と話したり、っていう機会も結構ありました。伊藤美誠ちゃんと、一緒に卓球やりました。」
有森さん:「ええ~~!!すごい大きいなことじゃないですか!」
キング:「一生勝てないです。あれは。ほかの競技、できないんですけど、あんなに打ちのめされたのは初めてです。(伊藤美誠選手は)結構年下ですけど、頭上がらないです。」
MC:「生まれ変わったら、この競技をしてみたい、っていうの、ありますか?体操でもいいですけどもちろん。」
キング:「いや、もう、体操しかないです。」
有森さん:「生まれ変わったら・・前にしか走れないんで・・。やっぱり走ることかな。でも、ほんとは私、走るより美術が好きなんです。ものつくり好きなんで。でも、スポーツ選手も、ある意味最高の瞬間が成せる作品じゃないですか。一瞬にしか出せない。アスリートも最高の芸術作品だと思ってるので。」
MC:「芸術作品と言えば、内村選手の体!ほんとに人間なんですか?っていう。」
ということで、昨日書いた特注のタイツのお話に。
トークショーのステージの横に、その、測定をしてくれるゾーンがあって、予約をすれば、特注タイツをオーダーできたのでした。
映像で、航平君が測定に訪れて、パンツ1枚で測定に臨むシーンが流れました。
この、特注タイツ、お値段2万円ほどなんだそうです。
で、航平君の体型は、腰が細くて足が長いという(#^.^#)。
MC:「内村さん、走ったりしますか?」
キング:「ほぼ、走らないです。走ってると思われがちなんですけど、体操って、ほんとに体操でしか体力っていうのは培われないので、走るってことはあまりやらないですね。」
有森さん:「さっき、跳馬までの距離が25メートルあるって聞いて、そのために走ったりしないんですか、っていしつこく聞いたんですけど、走らないんですね。」
キング:「そうなんです。やらないです。」
有森さん:「一つ聞きたかったんですけど、競技用のウェアって、あれもオーダーメイドですか?」
キング:「はい、そうです。」
MC:「私服で靴はいたりしないですか?」
キング:「私服は靴履きますよ。オニツカタイガーとか履いてます。履きやすいですよね。走りはしないですけど、歩きやすい。」
航平君と有森さんの着ていたTシャツは、アシックスの東京マラソン限定Tシャツで、アシックスブースで販売がありました。
そして、サイン入りのTシャツをいただけるということで、じゃんけん大会~(#^.^#)。
3名です。あいこの人が勝ち残るというルールを航平君が決めました(^^)。
勝ち残った方、うらやましい~(^^)。
そして、質問コーナー。
「フルマラソンに挑戦したいと思いますか?」
キング:「時間の制限とか、あるんですか?何時間かかるかわかんないですよね。走ったことがないので、自分がどこまで走れるかっていうのもわかってないし。でも、挑戦する価値はすごくあると思います。」
東京マラソンは、制限が7時間だそうです。大体、ずっと歩いて(早歩き)、9時間くらいかかるそうで。
キング:「ちょっと厳しいな。」
「最初に金メダル取ったときと、金メダルを守って今回取ったときと、気持ちはどんなふうに違いましたか?挑戦して取ったときと、守って取ったときと。有森さんには、メダルを取って自分を褒めたいと言われましたが、あれ以来、自分を褒めたいということはありましたか?」
キング:「僕は、どちらも挑戦という気持ちでやったので、今回のリオは、守って取ったっていうのは・・・どちらかと言えば挑戦して取ったという感じがするので。世界選手権は6連覇していて、初めて取ったときと、2回目取ったときとは、そこは全然違いました。リオはそこまで変わらなかったんですけど。世界選手権は、2回目っていうのは、すごく僕の中では、気持ちのコントロールが難しかったなっていう。1回目の時は、主力の選手があんまり出場していなくて、出れば絶対に取れるっていう状況だったんですど、2回目も、取に行かなきゃいけない、いろんなものがあって、ちょっと気持ちが難しかったですね。最初に取るときと、連覇するときって、最初に取るときのほうが、何も考えてないのかな。いろんなものが出てくる、2回目以降は。そこがすごく難しいなと思います。」
最後に、有森さんがすごくいいことを言ってくださいました。
有森さんが質問に答えているときに、場内放送がかかったんです。で、声が聴きづらい状況になって。
その場内放送が終わって、有森さんが語った言葉。
「明日、いろいろなことが起こると思うんです。でも、絶対に、『なんで?』って思わないこと。なんで雨が降るの?なんで風が強いの?なんで?なんで?って。そういうときには、『せっかく』って思ってください。」って。
深い言葉だったなあ~。
こういうことを、翌日にマラソンを走るランナーに向ける言葉として、とっさに出してくる、そのお人柄の素晴らしさに、もう、ものすごく感動しました。
最後に、明日走るランナーへの激励の言葉を。
キング:「僕には未知の世界なんですけど、やっぱり、人が頑張ることって皆さんに勇気を与えることだと思いますので、どうか、楽しんで走ってもらいたいなと思います。頑張ってください。」
歓声が上がり、有森さん、「昨日となんでこんなに違うの!?」と、びっくり。
MCの方に、「こういう会場に来るのは初めてですか?」と聞かれ、航平君、「初めてです。嬉しいです。」
そして、二人のプロフィール紹介。
有森さんは日体大なんですね(^^)。先輩後輩です。
メダルの数を紹介されて・・
キング:「今言われて、あ、そんな持ってるんだって、そういう感じです。」
有森さん:「数えれちゃう~私!」
MC:「数えられるだけですごいですよ。」
有森さん:「きっと、そこにこだわってないんでしょうね。一つ一つに一生懸命なんで。いちいち、『1個取った!2個取った!3個取った!』ってやらないですよね。」
キング:「やらないですね。」
MC:「メダルの話が出たので、去年のリオオリンピックの話を聞いていきたいんですけど、ロンドンオリンピックと比べて、気持ちは違いましたか?」
キング:「いや、もう、全然違いましたね。ロンドンオリンピックの時はもうほんとに、自分に期待をしすぎてた部分があって、思うようにいかずに、ま、それでも個人総合しっかり金メダル取れたんですけど、でも、僕はずっと団体の金が欲しくて、リオでは絶対に団体で取りたいという思いでいたので、そんなに結果はそこまで気にしてなくて、5人で一緒に戦えることで幸せだなっていう気持ちでやってました。」
有森さん:「リオの前に番組に出ていただいたときに質問しちゃったんですけど、体操は個人競技だと思っちゃうんですけど、団体という言葉しか出なくて、そこまで団体にこだわることに私としてはびっくりして、なんでそこまで、やっぱり団体なんですか?って聞いたこと、覚えてます?」
キング:「覚えてます。」
MC:「やっぱり団体なんですか?」
キング:「一番は、自分が今まで獲得したことがないものだったので、体操続けてる間に一度は経験してみたい。オリンピックチャンピオンとして、日本が表彰台の真ん中に上りたい、っていうのがあって、あとは、今、プロの体操選手としてやってますけど、体操を広めていくうえで、団体を取らないと、体操の普及にもつながらないなという思いがあったので、そこは絶対的に団体で取りたいという思いは、すごく強かったです。」
MC:「昨日吉田沙保里さんが来てくださって、明日内村さんが来るんですって話したら、『大丈夫?内村君。話せないから。』って。でもすごいしゃべってくださって。」
有森さん:「安心してます。」
MC:「吉田さんとは面識がおありなんですか?」
キング:「ああ、もう、ずっと前から。オリンピックで活躍されてますし、僕もお会いしたことあるので。この間も、対談させていただいて。もうすごい、しゃべれますよね。トークも面白いですし、競技以外のキャラもすごくいいですし、多方面で活躍されてるのですごいなって思いますけど。」
MC:「これから内村選手もね。」
キング:「そうですね。キャラはちょっと違うと思うんですけど。ちょっと違う方面で攻めていこうかなと。」
MC:「そういう言葉が出てくるんですね。団体の金メダル、一番最後に表彰台に上って、手を、わ~!ってあげたところ、有森さんも、見られていて感動したっておっしゃっていたんですけど。」
有森さん:「あれ、オリンピック始まって最初のほうの金メダルが決まるところで、喜びの表情だったので、部屋で本当に一緒になって手を上げて。誰も見てないからいいかなと思って。」
MC:「どうでしたか?あのときの気持ちは。」
キング:「いや、もうね、表彰台にどうやって上るかっていうのを、結構登る前にみんなで話し合って、なかなかまとまらず、まとまってないな、みたいな感じで、わ~~!みたいな。なっちゃったなあ~って。ちょっと、団体で取り慣れてない感じが、出ちゃいましたね。」
MC:「こっちから見てる感じでは、まとまって歓喜、みたいな・・・」
有森さん:「ごめんなさい、まとまってないと思いました。なんかぎこちない、でも、その感じがいいかなって。」
MC:「どういう風にやりたかったんですか?」
キング:「なんかもっと、ちゃんとそろって、わ~ってやりたかったんですけど、結構波打ってた感じがあって、ああ、もうちょっとちゃんとやればよかったなって。日本帰ってきてから思いました。」
有森さん:「東京オリンピックの時は、ぴったりそろって、っていうのが見たいですよね。」
キング:「そうですね。やっぱり団体でこれからもとり続けていかないと、そこは・・・。そこも慣れないので。はい。頑張りたいと思います。」
有森さん:「確かに今言われて、個人で取っていく姿を見て、広めるのと、団体、グループで勝つところを見せて広めるのって、団体のほうがいきわたる感がありますよね。だから、そういうところにこだわっているのかなって思いましたけど。
キング:「そうですね。やっぱり、ほんとに個人競技だと思われがちなんですけど、体操は昔、オリンピックと世界選手権で、団体10連覇っていう、すごい輝かしい時代もあって、僕たちの代で、またそれを復活させたいという思いもあったし、やっぱり、体操って、やってることすごく難しいんですけど、見てる皆さんには簡単に見せなきゃいけないけなくて、そういう難しさもあって、でも、広げるためには、団体で取らなきゃいけないのかなって、ずっと考えていました。」
MC:「オリンピックって、4年に一度って言われるじゃないですか。ロンドンでメダルを取られて、リオ、ってなって、その4年間、どういう風に過ごしておられたんですか?」
キング:「ロンドンで個人は取りましたけど、団体は取れなかったので、その悔しさをばねに、4年間、どうしていったらリオで一番輝けるのかなっていうその思いでしかやってなかったので、結構、ロンドンからリオは、あっという間でしたね。」
有森さん:「その間、モチベーションは落ちたりしないんですか?」
キング:「落ちたことはなかったですね。」
有森さん:「そこが難しいんですよね。」
MC:「どうやって、モチベーション、持ち続けられるんですか?」
キング:「もともと、体操バカなんですよ。僕。体操のことばっかり一日中考えてて、その競技が好きだっていうところから、モチベーションの維持がつながってくると思うので、やはり、その競技を好きになることが一番大事なんじゃないかなという風に思います。」
有森さん:「もちろんトレーニングは毎日すると思うんですけど、日常生活の中で、モチベーションが落ちないために自分の生活の中でやってることってありますか?」
キング:「日常生活は、結構練習でいっぱいいっぱいやってるから、だらしないというか、結構リラックスした状態で、あんまり考えないようにしてます。」
有森さん:「今一瞬、さっき後ろでチョコパイ食べてる姿を見て、案外リラックスしてるんだなって、そういう姿を思い出しましたけど。」
MC:「すごい、こういったら失礼なんですけど、かわいらしかったんですね。あ、食べるんだって。」
有森さん:「切り替えがすごいのかな?そうしたら。」
キング:「そうですね。かなり。自分でやるようにしてるというか、自然に変わります。競技をやってる時は、別人のようだってよく言われるんで。普段の生活だと多分、みんなに紛れてても、わからないと思います。」
有森さん:「絶対にわかると思います。」
MC:「今日お会いしたときに、テレビで見てる感じとは雰囲気が違うというか、優しそうというか。いつも見てる姿は、闘ってる姿じゃないですか。」
有森さん:「なんか、大きく見えますよね。闘ってる姿だと。なんか、こじんまり・・・・。あ、いい感じでこじんまりした・・・。スイマセン、言葉の使い方が・・失礼いたしました。」
MC:「今日、あ~なんか、緊張する!と思って、でも、こんな優しい笑顔で迎えてくれたから、も~~う、ファンになっちゃいましたよ。大変ですよ、こっから4年間。」
キング:「ありがとうございます。」
MC:「さっきちょっと、体操バカっていう言葉が出たんですけど、ほかの競技なんかはしたりするんですか?」
キング:「できないですね。基本体操しかできないですけど、テレビでやってるのは、見たりします。」
MC:「たとえば何の競技を?」
キング:「えっと・・・。マラソンですかね。」
有森さん:「わ~~~~!予定通り!」
MC:「すごいプレッシャーが行きましたね、今。じゃ、マラソン、っていうのはもちろんなんですが、ほかにはどんな競技を?」
キング:「同じ採点競技のフィギュアスケート何かはよく見たりしますし、最近は、卓球とかも。」
MC:「リオでも卓球、ご覧になりました?」
キング:「はい、見ました。生では見てないですけど。テレビで見ました。」
有森さん:「普段は卓球見たりとかはしなかったですか?」
キング:「全然見なかったです。卓球の愛ちゃんと同い年で、そういう選手が身近にいると、やっぱり見ますね。」
有森さん:「オリンピアンもね、ほかの競技の人となかなか接点が持てないというか。」
キング:「そうですね、なかなかないですけど、リオは結構、ほかの競技の選手と話したり、っていう機会も結構ありました。伊藤美誠ちゃんと、一緒に卓球やりました。」
有森さん:「ええ~~!!すごい大きいなことじゃないですか!」
キング:「一生勝てないです。あれは。ほかの競技、できないんですけど、あんなに打ちのめされたのは初めてです。(伊藤美誠選手は)結構年下ですけど、頭上がらないです。」
MC:「生まれ変わったら、この競技をしてみたい、っていうの、ありますか?体操でもいいですけどもちろん。」
キング:「いや、もう、体操しかないです。」
有森さん:「生まれ変わったら・・前にしか走れないんで・・。やっぱり走ることかな。でも、ほんとは私、走るより美術が好きなんです。ものつくり好きなんで。でも、スポーツ選手も、ある意味最高の瞬間が成せる作品じゃないですか。一瞬にしか出せない。アスリートも最高の芸術作品だと思ってるので。」
MC:「芸術作品と言えば、内村選手の体!ほんとに人間なんですか?っていう。」
ということで、昨日書いた特注のタイツのお話に。
トークショーのステージの横に、その、測定をしてくれるゾーンがあって、予約をすれば、特注タイツをオーダーできたのでした。
映像で、航平君が測定に訪れて、パンツ1枚で測定に臨むシーンが流れました。
この、特注タイツ、お値段2万円ほどなんだそうです。
で、航平君の体型は、腰が細くて足が長いという(#^.^#)。
MC:「内村さん、走ったりしますか?」
キング:「ほぼ、走らないです。走ってると思われがちなんですけど、体操って、ほんとに体操でしか体力っていうのは培われないので、走るってことはあまりやらないですね。」
有森さん:「さっき、跳馬までの距離が25メートルあるって聞いて、そのために走ったりしないんですか、っていしつこく聞いたんですけど、走らないんですね。」
キング:「そうなんです。やらないです。」
有森さん:「一つ聞きたかったんですけど、競技用のウェアって、あれもオーダーメイドですか?」
キング:「はい、そうです。」
MC:「私服で靴はいたりしないですか?」
キング:「私服は靴履きますよ。オニツカタイガーとか履いてます。履きやすいですよね。走りはしないですけど、歩きやすい。」
航平君と有森さんの着ていたTシャツは、アシックスの東京マラソン限定Tシャツで、アシックスブースで販売がありました。
そして、サイン入りのTシャツをいただけるということで、じゃんけん大会~(#^.^#)。
3名です。あいこの人が勝ち残るというルールを航平君が決めました(^^)。
勝ち残った方、うらやましい~(^^)。
そして、質問コーナー。
「フルマラソンに挑戦したいと思いますか?」
キング:「時間の制限とか、あるんですか?何時間かかるかわかんないですよね。走ったことがないので、自分がどこまで走れるかっていうのもわかってないし。でも、挑戦する価値はすごくあると思います。」
東京マラソンは、制限が7時間だそうです。大体、ずっと歩いて(早歩き)、9時間くらいかかるそうで。
キング:「ちょっと厳しいな。」
「最初に金メダル取ったときと、金メダルを守って今回取ったときと、気持ちはどんなふうに違いましたか?挑戦して取ったときと、守って取ったときと。有森さんには、メダルを取って自分を褒めたいと言われましたが、あれ以来、自分を褒めたいということはありましたか?」
キング:「僕は、どちらも挑戦という気持ちでやったので、今回のリオは、守って取ったっていうのは・・・どちらかと言えば挑戦して取ったという感じがするので。世界選手権は6連覇していて、初めて取ったときと、2回目取ったときとは、そこは全然違いました。リオはそこまで変わらなかったんですけど。世界選手権は、2回目っていうのは、すごく僕の中では、気持ちのコントロールが難しかったなっていう。1回目の時は、主力の選手があんまり出場していなくて、出れば絶対に取れるっていう状況だったんですど、2回目も、取に行かなきゃいけない、いろんなものがあって、ちょっと気持ちが難しかったですね。最初に取るときと、連覇するときって、最初に取るときのほうが、何も考えてないのかな。いろんなものが出てくる、2回目以降は。そこがすごく難しいなと思います。」
最後に、有森さんがすごくいいことを言ってくださいました。
有森さんが質問に答えているときに、場内放送がかかったんです。で、声が聴きづらい状況になって。
その場内放送が終わって、有森さんが語った言葉。
「明日、いろいろなことが起こると思うんです。でも、絶対に、『なんで?』って思わないこと。なんで雨が降るの?なんで風が強いの?なんで?なんで?って。そういうときには、『せっかく』って思ってください。」って。
深い言葉だったなあ~。
こういうことを、翌日にマラソンを走るランナーに向ける言葉として、とっさに出してくる、そのお人柄の素晴らしさに、もう、ものすごく感動しました。
最後に、明日走るランナーへの激励の言葉を。
キング:「僕には未知の世界なんですけど、やっぱり、人が頑張ることって皆さんに勇気を与えることだと思いますので、どうか、楽しんで走ってもらいたいなと思います。頑張ってください。」