ばぶちの仕事しながら司法試験を突破し弁護士になりました

仕事をしながら司法試験に合格したばぶち(babuchi)の試験勉強記録+その後です。

譲渡担保

2009年08月02日 23時08分52秒 | 民法
譲渡担保について


自説は、譲渡担保の法的性質がなんだろうと、弁済期が過ぎ第三者に処分した場合、第三者は背信的悪意であろうと有効であると解するため、法的性質の議論は不要です。

しかし、弁済期が過ぎた場合に、清算金を支払わないと処分権は譲渡担保権者にないと解するなら、意味があります。

このように解すると、清算金を支払わずに第三者に処分した場合に、所有者は誰になるのかが問題になります。


要は受戻権の消滅時期の問題です。

判例のように、弁済期が過ぎた後、第三者に処分したならば受戻権が消滅するとしか覚えていないと法的性質の議論の意味が不明でした。
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契約締結上の過失

2009年08月02日 22時53分30秒 | 民法
やっと民訴法132問全部の検討が終わりました。

結構、早く回せました。
もう来年に向けてのスタートは切っています。



民法やりはじめました。
契約締結上の過失は、原始的不能も契約準備段階も契約締結後もみな同じだと思っていました。


原始的不能なら、契約締結上の過失として、売主の故意、過失で信義則上の買主に損害を被らせない義務あり。

契約準備段階の過失なら、社会的接触関係の有無として、契約の成熟度合を考慮。

契約成立後でも契約前の説明義務、付随義務あり。


いずれも買主の善意必要で、損害賠償の範囲も履行の観念ができないため、信頼利益に留まる。
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