八哥鳥(ハッカチョウ)と画眉鳥(ガビチョウ)は、どちらも中国や
東南アジアなどからやってきた外来種です。
横浜のこの辺りでも、数年前から姿を見かけるようになり、最近
では繁殖して徐々に数が増えているようです。
隣の森に飛んできて桑の実をついばむ八哥鳥(ハッカチョウ)。
ハッカチョウは、ムクドリ大で全身の色は黒だが翼に大きな
白い斑点があり、飛ぶとよく目立つ、頭部の前方に突き出し
た冠羽があり、識別はしやすい。
鳴き声は、澄んだ声でさまざまな音をだし、ものまねもする。
八哥鳥の名前の由来は、滑空する時に見られる羽根の白斑が
8の字に見えることから「八」、また、鳴き声が美しいから歌う
意味の「哥」で八哥鳥なのだそう。
こちらはキイチゴの木に来た画眉鳥(ガビチョウ)。
ガビチョウは全体が茶褐色で、目の周りにまるで歌舞伎役者の
ような、白い隈取りが入はいっているのが特徴。
色んな鳥のさえずりを鳴きマネして、きれいな声で鳴くのだが・・・
鳴声が大きくて、長時間鳴き続けるのでうるさい?のが玉にキズ。
ガビチョウは日本の侵略的外来種ワースト100選定種にもなって
いて、悪者扱いされているのでチョッと可哀想な気もする。。
この2種類の鳥は、10年くらい前までは見かけることが無かったのですが・・・
もともとペットとして飼われていたが、逃げ出したか捨てられて繁殖したもの。
外来種に責任があるわけではなく、結局、人間側の責任なんだと思います。
最近、野鳥も魚も、植物も
外来種が増えて来て
在来種のそれらを脅かしている、
というような報道を見聞きすると、
外来種を目の敵にしそうになるのですが、
結局、そのことを招いたのは人間なんですよね。
「本来、あるべき場所」のものたちが
連れて来られて、無責任に放置された、
というものばかりではないでしょうが、
一番困るのが、ペットとして飼っていたものを
飽きたからと言って野山に捨ててしまうことだと思いますが。
上の2種類の鳥さんたち、
名前は聞いたことありましたが、
こんなに間近でハッキリ拝見できて
貴重なお写真、ありがとうございました。