庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

秋隣(あきどなり)

2017-08-11 08:53:58 | 日記・エッセイ・コラム

立秋を過ぎても、日中はまだまだ厳しいが残暑が続きますが、朝夕は
吹く風にも少し涼やかさが感じられるようになり、微妙に季節の変化を
実感します。。

秋隣(あきどなり)という言葉は、本来立秋に入る前の夏の季語ですが、
まだまだ厳しい暑さが続くなかで、時折り吹く涼風や虫の音など、ふとした
瞬間に少しづつ近づく秋の気配を感じる・・・  

そんな心地よさが感じられ、四季の変化に対する日本人の敏感な感受性
が感じられます。。

今朝は雨降りで涼しい朝、このまま涼しくなってくれると有り難いのだが・・・ 

そんな訳にはなかなかうまく行かないのもまた自然だと想う・・・ 

特に近年は気候変動が激しく、極端から極端に変化して今までの常識が
あまり通じなくなってきているように感じる。。。

 松が根に 小草花さく 秋隣  <正岡子規>  

古民家の庭に咲く、真っ赤な鶏頭。

栗の実膨らむ。

竹林の向こうには鰯雲。

赤い椿の実。

キバナコスモスに止まるツマグロヒョウモン 。

 

 

コメント (2)
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