山に登って、星を見る

山登りは、やっぱりきつい
でも、また登ってしまう
星空観察は、夜更かししてしまい寝不足になりがち

アイソン彗星、霧が反対方向から来た

2013-10-04 21:25:30 | 天体
アイソン彗星はかなり高度が上がってきて
撮影しやすくなった
でも
やはり東の空の低空にあり
大気のかすみの影響を受けやすい

そうなると、日の出前の
薄明が始まるぎりぎり前の
なるべく高度が高くなったときに撮影するのがベスト

ところが!
我が家の位置する球磨盆地は
朝の深い霧で有名
10月1日にアイソン彗星を
やはりギリギリの時間で撮影したのであるが
途中で西の方から霧が攻めてきて
撮影途中で断念
当初予定より短めの露出しかかけられなかった
データ 10月4日 4時24分より露出15分


その経験があるので
西の空が、やばくなる前にアイソン彗星の撮影を始める計画

ずっと西の空を監視していた
大丈夫そうだ!アイソン彗星の撮影は
やはりギリギリの4時20分過ぎに始めた

目標天体を導入
簡単に彗星は確認できた
露出開始
3コマ目目では順調であったが
西の空に異常なし
突然、自動追尾用のガイド星が暗くなった
ん?
すぐ隣にある火星が見えない
なんと今日は
東の方から霧が迫ってきたのだ

台風が沖縄付近のあるので
このあたり、珍しく東風が吹くのだ!

やはりずれているラブジョイ彗星

2013-10-04 21:11:05 | 天体
ラブジョイ彗星は
オーストラリアの趣味で天体観測しているラブジョイさんが発見した
新彗星

発見当時は、観測データが少なく軌道要素も不正確である
実際、軌道要素を確認した天体を導入したところ
必ず東方向に10分ほどずれていた

3日前に彗星の軌道を確認したところ
2週間前に入力したのと違っているのに気が付き
軌道データを入れ直した

本日
その新しい入力データで天体を導入
でもやはり視野中心には来ない
前の古いデータのときと同じようにずれている
なぜかな?

まあ、写野がある程度広いため、多少ずれていても写りはするが…
データ10月4日 3時51分から露出30分

核がはっきりしてきたエンケ彗星

2013-10-04 20:53:53 | 天体
現在、ぎょしゃ座とやまねこ座の中間ほどの位置

つい2週間前には、午前3時ころ天頂付近にいたのに
10月4日3時には、かなり傾いて太陽に近づいている
アイソン彗星よりちょっと高度が高いくらい
11月21日の近日点に向けて
かなりの速度で移動している

通常イメージCCDの蓄光飽和とコンピュータへのダウンロードを考えて
F2.8であれば露出5分はしたいところが

エンケ彗星の移動速度があまりにも速く
露光中に移動してしまう
露出3分に変更して12コマを加算合成させたところ
エンケ彗星の核をはっきり
捕らえることが出来た
データ 10月4日 3時10分より露出36分