富山駅前の繁華街にあります。ぱっと見はそう大きな店には見えませんが、店内は左手にカウンターと調理場、右手に小上がり席が並んでいます。フリで入店するも、女将さんらしき人が「お二人さん カウンターのテレビの下ならご案内できます」とのこと。カウンターで全然OKですよ。店内、確かに込み合っていますね。なかなか人気店のようです。
まずは刺し盛り二人前お願いします。それから小梅煮ね。あっ あと白エビのから揚げもお願いします。お酒をお願いしたら、店の人が、カウンター上に日本酒の瓶をずらりと並べてくれました。ボーリング場見たいです(笑)。「冷酒なら、こっちの方で、お燗ならこっちうね」と実物を示して説明してくださいます。
うーん これはいい店だ。だって、普通なら酒のメニューを渡すだけでしょ。たしかに銘柄名はメニューを見ればわかるけど、最近の日本酒の瓶は、ワインボトルの様におしゃれでカラフルです。瓶の実物も見て、決めてもらうというのは、いいおもてなしです。
刺身はさすがにおいしいです。大将が、いかに富山湾の魚がおいしいか得々と説明してくださいます。それが自慢たらしくなくて、自信にあふれた口調なのが好感持てます。
ひととおり料理をたいらげ、次は何にしようかと思案していたら、げんげ鍋をお勧めされました。じゃそれにしましょうか。意外に早く出てきた人生初体験の「げんげ鍋」。大将が「コラーゲンたっぷりの身も美味しいけど、スープがこれまたおいしんや」と力説。仰せのとおり出汁がおいしい鍋でした。
結局、この日は 刺し盛り2人前、小梅煮、白エビから揚げ、げんげ鍋、270mlの冷酒×2で 〆て6300円でした。この驚異の安さはいったい何なんでしょう!!。 人よし、酒よし、肴よしの3拍子そろった、本当の「名店」でした。いい店を見つけました。
(この店を利用したのはひと月前ですが、店の写真がなかったので投稿してませんでしたが、先日の出張の折、外観を撮影してきたので、アップした次第です。)