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「行動」に影響しなければ 『現実』ではない?


 昔読んだ養老孟司の文章に、「行動に影響しなければ現実ではない」という趣旨の発言があった。

たとえば、道を歩いていて、※○∴▽■虫という昆虫が 道にいたとする。昆虫学者なら、立ち止まって何十分でも観察するけど、多く人とはただ通り過ぎるだけ。

逆に100円玉が落ちていたら、多くの人は「立ち止まって 腰を落として拾い上げる」という行動をとる。この場合、100円玉はその人の行動に影響を与えた、行動を変化させた。

だから、この人にとっては100円玉は「現実」だけど、虫は行動に影響を与えなかったので「現実」ではない・・・というような趣旨であったと思う。

 つまり、知識が増えても行動が変化しなければ、その知識は「現実」ではない、ということが 氏が言いたいことですね。

 確かに「こうすればよくなる」と誰しも思うが、現実に「こうする」人はあまりいない。 まあ、「わかっちゃいるけど やめられない~♪」の類ですかね。



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