
この「寿司処 田むら」さんは、にし茶屋街の「甘納豆かわむら」さんの2軒右隣にあります。この周辺、外見は同じような格子の美しい、古い建物が連なっているので、看板がないとこの店だはとは気がつきません。
この界隈は、昼間はそれなりに観光客いるけど、夜は人通りまばらで、店に来るのは地元の常連客を案内人にしたグループ客が中心かな。さすがにフリの観光客や、地元サラリーマンが一人では来そうにないよね。
店内は カウンター10席に 奥と2階にも座敷がある模様。にし茶屋街の店というと、敷居が高いような印象を受けますが、「田むら」さんは、まったく普通の街中の鮨屋です。がしかし、そこは、にし茶屋街の一員、店内の設えは、この界隈の雰囲気にマッチした落ち着いた雰囲気です。
刺身の盛り合わせを注文すると、大きな笹の葉に、びっしりと美しく刺身が盛られてでてきました。バイ貝を食べて、即座にこの店の肴の新鮮さがわかりました。バイ貝って独特の香りがあるでしょ。その臭いがいやだという人もあるけど、僕はそれが好きなんだな。店によっては、その香りが全くしないものを出す店もあるよね。
一品料理は、ホワイトボードに書かれています。魚の焼き物と加賀野菜が中心かな。いかにも金沢らしいメニューです。
僕らが伺ったこの日は 刺し盛2人前、握り鮨1人前、北陸の珍味このわた1品、お銚子3本で8000円でした。極めて良心的な価格と思います。
場所柄というか 店柄というか、サラリーマン集団がわいわい騒ぐという店ではありません。県外から見えたお客さんに、金沢の古き良き風情とともに、美味しい北陸の寿司を、安く楽しんでもらうに最適な店です。また行きたいです。
↓朝のにし茶屋街
↓夜の田むらさん
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