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もうひとつのアメリカ @ 『バーニー・サンダース自伝』


 アメリカ大統領選挙のTV討論を報じるニュースは「罵り合戦」と報じている。まあ片方の男性候補はどうしようもない輩だからそうなるのも仕方がないかもしれない。

 でも、たまたまこの『バーニー・サンダース自伝』を読んていた僕は、多くのアメリカ国民が日々直面している困難と、華やかなテレビ討論の内容が全く別世界であることに、絶望しているんじゃないかと思う。

 この本、実は1997年にアメリカで出版された本の翻訳本です。なので、サンダースの下院議員までの話のみで、そのあと上院議員時代やオバマ大統領時代や、今回、民主党党員となってミセス・クリントンと大統領予備選を戦った話は、本文には出てません。でも彼が今そのような活躍をするようになった背景はよくわかります。

 ただし「読み物」としては、翻訳ものはどうしてもそうなるんでしょうが、ドラマで言えば、ナレーションの解説を延々とを読まされているような感じで、読み続けるには忍耐が必要です。でも、それを補って余りある「内容」ではあります。

 このサンダース爺さんの活動や風貌をみていると、どうしても宇都宮健児さんを連想してしまいます・・・。はい。
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