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人よし酒よし肴よし @ 福井市順化 『かっぱ』

 


 福井市の繁華街「片町」にきました。お城の東側ですね。この店10年前に一度来たことがあります。その時何を食べたか全く覚えていませんが、大将と女将さんの接客がすごくよかったことを覚えています。

 
 福井での仕事のついでに、この繁華街のど真ん中に宿を取り、予約の上伺いました。土曜の18時半です。店に入ると、僕らのカウンター2席分だけ開いていて、あとは予約で埋まっています。僕らのあとから次々「ノーリザベーション」の客が来ますが、みな撃沈しています。当時からそうでしたがすごい人気店ですね。


 魚は地ものに限らず、メニューの短冊の頭に「○○産」と正直に書いています。バイガイは珍しいことに地ものでした。(たいていは山陰産ですよね)。極め付きは「クラゲの刺身」(冒頭写真)です。まあおいしいかと問われれば、すぐには「YES」と答えられないが、不思議な、人生初体験の触感であることは確か。例えてみれば、さざえの刺身から「味」と「香り」を取り除いた感じ。


 酒は注文のたびに 豆皿にのっけたグラスになみなみと、それこそ豆皿にあふれた酒が、更にカウンターにあふれだしそうなほど注いでくれます。花垣やときしらずなど地酒を頂きました。

 
 包丁を握るのは黒のニット帽の大将お一人、これでほぼ30人からの客の注文をこなしています。女将さんは接客と焼き物関係かな。あとホール係のお姉様と3人でやっています。にもかかわず、注文した品は、意外と早く出てきます。それもそのはず、大将は全身全霊を傾けで、まさに命がけで仕事しています。でも客の動向には常に注意を払っています。これ神技です。どんな仕事でもかくありたいと思います
 


 二人でたらふく飲んで食って 〆て税込で8300円也、つまり本体価格7540円ってことね)。このクオリティーでこの価格はアッパレです。会計を済ませて店を出ると、大将と女将さんがそろって店の外にまで出てお見送りしてくれました。これも客商売の基本ですよね。


 「人よし、酒よし、肴よし」3拍子そろった良い店でしたす。







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