
鵺(ぬえ)池伝説
二条公園の北側には鵺池という小さな池がありました。傍らには不鮮明ですが鵺池碑て書かれた石碑があり、さらにその北側には鵺大明神
の祠があります。そこには新しく復元された碑が建っています。
平安時代、二条公園を含む一帯は、天皇の住まいである内裏や、現在の国会議事等に当たる大極殿を正殿ととする朝堂院、そして今の内閣に相当する太政官など、国家政治の中心となる官庁街でした。
『平家物語』巻4によると、院政期とも呼ばれる平安時代後期、深夜、天皇の住まいである内裏に怪しい鳥の鳴き声がし、近衛天皇が非常に怯えられた。そこで弓の名手である源頼政が射落とした怪鳥は、頭は猿、胴は狸、手足は虎、尻尾は蛇という姿の鵺(ぬえ)であったといい、その時に血の付いた鏃(やじり)を洗ったのが、この二条公園の池だと伝えられています。
昔からあった 鵺池碑
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