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古墳城陽29 丸塚古墳

2021年01月06日 06時14分38秒 | 史跡・旧跡

 

 

丸塚古墳

丸塚古墳は、前方部が低く短い帆立貝形の前方後円墳で、周囲には周濠がめぐります。

墳丘の長さは80mで、周濠を含めた全長は104mあります。後円部の直径は63mあり、高さは東側で8.3m、西側で9.6mあります。

後円部は2段に築かれていると考えられており、墳丘斜面には葺石が施され、1段目平坦面には埴輪列がめぐっています。

前方部の長さは17mあり、幅は前端で32m、クビレ部で26.5mあり、高さは約2mあります。

前方部は1段に築かれ、墳丘斜面には葺石が施されています。

周濠は墳丘と相似形で、幅が16mあります。

また、周濠の上縁から1.8m外側には約6.6m間隔で円筒埴輪が据えられています。

この埴輪列にわり、古墳の範囲(墓域)を区画していると考えられます。

埋葬施設については未調査のため明らかではありません。

墳丘からは、円筒埴輪・朝顔形埴輪や形象埴輪が出土しています。

形象埴輪は据えられた状態でみつかったものはありませんが、家形埴輪・蓋形埴輪・甲冑形埴輪が出土しています。

特に家形埴輪は、5棟以上の破片が出土しています。

この内の1棟は大形の入母屋造の家形埴輪で、桁行が約72㎝、梁行が約60㎝、高さが約1メートルあります。

出土した埴輪から、5世紀初めに築造されたと考えられます。

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