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このは紅葉のお絵かき日記

トランプ大統領・たつき監督・irodoriの味方だよ

#592 高校生日記(2)

2008年04月08日 | 思い出話
高校の玄関に「本校の建物は積雪十米まで耐えられるように設計されています」という立て看板がありました。

学校には雪が3メートルくらい積もっていて、校舎の1階部分はほぼ埋没しておりましたから、不安がる人がいるかも知れないと言うことなのでしょうか?

わたしにしてみたら、むしろ「設計上」っていうのがうさんくさくて仕方ないのですが…

そんなつまらないことも日記に書いて残っております。

つまらないことと言いながらブログの話の種にしてしまうのは何ですけど…

#591 高校生日記(1)

2008年04月08日 | 思い出話
高校入試の前日に、試験会場の下見ができることになっていました。


面倒でしたが、念のために行ってみました。


「高校前」のバス停を降りてすぐのはずでしたが…


「ここどこ?」
道の両側は3メートル近く雪が積もっていて、高校どころか、ほかの建物も見あたりません。


「ここで間違いないよね…」


とりあえず道の先を歩いていくことにしました。
しかし、行けども行けども雪の壁が続くばかり…


日が暮れてきて、さすがにこの先にはないだろうと、来た道を引き返しました。
バス停の所まで戻ってみると…




高校の場所を聞いてみると…


バス停より少し戻ったところにありました。
道路よりかなり奥に入ったところにあったので気が付かなかったのでした。


雪国の人だとわかると思うのですが、雪壁についている横道って見えにくいです。
しかも、わたしは目が悪いし…
でも…(恥)


試験会場は見られなくても、高校の場所がわかっただけ良かったです。
当日に道に迷っていたら目も当てられません。


田舎なのでバスの本数はとても少ないです。
登下校の時間以外は1~2時間に1本程度です。


でも、まあ、その高校の教員が親切だったので少し安心しました。

(註)高校名は仮名です。このあと登場してくる人たちも、すべて仮名です。言うまでもありませんが、念のため…。

次回に続く…

#590 絵描きに口無し(9)

2008年04月08日 | そのほか
元々の予定としては『絵描きに口なし』は「言論」のところで終わりにして、次いで『絵は口ほどにものを言う』という話にするつもりでした。
…ですが、思い出話の方が止まらなくなってしまって、こんな状態に…

『絵は口ほどにものを言う』は別の機会に書くことにして、次回以降も、このまま思い出話を続けていきたいと思います。
ただし『絵描きに口なし』という題名は内容と合わなくなったので変えます。

これまでの文中で、不適切(あまり細かく書きすぎてすぐに学校が特定されてしまいそう)な部分がありましたので、そこは削除訂正しました。
あまり深く追究しないで話半分に聞いておいてください。
昔の話で記憶違いがあるかも知れませんし、多少の脚色も無いとは言い切れませんが…大筋の話は間違いありません。

          *          *          *

わたしは「先生」の教えを身につけることが出来なくて、未だに「ブレーキのない車」状態です。
会社や役所と戦うために、抜くなと言われた「剣」を抜いたこともあります。
一生未熟者のままでいることをどうかおゆるし下さい。

#589 絵描きに口無し(8)

2008年04月08日 | そのほか
さて、中学三年生ともなると、進路相談・高校受験の話ばかりになります。

わたしは高校に行けたらどこでも良いと思っておりましたが、学校の成績(内申点)が良くないと試験すら受けさせてくれないという仕組みになっておりました。
一年次のわたしの成績は勉強していない割には良かったのですが、二年次の成績は言うまでもなく最悪、しかも当時の担任教師の印象が悪かったから内申書に何を書かれたかわかりません。

しかし、わたしは高校受験などというそんな細かいことにかまっている余裕は全くありませんでした。
わたしの心は死ぬか生きるかの瀬戸際。本の虫になって現実逃避をするのが関の山。
母は「おまえがやりたいことをやればそれで良い」と言い、学校でも勉強をしない宿題をしないということについては不問でした。

わたしの読んだ本は主に小説でしたが、ほかの様々な分野にも及び、歴史や生物、化学や物理の本も読みました。面白いから読めば読むほど興味が広がって、読む分野も広がってゆくのです。
そういう本を読んだのは原理や考え方に興味があったからで、公式や問題の解き方を暗記するような学校の勉強や受験のための勉強とはまるきり別のものです。
そうしたわけで、試験の成績も悪いまま、進学するかどうか決めることになりました。

最終的にわたしは進学を希望しました。試験の点数をとるためではない、別の勉強がしたかったからです。(母親に進学するように強く勧められましたが、それは「学歴」を気にしてのことです)
進学を希望すると言っても、わたしが行ける高校は限られていました。
だから、かえって悩む必要もなく、少ない選択肢の中から地図上で定規を当てて家から一番近い学校を選びました。

担任の教師には「もっと真剣に考えろ」と言われましたが、そんなことよりも読みたい本がたくさんあったので、全く考えませんでした。
(どのみち真剣に考えたところでわかりっこないのです。誰もがそれまでの成績によって受けられる高校はほぼ自動的に絞られて選択の余地は少なく、他の同級生にしても「この制服の方が好き」とか「部活動が盛んだから」とかそんな程度しか考えていないのです。それで人生のすべてが決まるわけではないのですからそれでも良いのです。ただし就職するとなると話は別でしょうね…)

結局最後まで受験勉強らしいことはしませんでしたが、さすがに0点を取るのはまずかろうと、嫌いな英語はすこしだけしました。

そして何と無しに入学試験の日が来てしまいました。

次回へ続く…