当時唯一の光は、まゆみちゃんという友だちができたことでした。
家が近かったので学校の行き帰りが一緒になったのがきっかけで仲良くなりました。
とても優しくて、わたしがどんなに無口でも明るく話しかけてくれました。
学校の誰とも口をききませんでしたが、まゆみちゃんとだけならおしゃべりできるようになりました。
わたしはいじめから自分の身を守るために、いつもまゆみちゃんと一緒にくっついていました。
けれども、完全にいじめから逃れることはできませんでした。
上靴はいつもどこかに放り出されていましたし、隙を見せては人目のつかないところにむりやり連れて行かれて蹴られたり殴られたりしました。
それに学年が上がってくると男子・女子の力関係が変わってきます。
まゆみちゃんもだんだんとわたしをかばいきれなくなってきました。
まゆみちゃんは、先生や親に言った方が良いと言いましたが、わたしが口止めをしていました。事実を知れば母が悲しむからです。
3年生から4年生に上がるときに、クラス替えがありましたが、幸いにもまゆみちゃんと同じクラスになりました。
ただ、わたしをいじめていたグループもまた同じクラスに入り、地獄の日々は終わらなかったのです。
ある出会いが訪れるまでは…
家が近かったので学校の行き帰りが一緒になったのがきっかけで仲良くなりました。
とても優しくて、わたしがどんなに無口でも明るく話しかけてくれました。
学校の誰とも口をききませんでしたが、まゆみちゃんとだけならおしゃべりできるようになりました。
わたしはいじめから自分の身を守るために、いつもまゆみちゃんと一緒にくっついていました。
けれども、完全にいじめから逃れることはできませんでした。
上靴はいつもどこかに放り出されていましたし、隙を見せては人目のつかないところにむりやり連れて行かれて蹴られたり殴られたりしました。
それに学年が上がってくると男子・女子の力関係が変わってきます。
まゆみちゃんもだんだんとわたしをかばいきれなくなってきました。
まゆみちゃんは、先生や親に言った方が良いと言いましたが、わたしが口止めをしていました。事実を知れば母が悲しむからです。
3年生から4年生に上がるときに、クラス替えがありましたが、幸いにもまゆみちゃんと同じクラスになりました。
ただ、わたしをいじめていたグループもまた同じクラスに入り、地獄の日々は終わらなかったのです。
ある出会いが訪れるまでは…
つづく…