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このは紅葉のお絵かき日記

トランプ大統領・たつき監督・irodoriの味方だよ

#76 夕焼け空

2006年06月18日 | 透明水彩
前回の内容が重すぎるので、中和する意味でもう一枚絵を出しておきます。
(中和って…?
はがきにあっさりと描いたものです。
あまりにもあっさりしすぎて絵とは呼べないかも知れませんけれど…

                          

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#75 絵描きとの再会

2006年06月18日 | 透明水彩
 わたしは子どもの頃から病弱で無口でほとんど何もできませんでした。唯一の表現手段が絵を描くことだったのかも知れません。
 小学校に入ってからは通信簿(成績表)はオール「」(5段階評価で)。赤点(=赤い字)なのでよく印象に残っています。テストも零点ばかりだったので当然の成績です。知恵遅れと見なされていたようです。
 その中で唯一黒い字だったのが「図画・工作」の「5」。

 親としては残念なことであったのでしょう。とくに父は、絵というものは「全く金にならないくだらない物」という考えがあって、勉強せずに絵ばかり描いているのが気に入らなかったようです。
「どうせおまえはろくな人間になれないのだから、せめて学歴だけはまともにとりなさい」と言うことになって、絵を描くことを禁止されてしまいました。
父の発言は絶対で、逆らうことはできませんでした。

 根性のある人ならそこで逆に奮起して大物画家になったりするのかもしれませんが、わたしは気が弱くて打たれ弱いので描けなくなってしまいました。
 ときどきはこっそり隠れて絵を描いたりしたものですが、だめでした。

 それからというもの、絵を描きたいという欲求と絵を描いてはいけないという罪悪感、自分はだめな人間だという劣等感、そういったものを引きずって歩かなくてはなりませんでした。

 大人になって親から離れてもだめでした。子どもの頃に受けたショックは大きいようです。理屈では理解しているつもりでも、心の奥底にあるものの影響は免れ得ません。
 描きたい気持ちが強くて、時々絵を描いてみましても苦しいばかりでした。

 ある時、新聞の記事で「囲碁の漫画が子どもたちに人気」というのを見て、その漫画、さらには囲碁に興味を持ちました。囲碁を始めようと思いましたが、まわりに囲碁をやっている人がありませんでした。インターネットで囲碁が出来ると言うことを知ってインターネットを始めました。
 それまでインターネットというものを毛嫌いしていましたが、これが大きな転機になりました。

 インターネットの囲碁を通じて何人かお友達も出来ました。そのお友達の中の一人のホームページでお手伝いをする必要ができて、勉強のつもりで自分のホームページを作ってみました(ホームページのことはぜんぜんわかりませんでしたので)。それが今あるホームページです。
 試しにホームページに使う画像も自分で作ってみました。それが意外にも好評で、絵を描いて欲しいと依頼も受けるようになって、少しずつ描くようになりました。それが昨年末くらいのことです。

 囲碁で知り合ったお友達が最後まで支えてくれて、気持ちが晴れてきました。絵を描くのが楽しく感じられるようになってきました。
 20余年苦しんできた「失われた時間」は取り戻せないけれど、過去のことを悔いてばかりいても仕方がないと、ようやく前向きに方向転換できました。
 本格的に絵を描いてみようと決心し、たくさん描くようになったのが今年の1月です。(今年から描き始めたというのはそういう意味です)

 ホームページで細々と絵を発表していましたが、「ブログの方がお客さんが集まる」とすすめられてこのブログを始めたのが2月のこと。そうして現在に至ります。

 でも、自分の絵にはまったく自信がありません。みなさんの励ましがなかったら今まで続けられなかったでしょう。
 体力面だけでなく精神面も軟弱なので、みなさんの声援を力にして絵を描かせていただいています。
 そのご恩に報いるためにも、がんばって絵を描き続けていきたいと思っています。

             

今日の絵はモノクロで落書きしてみましたが、こうしてみると画力のなさがはっきりわかります。
たくさん練習しなくちゃね。

                      

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