その2、その3、その4では、組み立て方についてふれましたが、今回は少し角度を変えて。
組織の問題解決の方法として、組織内インストラクターの育成というサービスを提供しています。
教育訓練の体系ができている組織では、不要なことですが…
規模の小さな組織、成長過程にある組織では、トップダウンでの指示や講話、会議や、外部専門家による講義はあるものの、OJT(業務のなかで仕事を覚えてもらう)が主で、組織内のoff-JT(集合研修)が形式的であったり、報告会やプレゼンテーションに終わってしまうことも場合もあります。
組織の「ありたい姿」を実現するための、人材育成の仕組みを作ることは、知識や知恵、技術の共有化により受け手が成長するだけでなく、組織内インストラクターの成長につながります。
また、組織内インストラクターが、通常と異なる業務に携わり、隠れた能力や知識、業務への習熟までの過程での取り組み姿勢などで、これまでの評価と違った一面が見えることが少なからずあるため、人材登用のあらたな可能性が生まれます。
このようなことから、組織内インストラクターの養成は、リーダーの仕事の能力を高めてもらいたい場合や、横並びの組織のなかからリーダーを養成したいといった場合に有効な方法です。
インストラクションの技法や、プレゼンテーションの技法は、洗練され、また、PCがあることで、よりビジュアルで具体性の高い演出も可能になりました。
もちろん、そういったものを活用することも大切です。
が、組織には組織の数だけ個性があります。
その組織の個性をどのように伸ばすのか、「ありたい姿」を達成するための人材育成をどのようにするのかを体系的に考えていくお手伝いをしたいと考えています。
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写真は、先日プルドポークを食べたくて入った飲食店の壁面です。
アメリカンテイストを演出するための絵です。
上手なのか…、作者は有名なのか…、などと考えてしまいますが、一枚一枚の絵が個性的で素敵です。
組織の個性、そこで働く人の個性、そしてお客様のそれぞれの個性、その個性が響きあう仕事ができれば、より豊かに暮らせるのではと考えます。
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