君は夢のおじさんを知っているかい?
僕達が寝ると夢の中に夢のおじさんがやって来て、どんな夢をみたいのかって聞くんだよ。
だけれど、朝起きた時には夢は覚えていても、夢のおじさんのことは覚えていないんだよ。
どうして覚えていないんだろうね。
それはね、夢のおじさんに会うのは夢を見る前だからだよ。
ある日寝た時に、僕は夢のおじさんに会いました。
『今日の夢は三つ有るけれど、君はどの夢をみたいのかなあ。一つ目は海水浴へ行く夢で、二つ目は遊園地へ行く夢で、三つ目は飼っている犬とお話しをする夢だよ。』
『三つ以外の夢は無いの?』
『今日は、この三つしかないんだよ。』
『では、今日は三つ目の、ポチとお話しをする夢がいいなあ。』
『それでは、三番の階段を上がって行くんだよ。』
そして、僕は三番の長い階段を上がって行きました。
霧の中みたいに真っ白な所をどんどん上がって行くと、僕の家のボチが待っていました。
『やあ、夢の中で会えたね。』
『あれっ、ポチは人間の言葉が話せるの?』
『ここは夢の中だから何でもできるんだよ。』
『それでは、ポチとお話しをしたくなったら夢の中で会えばいいんだね。』
『そうだね。』
『何をして遊ぼうか?』
『公園へ行ってブランコに乗ろうか。』
『うん、いいよ。』
『公園は遠いからオニギリを持って行こうか?』
『いつも遊んでいる公園は近いよ。』
『ここは夢の中だから公園は遠いんだよ。早く二人でオニギリを作ろうよ。』
『ポチは四本足で歩いているから前足は汚いじゃないかなあ?』
『大丈夫、夢の中では後ろ足だけで歩いているし、前足はセッケンでよく洗うから、オニギリを作ってもきれいだよ。』
『へぇ~、夢の中ではポチもセッケンで手を洗えるんだ。』
『そうだよ、お風呂に入った時も体をセッケンで洗うよ。』
『ふぅ~ん、人間と同じだね。』
僕達が寝ると夢の中に夢のおじさんがやって来て、どんな夢をみたいのかって聞くんだよ。
だけれど、朝起きた時には夢は覚えていても、夢のおじさんのことは覚えていないんだよ。
どうして覚えていないんだろうね。
それはね、夢のおじさんに会うのは夢を見る前だからだよ。
ある日寝た時に、僕は夢のおじさんに会いました。
『今日の夢は三つ有るけれど、君はどの夢をみたいのかなあ。一つ目は海水浴へ行く夢で、二つ目は遊園地へ行く夢で、三つ目は飼っている犬とお話しをする夢だよ。』
『三つ以外の夢は無いの?』
『今日は、この三つしかないんだよ。』
『では、今日は三つ目の、ポチとお話しをする夢がいいなあ。』
『それでは、三番の階段を上がって行くんだよ。』
そして、僕は三番の長い階段を上がって行きました。
霧の中みたいに真っ白な所をどんどん上がって行くと、僕の家のボチが待っていました。
『やあ、夢の中で会えたね。』
『あれっ、ポチは人間の言葉が話せるの?』
『ここは夢の中だから何でもできるんだよ。』
『それでは、ポチとお話しをしたくなったら夢の中で会えばいいんだね。』
『そうだね。』
『何をして遊ぼうか?』
『公園へ行ってブランコに乗ろうか。』
『うん、いいよ。』
『公園は遠いからオニギリを持って行こうか?』
『いつも遊んでいる公園は近いよ。』
『ここは夢の中だから公園は遠いんだよ。早く二人でオニギリを作ろうよ。』
『ポチは四本足で歩いているから前足は汚いじゃないかなあ?』
『大丈夫、夢の中では後ろ足だけで歩いているし、前足はセッケンでよく洗うから、オニギリを作ってもきれいだよ。』
『へぇ~、夢の中ではポチもセッケンで手を洗えるんだ。』
『そうだよ、お風呂に入った時も体をセッケンで洗うよ。』
『ふぅ~ん、人間と同じだね。』