電車に乗っていると、窓に映った僕が話しかけてくる。
『気を付けていないと、電車が揺れた時に転ぶよ。』
『うん、わかった。』
どうしてみんなが話しかけてくるのだろうか?
何時ごろから話しかけてくるようになったのだろうか?
夏休みのある日の夕立で、近くの大きな杉の木に雷が落ちた事が有る。
ゴロゴロ、ゴロゴロ、ピカッ、ドド~ン。
『ビックリしたね。』
僕がおもわずつぶやいた時に、部屋の中に置いて有るサボテンが
『そうだね、ビックリしたね。』と返事をした。
『えっ、だれ?』
『僕だよ。サボテンだよ。』
『サボテン君はしゃべれるの?』
『うん、しゃべれるけれど、今迄黙っていたんだよ。』
『君以外にしゃべれる植物がいるの?』
『みんなしゃべれるよ。』
僕は玄関に飾っている花瓶の花に話しかけた。
『君もしゃべれるの?』
『うん、しゃべれるよ。』
『机の僕もしゃべれるよ。』
『テーブルの私もしゃべれるわよ。』
『植物以外もしゃべれるんだ。』
『犬や猫もしゃべれるよ。』
『わぁ、楽しいなぁ。みんなでお話しをしようよ。』
『ワイワイ、ガヤガヤ。』
僕以外にも、みんなとお話しができる子がいるのかなぁ?
僕は友達に聞いてみた。
『ねぇ、君んちのお花やテーブルは話をするの? 僕んちのお花やテーブルはお話しをするんだよ。』
『うん、お話しするよ。』
『いつから?』
『この前の雷が落ちた時からだよ。』
『ふぅ~ん。僕んちと同じだね。』
『そうだね。』
『どうしてなのかなぁ。』
『どうしてなのかね。』
『だれかに聞いてみようか?』
『ねぇお母さん お花やテーブルはしゃべれるの?』
『えっ、人間じゃないのに、しゃべれるハズが無いでしょ。』
『僕んちのお花やテーブルもお話しするよ。』
『そう、不思議ね。』
『どうしてなのかなぁ?』
『お母さんも分からないわ。』
『ねぇお母さん、このテーブルとお話しをしてみて。』
『もしもしテーブルさん、お話しができますか?』
『僕には話しかけるのに、お母さんには返事しないね。』
『そうだね。今度はお花に話しかけてよ。』
『お花さん、お花さん、返事をしてね。』
『やっぱり大人には話しかけないんだ。』
『そうだね。』
『気を付けていないと、電車が揺れた時に転ぶよ。』
『うん、わかった。』
どうしてみんなが話しかけてくるのだろうか?
何時ごろから話しかけてくるようになったのだろうか?
夏休みのある日の夕立で、近くの大きな杉の木に雷が落ちた事が有る。
ゴロゴロ、ゴロゴロ、ピカッ、ドド~ン。
『ビックリしたね。』
僕がおもわずつぶやいた時に、部屋の中に置いて有るサボテンが
『そうだね、ビックリしたね。』と返事をした。
『えっ、だれ?』
『僕だよ。サボテンだよ。』
『サボテン君はしゃべれるの?』
『うん、しゃべれるけれど、今迄黙っていたんだよ。』
『君以外にしゃべれる植物がいるの?』
『みんなしゃべれるよ。』
僕は玄関に飾っている花瓶の花に話しかけた。
『君もしゃべれるの?』
『うん、しゃべれるよ。』
『机の僕もしゃべれるよ。』
『テーブルの私もしゃべれるわよ。』
『植物以外もしゃべれるんだ。』
『犬や猫もしゃべれるよ。』
『わぁ、楽しいなぁ。みんなでお話しをしようよ。』
『ワイワイ、ガヤガヤ。』
僕以外にも、みんなとお話しができる子がいるのかなぁ?
僕は友達に聞いてみた。
『ねぇ、君んちのお花やテーブルは話をするの? 僕んちのお花やテーブルはお話しをするんだよ。』
『うん、お話しするよ。』
『いつから?』
『この前の雷が落ちた時からだよ。』
『ふぅ~ん。僕んちと同じだね。』
『そうだね。』
『どうしてなのかなぁ。』
『どうしてなのかね。』
『だれかに聞いてみようか?』
『ねぇお母さん お花やテーブルはしゃべれるの?』
『えっ、人間じゃないのに、しゃべれるハズが無いでしょ。』
『僕んちのお花やテーブルもお話しするよ。』
『そう、不思議ね。』
『どうしてなのかなぁ?』
『お母さんも分からないわ。』
『ねぇお母さん、このテーブルとお話しをしてみて。』
『もしもしテーブルさん、お話しができますか?』
『僕には話しかけるのに、お母さんには返事しないね。』
『そうだね。今度はお花に話しかけてよ。』
『お花さん、お花さん、返事をしてね。』
『やっぱり大人には話しかけないんだ。』
『そうだね。』