KONASUKEの部屋

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シロフフユエダシャク♂20210301

2021年03月04日 | チョウ目
シロフフユエダシャクの♂。
♀は翅が2~3mmしかなく、飛べません。
当ブログ13種目のフユシャク類。

①櫛歯状の触角の歯部は極めて短い
②前翅前縁は凹む
③外横線は、前翅前縁に対して垂直に入る

分類:チョウ目シャクガ科エダシャク亜科
♂翅を広げた長さ:21~32mm
♀体長:7~10mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:1月下旬~4月初旬(年1化・高標高地~5月)
          蛹で冬越し
エサ:成虫・・・食べない
   幼虫・・・ブナ、クリ、コナラ、ミズナラ、クヌギ、カシワ、アベマキ
その他:梅の花が咲く少し前頃に出現するフユシャク類。
チャバネフユエダシャクが姿を消す頃に現れ、ヒロバフユエダシャクが出る頃に見られなくなる。
♀の翅は痕跡程度で飛べない。
♂は前翅が灰褐色の斑模様で黒い帯模様がクッキリしている。
翅の斑紋には個体差が大きい。
後翅は灰白色。
色は白っぽいものから黒っぽいものまで変異があり、♀の体色も灰色から黒色まで変異がある。

小型で翅は細く、櫛歯状の触角の歯部は非常に短く、前翅前縁はほぼ直線(やや反る)で、外横線は前縁に対して垂直に入る。
(ヒロバフユエダシャクは、大型(開帳33~40mm)で翅は大きく、歯部はやや長め、前翅前縁はやや丸みを帯び、外横線は前縁に対し斜めに入る。)

雑木林で普通に見られる。
♂は良く灯火に飛来する。
♀は擬死をするが、♂はしないという。
幼虫は春に見られる。
各節背面に、黒い横線が走り、体に毛が生えている。
終齢幼虫の体長は約20mm。
参考:学研の図鑑LIVEPOCKET幼虫(学研プラス)
   みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
   虫ナビ
   昆虫エクスプローラ
   一寸の虫にも五分の魂
   蛾色灯


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