KONASUKEの部屋

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クロテンシロヒメシャク230604

2023年07月03日 | チョウ目
クロテンシロヒメシャク。
モントビヒメシャク、タカオシロヒメシャクと酷似しており、正確には交尾器を確認することが必要です。
そのため、同定間違いの可能性があります。

①前翅内横線:淡褐色(黄色っぽい)
②前翅中横線:淡褐色(黄色っぽい)
③前翅外横線:淡褐色(黄色っぽい)
※②③はほぼ平行
④翅頂付近の外縁:1~2個の小黒点
⑤後翅M3脈:あまり尖らない
⑥前・後翅横脈点:欠く個体が多い

翅を広げた長さ:
21~23mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~低山地
成虫の見られる時期:
6~7月、8~9月(年2化、北海道では年1化?)
幼虫で冬越し?
エサ:
成虫・・・花の蜜など
幼虫・・・イヌタデ、ミゾソバで飼育記録がある
その他:
外観はタカオシロヒメシャクに似る。
モントビシロヒメシャクよりも黄色味が少ない。
地色は淡黄色。
(タカオシロヒメシャクは前翅全体に灰褐色鱗が散布されるため、より暗色に見える。やや山地に多い。)
淡褐色(黄色っぽい)の内・中・外横線を持ち、外横線と中横線はほぼ平行。
前翅・後翅ともに横脈点を欠く個体が多い。
(前翅横脈点は外横線と同色であまりはっきりしない。)
前翅外縁の翅頂より下に、1~2個の小さな黒点列を表わすことが多い。
後翅M3脈はあまり角張らない。
♂は後脚脛節の距を欠く。
普通種で個体数も多い。
樹林と林縁で見られる。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
終齢幼虫の体長は約25~30mm。
参考:
日本産蛾類標準図鑑Ⅰ(学研)
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
荒川の自然
富山県産蛾類博物館
広島市森林公園こんちゅう館
狭山市の昆虫
四国産蛾類図鑑
私の虫日記
茨城の蛾

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