クリイロアツバ20201025

クリイロアツバ。

①翅頂に黒色紋
②前縁沿いに５つの黄白色条
③外縁の翅脈間に小黒点列
④腎状紋：暗褐色点からなり、不完全な小黒色環２個を含む
⑤後縁：背側に90°折れ曲がる

分類：チョウ目ヤガ科テンクロアツバ亜科
翅を広げた長さ：２０～２２ｍｍ
分布：本州、四国、（九州？）
※「Digital Moths of Japan」以外に九州を含めるサイトを見つけられなかった。
　対馬に分布するなら、九州に分布しないのは不自然に思われる。
　　　丘陵～低山地
成虫の見られる時期：５月、８～１１月
　　　　　　　　　　越冬形態？
エサ：成虫・・・不明
　　　幼虫・・・ネザサの葉
その他：前翅は暗い灰褐色。
　　　　翅頂にある黒色紋から前縁に沿って、五つの黄白色条が連なり、翅頂付近の一つが最も鮮明。
　　　　外縁には翅脈間に小黒点列があり、内方に小白点を伴う。
　　　　腎状紋はやや大きな暗褐色点からなり、不完全な小黒色環２個を含む。
　　　　後縁は、背側に90°折れ曲がる。
　　　　後翅は暗い灰黒色、内縁部には長い毛を生ずる。
　　　　頭部・胸背は淡い灰褐色。
　　　　♂の腹部第６節の嚢状の付属器は、黒色の特殊な鱗片で被われ、さらに淡色の毛を生じ渦巻状となる。
　　　　♂の中脛節は肥大し、内側に黒色の大きな毛束を内蔵し、淡色の特殊な毛で覆われる。
　　　　後脛節内側にも黒色の毛を生ずる。
　　　　灯火に飛来する。
参考：Digital Moths of Japan
　　　みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
　　　虫ナビ
　　　北河内昆虫記
　　　北茨城周辺の生き物
　　　東京昆虫館