KONASUKEの部屋

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ウスバミスジエダシャク20200814

2020年10月31日 | チョウ目
ウスバミスジエダシャク。

①内横線
②中横線
③外横線は屈曲度が低く、破線状。
 (オオバナミガタエダシャクでは屈曲度が高く、破線状にならない。)
④亜外縁線は淡色で縁取られる。
⑤横脈紋は白抜き。
 (オオバナミガタエダシャクでは一様に黒色。)
⑥外横線と中横線は、後縁付近で接近する。
 (オオバナミガタエダシャクでは距離がある。)

その他、ここには写っていないが、
・前翅裏面の先端部に淡白色の紋がない。
 (オオバナミガタエダシャクには淡白色の紋がある。)
・後翅中横線がハッキリしている傾向がある。
などの特徴があるとのこと。

分類:チョウ目シャクガ科エダシャク亜科
翅を広げた長さ:32~45mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:4~9月(多化性、茨城県5~9月)
          幼虫で冬越し
エサ:成虫・・・不明
   幼虫・・・ヤナギ科、クルミ科、カバノキ科、ブナ科、ニレ科、クワ科、クスノキ科、バラ科、マメ科、カエデ科、グミ科、ビャクシンなど
その他:類似種のオオバナミガタエダシャクとの識別ポイントは
    ・横脈紋は白抜き。
     (オオバナミガタエダシャクでは一様に黒色。)
    ・外横線と中横線は、後縁付近で接近する。
     (オオバナミガタエダシャクでは距離がある。)
    ・前翅裏面の先端部に淡白色の紋がない。
     (オオバナミガタエダシャクには淡白色の紋がある。)
    ・外横線は屈曲度が低く、破線状。
     (オオバナミガタエダシャクでは屈曲度が高く、破線状にならない。)
    など。

    亜外縁線は淡色で縁取られる。
    後翅中横線がハッキリしている傾向がある。
    寒冷地では色調が淡色になる傾向がある。
    触角は♂が両櫛歯状、♀は糸状。
    ♂は前翅基部に刻孔(鱗粉を欠き、透明な窓状になった部分)がある?
    一般に♀の方が大型。
    第1化は大型。
    茨城県内でも、平地と山地では年に羽化する回数が異なると思われる。
    樹林と林縁、果樹園、公園などで見られる。
    普通種で、個体数も多い。
    夜行性で、灯火に飛来することも多い。
    終齢幼虫の体長は約35~45mm。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
   かたつむりの自然観撮記
   明石・神戸の虫 ときどきプランクトン
   虫ナビ
   渓舟の昆虫図鑑
   北茨城周辺の生き物

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