KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

ヒメマダラミズメイガ(♀?)20200829

2020年11月14日 | チョウ目
ヒメマダラミズメイガ。
焦げ茶色がかっていることから、♀と思われます。
♂は淡い褐色。

①内横線は不明瞭。
②中横線
③外横線
②③は、前翅では波打ち、後翅では比較的滑らか。
④②③の間は比較的淡色
⑤外側は比較的濃色

分類:チョウ目ツトガ科ミズメイガ亜科
翅を広げた長さ:12~23mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~低山?
成虫の見られる時期:5~11月(京都府では年4化)
          幼虫で冬越し
エサ:成虫・・・花の蜜など
   幼虫・・・ウキクサ、ヒメウキクサ、トチカガミ、アカウキクサ類、ヒシ科、ヒツジグサ、スイレン類の葉
その他:前翅は細く白い中横線と外横線が波打ち、目立つ。
    後翅は滑らか。
    中横線と外横線の間は比較的淡色。
    一般的に、♂は小型で淡褐色、♀は少し大きく黒褐色味を帯びる。
    腹端を持ち上げて止まることが多いようだ。
    灯火に飛来することもある。
    挺水植物・浮葉植物が豊富な池沼、水田などと周辺の樹林で普通に見られる。
    産卵は、ウキクサの裏面に塊状で行う。
    孵化した幼虫は、食草の葉を切り取り、筒型で蓑状の巣を作る。
    巣とともに水面に浮き、巣から顔を出して食草を食べる。
    頭は黒褐色で体は白っぽく、腹脚が短い。
    気管鰓はないらしいので、幼虫は皮膚呼吸である可能性が高い。
    幼虫はハスをエサとして与えても発育しない。
    ウキクサ類(種子植物)よりもアカウキクサ類(シダ類)を好む。
    巣に入ったまま越冬する。
    京都府では、2月中旬から活動を始めるという。
    25℃前後で、最も発育しやすい。
    終齢幼虫の体長は約15mm。
    巣を閉じて蛹化する。
参考:みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
   虫ナビ
   広島市森林公園こんちゅう館
   富山県産蛾類博物館
   北茨城周辺の生き物
   はすだね通信
   水生昆虫写真鑑

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ミツテンノメイガ♂20200829 | トップ | ヤマトイシノミ?20200829 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

チョウ目」カテゴリの最新記事