KONASUKEの部屋

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クロテンカバアツバ20210603

2021年11月26日 | チョウ目
かなり小型の蛾で、パッと見、フタテンチビアツバか、ウスオビアツバモドキかと思ったんだけど。
何となく違和感。
フタテンチビアツバなら、腎状紋が二つの紋(あるいは繋がる)。
ウスオビアツバモドキなら、外横線上に白紋があるハズ。
どちらでもないので調べたら、本種であることが分かりました。
この個体では、腎状紋が三角形に近いですね。

①内横線:不明瞭、鋸歯状
②外横線:不明瞭、褐色紋をかすめるように曲がる
③褐色紋
④亜外縁部:中黒点
⑤外縁部:ミシン目状の黒点列

分類:
チョウ目ヤガ科 亜科所属不明
翅を広げた長さ:
13~16mm
前翅の長さ:
7~8mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
6~10月(年2化)
幼虫で冬越し?
エサ:
成虫・・・不明
幼虫・・・ズミが知られるが、他にもある?
その他:
前翅は橙黄色で、疎らに褐色鱗片を混ずる。
中室端に、やや大きな褐色紋を表わす。
三角形のことが多いようだが、褐色鱗片が集中して一つの褐色紋のように見える個体も多い。
横線は不明瞭。
各横線の基点に同色の小点を具える。
亜外縁に中黒点が3対ある。
外縁に沿って、ミシン目状の黒色列がある。
後翅は灰色で、褐色を帯びる。
単眼を有する。
♂の触角は鞭状で、やや粗い鱗片で密に覆われ、ほとんど無毛。
♀は軸がやや細い。
夏型はやや小型。
広葉樹を中心とする樹林と林縁、公園、寺社林などで見られ、比較的薄暗い環境を好む。
夜行性で、灯火に飛来することもある。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
北茨城周辺の生き物
渓舟の昆虫図鑑
あおもり昆虫記
茨城の自然 が・ガ・蛾探検隊
YAMKEN明石の蛾達
多摩蛾廊
身近な自然に癒されて

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