KONASUKEの部屋

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シロテンウスグロノメイガ♀?20200905

2020年12月13日 | チョウ目
シロテンウスグロノメイガの♀?
♂は腹部がもっと細くて長いです。

かつてウスグロノメイガとされていた種が、5つに分割されました。
(シロテン~、モン、アカ~、ヒメアカ~、オオ~)
♂は交尾器で確実に区別できるが、♀はそれでも難しいのだそうです。
ただ、外見からでも区別は可能であるとされます。

翅の表の色は
モンウスグロノメイガ:最も明るく黄色がかる
シロテンウスグロノメイガ:灰褐色
アカウスグロノメイガ:錆色
ヒメアカウスグロノメイガ:暗い錆色
という傾向だそうです。

また、
モンウスグロノメイガ
 外横線は緩やかに湾曲するか角張る
 前翅横脈紋は明瞭だが、外側の淡黄紋は弱い
 ♂の前翅中室は浅く凹む
シロテンウスグロノメイガ
 前翅横脈紋の外側に、明瞭な灰白色か黄白色の紋がある
 翅は細長い
 外横線は直線的で、中央より上でわずかに角張ることがある
 ♂は前翅中室が表面から見るとくぼんでいる
アカウスグロノメイガ
 外横線は太い個体が多い
 前翅横脈紋は明瞭で、淡黄紋は個体によっては明瞭
 前翅中室中央に浅い溝がある
 後翅の後縁にシワが多い
 ♂は、後翅後縁部が縦長の袋状となり、表面から見ると後縁部がシワになる
ヒメアカウスグロノメイガ
 後翅の後縁にシワが多い
 ♀は後翅にシワがない
などの特徴があるとのこと。

①翅は細長く、翅表の色は灰褐色
②前翅横脈紋
③②の外側に、明瞭な灰白色か黄白色の紋
④外横線は直線的
 (中央より上でわずかに角張ることあり)
⑤♀の腹は比較的太短い
 (♂は非常に細長く、後方に突出する/同属に共通)
⑥触角は単純で各節が環状
 (同属に共通)

分類:チョウ目ツトガ科ノメイガ亜科
翅を広げた長さ:
分布:本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:6~7月、8~9月(年2化)
          幼虫で冬越し
エサ:成虫・・・不明
   幼虫・・・食植性? モンウスグロノメイガが枯葉を食べるらしいので、似た習性である可能性があるかも知れない
その他:かつてウスグロノメイガとされていた種が5つに分割された。
    (シロテンウスグロノメイガ、モンウスグロノメイガ、アカウスグロノメイガ、ヒメアカウスグロノメイガ、オオウスグロノメイガ)
    ♂は交尾器で確実に区別できるが、♀は困難。

    翅は細長く、翅表の色はモンウスグロノメイガより暗い灰褐色。
    (モンウスグロノメイガ:より明るく黄色がかる。
     アカウスグロノメイガ:錆色。
     ヒメアカウスグロノメイガ:より暗い錆色。)
    前翅横脈紋の外側に、明瞭な灰白色か黄白色の紋がある。
    (モンウスグロノメイガ:横脈紋は明瞭だが外側の淡黄紋は淡い。
     アカウスグロノメイガ:横脈紋は明瞭、淡黄紋は個体によっては明瞭。)
    外横線は直線的で、中央より上でわずかに角張ることがある。
    (モンウスグロノメイガ:緩やかに湾曲するか角張る。
     アカウスグロノメイガ:太い個体が多い。)

    ♂♀ともに触角は単純で各節が環状。
    ♂の腹部は非常に細長く、後方に突出する。
    ♂は前翅中室が表から見ると窪む。
    (モンウスグロノメイガ:浅く凹む。
     アカウスグロノメイガ:中央に浅い溝がある。)

    樹林と林縁、公園、水田周辺などで見られる。
    普通種で個体数も多い。
    夜行性で灯火に飛来することも多い。
参考:Digital Moths of Japan
   水元公園の生き物Wildlife in Mizumoto Park,Tokyo
   みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
   かたつむりの自然観撮記
   私のモスモス写真集
   Digital Moths of Japan
   YAMKEN明石の蛾達
   沖縄産蛾類幼虫の図説と食草
   Digital Moths of Japan
   北茨城周辺の生き物
   富山県産蛾類博物館
   YAMKEN明石の蛾達

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