KONASUKEの部屋

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ダビドサナエ♀20210409

2021年04月10日 | トンボ目
ダビドサナエの♀。
アカトンボと同じ位の大きさでした。

モイワサナエかも? って、一瞬、トキめいたのだが。

胸の横の二本の黒線のうち、前の方が、かろうじて翅の付け根に達しているので、ダビドサナエでしょう。

腹の各節に環紋があるように見えるのは、羽化して間もないからかも。
やたらフラフラ飛んでたし、逃げ隠ればかりしてたしね。
追いかけまわしてゴメンよ~。

①胸正面の背隆線上に黄~黄白色部はない
②ハ字状紋と襟条はつながらない
③ハ字状紋の上に点状紋がある
④胸側面の二本の黒色条は、二本とも翅の付け根に達する
⑤大アゴ側面と前脚基節に、幅広い黄色紋がある

分類:トンボ目 異翅亜目サナエトンボ科サナエトンボ亜科ダビドサナエ属
全長:♂43~51mm、♀40~47mm
分布:本州、四国、九州
   平地~山地・流水
成虫の見られる時期:4~8月(2年1化)
          幼虫で冬越し
エサ:成虫・・・昆虫
   幼虫・・・小型の水生生物
その他:春に源流部から中流域までで見られる小型のサナエトンボ。
    特に山のすぐ近くを好むらしい。
    日本固有種。
    胸正面の背隆線上に黄~黄白色部はない。
    ハ字状紋と襟条はつながらない。
    ハ字状紋の上に点状紋がある。
    胸側面の二本の黒色条は、二本とも翅の付け根に達する。
    二本のうち、前の一本が途切れて翅の付け根に達しない個体(ヒトスジ型)もある。
    (モイワサナエでは途切れる。)
    翅胸側面の黒条から外れたところに気門がある。
    (そうでなければクロサナエ。)
    大アゴ側面と前脚基節に、幅広い黄色紋がある。
    (クロサナエにはない。)
    腹部には黄色の斑紋があり、♂では小さく、♀では発達して細長い。
    ♂は腹部第10節の両脇が突出する。
    縄張りは静止型で、植物や石の上などに止まって形成する。
    交尾は静止型。
    産卵は単独飛翔型で、ホバリングしながら、水際に近いコケや背丈の低い草の上に卵をばらまく。
    卵は縦のストライプ模様がある。
    卵期間は2週間~1ヶ月程度。
    ヤゴは主に岸に近い砂に潜って生活する。
    (泥底や、植物性沈積物に紛れ込んだり、深みにも居たりする。)
    環境省が定める水質指標では、「少し汚れた水」に生息するとされる。
    終齢幼虫の体長は約17~20mm、頭幅5~6mm。
    黒~褐色で脚に淡黄色の斑紋がある。
    小型で少し扁平、体つきはガッシリしている。
    頭部は若干逆台形で、複眼は大きめ。
    触角は棒状。
    クロサナエ♂のヤゴとは、肛上片の形態により識別する。
    (クロサナエ♂のヤゴでは、肛上片の突起は大きく、横にも張り出す。)
    羽化は直立型。
    中流域で羽化し、成熟するにつれて上流へ移動する。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
   虫ナビ
   yagopedia
   トンボフィールド観察記
   神戸のトンボ
   岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
   みき♂の虫撮り友人帖
   身近な川の水生昆虫を調べてみよう!
   TAKAO 599 MUSEUM
   昆虫エクスプローラ

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2 コメント

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Unknown (kazuyoo60)
2021-04-10 09:48:32
可愛いトンボです。出会ったことはありません。早くから羽化ですね~。
返信する
kazuyoo60さんへ (KONASUKE)
2021-04-10 23:09:19
コメントありがとうございます。
サナエトンボの仲間は、多くが田植の頃から出始めるんですが。
今年は何でも早いですね。
返信する

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