鉄道模型工作記録帳

モデルアイコン・札幌コムモデル情報は下記に移動しました
http://blog.goo.ne.jp/modelicon

キハ183-500番台のこと

2012-08-12 16:08:13 | 模型工作雑ネタ日誌



RIMG0173.JPG

キハ183-500番台の各部がほぼ撮影し終わったようなのでまとめてみます。

国鉄の置き土産として製造された500番台も既に25年を経過して、廃車が2台、転用が1台ですね。



もともと500番代のものでも「短編成化で余剰となるサービス電源ユニットキハ184-0を活用しやすいように」作られた車なので、どちらかというと「継子」的な使いにくさは最後まで解消されずにいるようです。

183系は基本的に「先頭車にはサービス電源」がセオリーですが、この車だけ相棒が必要となり、相棒が全滅した今では本当に「あまり使いようがない」車と言えます。

一般中間車より定員も少ないですしね。

現在は廃車の501を中心に写真説明です。



t2010苗穂工場061.jpg

いつまでも新型だと思ったら・・・という感想がぴったりなんですよ。



t2010苗穂工場060.jpg



2010苗穂工場063.jpg

いろいろな角度で見ておくとデッサンが解ります。



tRIMG0141.jpg

ほぼ原型のまま廃車を迎えました。





tRIMG0166.jpg

窓のみ、ポリカーボネード窓が取り付けられたため、窓が曇りやすくなってしまいました。

要は気密性があまりない外張り窓になってしまい、水分が抜けないのです。





tup2995.jpg

現役の同僚の殆どはパワーダウン改造されて400番台となって函館運転所に転属しています。

波動用としてですが、それだけ「あんまり使い勝手が良くない」ということになります。

結果、500番台は120kmアッパーの最鈍足の特急北斗一往復用にあるものも含めて、殆どが函館運転所に集結しました。

(北斗は振り子含めて3速度区分のある珍しい特急ですね)



tキハ183-1504V.jpg

妻面です。

四角い排気筒がこの車番台の特徴と言えます。



tキハ183-501A.jpg

現役晩年の501

相棒はキハ184-2を従える時期が晩年のスタイルでした。





tキハ183-504.jpg

特急サロベツの増結によく用いられた500番台。

これは504

501以外は21世紀に入り、サロベツ増結がほぼ専属といえるものでした。



tキハ183-505.jpg

それ以外は札幌運転所で



tキハ183-505b.jpg

寝て



tキハ183-506B.jpg

寝てばかりでしたね。

これは唯一とかち色を最後まで纏った500番台系先頭車506

といってもサロベツにほぼ専属でした。

2002年以降は相棒のキハ184にもとかち色が消滅し、中途半端な存在ではあったのですが、このカラーをずっと纏っており、函館転属400番台化後も纏っておりました。



t2010苗穂工場070.jpg

エンジンです。

キハ182やキロ182と同一のパワーユニットを持ちます。



t2010苗穂工場066.jpg

切り抜き文字ではありません。



t2010苗穂工場072.jpg

500番台の現実。

183系の中で唯一外板が薄いものを使用したせいか、波打ちが激しいものとなっています。

特にこの501は釧路区の所属であり、釧路区の車両は外板の平滑が保てるものが少なかった傾向があります。

薄い500番台ではご覧のような可愛そうな状態です。



0番台や550番台は一般的な厚み2.3mmであったに対し500番台は1.6mmであったようです。



t2010苗穂工場068.jpg

更にこんなことにも。

正直、塗装の仕上げはJR北海道。あまり良くはないのですが、釧路は特に仕上げが続かないような感想を持ちます。

まぁ、強度には問題はにとは言え、見た目は良くないものであり、あんまり考えていないファンからは口汚く罵られることも。

パテの仕上げ方ではどうにでもなる部分ですからね。



t2010苗穂工場071.jpg

意外と見過ごされている部分に方向幕周辺の立ち上げ膨らみがあります。

方向幕途中から屋根カーブが始まっているということになります。



ここ、結構なポイントです。



t2010苗穂工場073.jpg

昭和の車です。



t2010苗穂工場074.jpg

これが最後の検査表記。



P4287222.JPG

強制換気装置は中心からオフセットされていることが解ります。




  ↑仕事が修羅場っているのでこの辺りでご勘弁を。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« キハ40-700ほぼ原型。 | トップ | キハ08詳細資料 その2 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

模型工作雑ネタ日誌」カテゴリの最新記事