鉄道模型工作記録帳

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【再補追】名古屋臨海鉄道東港見学のこと

2011-01-08 20:37:00 | 模型工作雑ネタ日誌

なんと臨鉄運転士さんからコメントをいただきまして、マニアの思い過ごしの部分などを訂正いただきました。
謹んで感謝申し上げます。
(追記部分は赤文字となっております。
再追記は青となっております。検証のために元文も残してあります


2002年のこと。

名古屋臨海鉄道に見学の申し入れを行い、菓子折り片手になんとか(家族でw)見学が許されたときの写真です。

翌年にテロ特措法発効で臨海鉄道は原則見学禁止となり、これっきりになってしまったときのものです。



機関庫に収納されていたND5523
名古屋臨海の形式はN(名古屋)D(ディーゼル機関車?)55(55t系マシン)2(エンジン二個)という符番とのことで、見た目「ND55 23」と23号機に見えますが、これは3号機と言うことになるそうです。
【追記】
コメントを見ると、例えばこの車は「23号車」と通じてらっしゃるようです。
当時聞いた説明を私が聞き勘違いしたのかもしれません。

【頂き再追記】
機関車の番号の事
ND552←ココまでが形式 2 号車番号
なのですが、**(専門用語略)**呼称が
**(専門用語略)**22=ND5522
なので、現場通称22号車で通ってます。
ですのでカマ番は
(22・25・12・218は廃車解体)
23・26・27・28・29・10・213・215・216・217
と呼んでます。


【こむめの感想】
・・・ここで面白い部分は、オリジナル通番2桁の車はエンジン数「2」をはずすのですね。
勉強になります。
それにより確かに解りやすく呼称3桁だと自動的に非重連名古屋ターミナル常駐車両になりますね。
一部公開すべきではないと感じました部分は伏せさせていただきました。ご了承ください。


ぱっと見た限り、国鉄DD13そのものに、片栓構造の重連繋ぎのジャンパ栓があるようなものですが、このマシン、早速変形機だそうで。
のちにちょっと解説できるかもしれません。



ND55210
つまり10号機。210号車と訂正
名古屋臨海鉄道のオリジナルマシンで、台車は軸バネ方式のNL8B台車、燃料タンクも小容量。エアタンクもDD13初期モデルのように燃料タンクの両脇に抱えたもの。
過去には消音器が取り付けられていたそうです。
【頂き注釈】
オリジナル台車の形式は「NL6B」といいます。
N・・・日本車輌
L・・・低速(45km以下)用
の6番目のB型の意だと思います。




ですが、ボンネットはDD13の後期型を基本にヘッドライトを別付けしたよなもので、側面上部グリルはメッシュではなくガラリ方式となっていることが特徴ですね。
片栓ジャンパはちょっと面白い取り付け方をしております。
210号車の過去写真を見ると、煙突に加工点が見られます。この時点では無いので、煙突はほか車両の備品転用かもしれません。



ND5527
つまり7号機。217号車と訂正
10号機との差はテールライトが左右原型と言うことでしょうか。
またキャブのひっかけ金具に差異が見られます、
後ろの機関車は煙突に消音マフラーが見えますね。
【頂き注釈】
29号車のマフラーの上のは「消音器」でなく、「マフラーカッター」の一部分ですね。煙筒断面も微妙に違います。



そのND5529
マフラーがポイントの若干変形機。
テールライト周辺が黒く塗装されているのが目立ちます。

廃車と見られる留置です。
【頂き再注釈】
廃車群のカマのこと
来駅の際、撮影されました廃車体の内で
シートがかかっていた3両はDD13そのものです。
部品取り車として国鉄から買った車体でしたが
昨年9月頃惜しくも解体されました。



ND5522≪解体済≫
つまり二号機。22号車と訂正
見学の直前に離脱したとのこと。
煙突がどこかに持っていかれています。
銘板がはずされておりません。
使用停止ホヤホヤだったのでしょう。



ND55212≪解体済≫
つまり12号機。212号車と訂正
一見、DD13後期型ですが良く見ると下回りは名古屋臨海オリジナルマシンの一式と似た雰囲気(実は違う)になっております。
これも壮絶な歴史を持つ変形機であることがのちにわかります。



番号不明推測ND55217 217号車≪解体済≫
どうみてもDD13であり、非重連塗装です。
大きな消音器(マフラーカッターと訂正)が目立ちます。



先のND55210から移植されたものらしいのですが、知多オイルターミナル入替受託終了となって除籍を受けたものとのこと。



番号不明推測ND55218 218号車 再訂正・・・これは国鉄DD13現姿部品用3台のうちの一台≪解体済≫
やはり元国鉄DD13ですが、エアタンクが持ち取られていたりするのですっかり部品取りになっている姿です。
218はこの時点で解体済みとのこと。

3台と言うのは記憶に薄いのですが、
確かに奥にももう一台見えます。
更にもう一台あったのですね。



ND5525 25号車
見た限りとてもプレーンな名古屋臨海オリジナル。



ND5528 28号車
違いが見られることはなさそうです。
ヘッドライトが背面絶壁であることがわかります。
あ!よく見ると25号車27号車群と28号車29号車210号車群でボンネットサイド上部のグリルの形が違う!!




何度かここで披露している元苫小牧埠頭のND55216? 216号車
?というのは初代ND55216が居たから。
それは国鉄DD13だったそうです。
元苫小牧D5605だそうです。
というか、この機関車を見るためにお願い倒したのです。



全般検査のためバラバラでした。



ND55213? 213号車
やはり元苫小牧埠頭D5604
苫小牧最期の稼動車はここに集結しました。
十勝鉄道~室蘭製鉄所のD5606は新しいにも拘らず不調で後半は離脱していたそうです。
【頂き再注釈】
元苫小牧のカマも、名古屋タの連日の激務で機関故障を頻発するようになりました。

【こむめ感想】
旭川のD5603は既に予備化、十勝のD5606は製鉄所入りと、「見える形で」フルに稼動しているものは名古屋だけになってしまいました。名古屋でもちょっと形が違うエンジンのはずのこれらのメンテナンスは、エンジン数でたった4機。少量の機械を扱うのは大変なものがあると思われますが末永い活躍を願うばかりです。





苫小牧時代との差は、塗装ももちろんですが、ラジエターのフィンが全て撤去されていたこと。




ND55213?の運転台。
十勝鉄道で撮影した元D5606のものと実は若干異なります。

D5606の運転台↓



すごい微妙な差ですが、スイッチやメーターのパネルが結構異なります。

さて、変形機で知る限りのこと。


ND5523は元々ND552のオリジナルでND5527などと同じであったはずなのですが。旧国鉄DD13 233そのものとそっくり入れ替わってしまったものだそうで。
籍引継ぎのみだそうです。
確かに、ボンネットもそうですが、台車もエアタンクを抱えていますから、納得するものがあります。
ただ、重連装備がオリジナルのままです。

ほかの一説では「フレームは元のまま」
と言う話も。
じゃ燃料タンクは・・・・?
現車は大型2000リットルタンクを吊っております。
DD13で重連化改造されたと見るのがやはり正しい気がしますが、ジャンパ栓関係の細かい位置や部品、切り方もオリジナルと全く相違なく、端梁は元のを移植・・・?

なんとも微妙に不思議な車です。



ND55212
これがほか写真で見ると時代ごとにまるでスタイルが違う。
元番号はDD1312
つまり国鉄DD13の最初期型。
最初は大目玉一つ目のイコライザー台車。
そこに
DD13360から台車とエンジンとボンネット一式と移植してしまったとのこと。

但し、時期的にはボンネットを先に交換し、台車を最期に取り付けたので、上回りがDD13後期型で台車がイコライザーという時代もありました。
台車をDT113に移植後はエアタンクは燃料タンクの横にありますので持ってこないことであり、ごらんのようなスタイル。
DT113ウィングバネ台車でエアタンクを抱えない、全国的にも稀な組合せのDD13となっていたものです。
予備知識で、2つ目のイコライザー車があるらしいと注目しておりましたが、違う変形機となっていたことに驚いたものです。

エアタンクを抱えないと、概ね軸バネ式台車酷似になるだけに軸受けの左右に鶴巻バネが見えるエアタンクなし車はここ以外見たことがありません。
【頂き注釈】
212号車の台車振替は、心皿形状の理由からこの台車に振替えられてます。
この写真の廃車群は、既に一部を除いて解体されました。




転出機ND55219
名古屋臨海で役目を終えた元国鉄DD13226
四日市の太平洋セメント専用線に移動。
四日市に着てからはテールライトが自動車用に。

またほかに45tマシンなどが2台あるため2エンジンのこの機関車は燃費が悪いなどの理由で予備役になっております。




ところどころオレンジ色の旧国鉄色が見えております。






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1 コメント

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D5606 (社長)
2011-09-03 15:08:58
はじめまして
比較的最近になり、貴殿ブログを知ることになり、拝見しています。

さて、ひとつ気になった点があります。十勝鉄道のD5606の行き先ですが、室蘭製鉄所ではないと思いますがどうでしょうか。60tクラスが主力で65tクラスの新車を入れている会社が、今になってDD13タイプの中古を受け入れるとは考えにくいです。
室蘭というキーワードで別の方と取り違えてらっしゃるのではないかと。

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