鉄道模型工作記録帳

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缶スプレーから塗料を取り出す10の約束

2008-04-28 21:50:12 | 模型工作雑ネタ日誌
缶スプレーしか発売されていない塗料を何とかエアブラシにしたい。
まぁ、言うは簡単、やるのは結構難儀だったりします。

ガスを抜こうにも、小さな穴でもあけようモンなら、そっからブラシ状に吹き上げ、部屋はとんでもないことになります。

実は学生時代にやっちまって、賃貸の家の天井をえらいことにしたことがあります。

缶に向かって、千枚通しをブス!


ぶっしゅーーーーーーーーーー!!!!


天井に血しぶきのような文様を作りました。
真上に一気に吹き上げたんです。
えーえー、それはそれはエライことになりました。

めちゃくちゃ丁寧に、天井をペンキ塗りしてごまかした。というか塗りなおしました。
いや、大家さんごめんなさい。今だから白状します。


さて・・・
使うもの

太いストロー。

以上です。

ライターで炙って、

乙!

の状態に曲げます。
二箇所で曲げるのがコツです。


給水スポートのようにする感じで、

根元を瞬間接着剤ゼリー状で接着します。

あとは、充分に

吹き入れるだけ。
ガスが抜けるまでたっぷり吹き入れていきます。

だいたい、70mlくらいは取り出せるはずです。
塗料瓶の中型のもので2本分くらい。

仕様によれば100ml入っているはずなんですが、実質量は70mlくらいのようです。

ここからが注意どころ。
塗料には高圧のガスが溶けています。
そのガスが噴出しになるわけですが、塗料を取り出しても、塗料に圧搾されたガスは抱いたままなんです。

そのガスが一気に気圧に開放されてあわ立ちます。

が、油断できません。

ほぼ同時に、塗料は熱交換されて急速に自分から冷えていきます。

瓶にも結露していくのがわかります。

これで、急速に冷えると、ガスが湧き出しにくくなるわけで・・・。

熱とのバランスで一旦ガス噴出しは収まってしまいます。

ここが危険。


わざと失敗例を撮りました(ホント)

激しく現象を出すために人肌に暖めた、攪拌用のビー玉(缶スプレーにはコレが入っている)を・・・

そっと塗料瓶の中に入れますと・・・


ぶっしゅわーーーーーーー!!!


こうなります。

突然沸騰するんです。

温度変化と振動で、溶けていたガスが一気に気化してまさに沸騰するわけです。

これをやるのは損ですし、( ゜Д゜)マンドクセーです。

ですから

竹クシかなにかで、攪拌して行き、ゆっくりと中のガスを気化させていくと良いのです。

くるくる回しながら、この作業約15分程度かな?

泡立ちまくるはずです。


泡がきれてきても、暫くすると泡が出なくなります。

こうしておいて、塗料の温度が室温になったらガス抜き完了です。

それから暫く、1時間くらい蓋をせずに放置し、もう一度攪拌してガスが出なくなったら蓋をして閉めます。

塗料瓶の中でやらず、洗浄乾燥したペットボトルに注ぎ、溢れないようにするのも良いでしょう。
但し、ロスが結構出てしまいます。
痛し痒しです。


   ↑この色(シャア専用ザク色)は何に使うかといいますと・・・。
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4 コメント

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参考にさせていただきました。 (ちろ)
2008-07-01 22:57:30
古い缶スプレーから塗料を取り出す際に
参考にさせていただきました。
(というか真似しただけですが...)
おかげさまで、無駄なく取り出すことが
出来ました。感謝です!
返信する
Unknown (こむめ)
2008-07-02 22:31:38
>>ちろさん

こんなことでよろしければどうぞどうぞ!!
返信する
Unknown (くろ)
2009-02-04 16:11:54
ええええ!これすごいっすね!
手をべとべとにしながら移し変えてました
参考になりましたありがとうです
返信する
くろ様 (こむめ)
2009-02-05 14:25:27
ゼリー状瞬間がポイントです!
簡単ですが、ガス抜きには時間が掛かるので気長にどうぞ~
(*゜Д゜)つ
返信する

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