鉄道模型工作記録帳

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785系のチマ知識

2012-07-18 01:35:00 | 模型工作雑ネタ日誌

785系については前も書いたかも知れませんが、ちょっと追加で解ったこともあったり、まぁ要はモデルやってないんです。(´・ω・`)


イチバン手持ちの古い写真。
完全原型時代ですね。
編成は4連と2連に別れていて、4連で走ったり4+2連の6連で走ったり。
2連で旭川から片往復で「モーニングライナー」として走ったこともありました。

4連は0番台5本
2連は500番台5本でしたが、
指定席Uシートを連結する必要になり、全て5連として組成することとなった時
4連は普通に挟んで5連に
2連は2+2に+1ということで挟んで2+3の5連2本の組成になりました。

4連×5 2連×5 30両の陣営が
5連貫通編成×5 2+3編成×2 余剰2連 の37両在籍稼働35両 となり
2連が青函改造で復帰して 37両中35両が札幌区、2両が函館区
となって今に至ります。
廃車はありません。
形式間改造は青函用の2両が【クハ785-105→クハ784-303】 【クモハ785-105→モハ785-303】のようです。

挟んだUシートは0番台組込用にはパンタあり。500番台組込用にはパンタ無しのUシート車両などの差異があります。

で、余ったのは

NE105編成が余剰となり、それはそれは長いこと、部品を外されつつ放牧された後、昨年イキナリ青函用として真緑に塗装されたり形式変更を加えられて函館に転属したことは記憶にあたらしいところです。

写真でもクーラーがありませんが、座席もありませんでした。


5連になったものは、スカートに着雪防止の工夫である丸穴や、ヘッドライト交換、愛称表示器をLEDを取り替えて色数アップ、窓は強化ポリカーボーネードを貼り付けたり、デフレクターという着雪防止の「箱型のひれ」を取り付け。
写真の後にはパンタグラフもシングルアームに交換されて、結構な変化が見られます。


ほぼ同じ地点の真冬です。
北海道の走行にはこうなる。という見本です。
巻き上げた雪は後面にベッタリと張り付き、札幌でスイッチバックをして展開する運用には困るのです。


こうなっちゃいます。
運転席から前が見えませんよね。
熱線ガラスなんて全く歯がたたない状況もあるということです。

で、箱型のヒレをつけるとどうなるか?
答えは


これ。
見事だと思いませんか?
屋根を走り抜ける走行風を前面ガラスに吹き降ろすことで、着雪を防ぐ「吹き落とす」という優れものです。

格好わるいのですが、効果は抜群ということなんです。
(スカートの穴も効果的に着雪の減少に効果が出ていますね?)

箱型のヒレは、ほかに応用を考えたらしく

キハ143-104は床下カバーとともに2~3シーズンくらい試着したり
(本採用にはなりませんでした)


781系には本格装備。


こんな状態で取り付けました。
「シンプルな箱型のもの」です。

吹き出し口が見えますね?


かなりイカツイですが、実用になる装備が次々に取り付けられました。



元2連だった501


中間封じ込め部分があるのは2本です。


0番台の中間車。


0番台の中間車。


0番台組み込みのUシート車
パンタがあります
が、このパンタは2個上の写真と異なりシングルですね。
実はパンタの交換は編成単位ではなく


この写真のように、後年製造したUシート車も最初は下枠交差型でしたが、あっさりとすぐ、シングルパンタに交換され、その後、在来車を交換するという流れでありました。
ただ、Uシート車だけではなく500番台編成でも旭川側のものから交換。
ですから、Uシート入り5連の時代で両方下枠交差型の写真は1年かそこら。
旭川川だけシングルパンタの共存時代もまた1年そこらでありました。
2002年~2004年くらいの時間軸です。
いろいろな785系写真を見ると、それでおおよその時間軸が見えてくると思います。


0番台の札幌側先頭車
500番台ではここの車にパンタが取り付けられています。
(編成で一個という考え方が原型)

500番台編成は2本と書きました。
その突き合わせ部分はこれも時代変遷があります。


これが初期の姿です。
封じ込めする際に、「箱型のヒレ」とワイパー、スカートの「着雪して面倒な事になる」部品だけ取り去った状態です。
ただ、まだ保安機器なども取り付けられていたようです。

窓ガラスもポリカーボーネードを切り継いで貼りあわせて保護しました。
フランケン状態です。

で、
2005年くらいに
更に中間車化を進化させます。
見た限りですが
「保安装置の撤去をしたらしい」「ホイッスルも撤去」「ドアをどうもパテ埋めした?」らしい。
それが比較出来る写真が

これです。
上が施工前。
下が現在です。

ドアが鉄板で継ぎ塞ぎかと思ったのですが、パテ充填っぽいのです。
形式上は「制御車」であり「制御電動車」ですが、既にそういう状態にはありませんね。


旧状態では見受けられるホイッスルも、信号炎管も現在は無くなっていることが解ります。

こんど結構大きな変化があった屋根上を撮ってくると面白そうです。



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鉄部の鋼体交換しても客室が増えるわけではないですから致し方がないいでしょうか。

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