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鉄道模型工作記録帳

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グリーンマックス伊豆急100型に挑戦する14

2008-08-12 00:48:10 | グリーンマックス伊豆急100系制作
車体鋼体をまずは仕上げていきます。


車体裾がめくれ上がっているのが見えると思います。
まるでアコモ改造で72系の台枠に115系の車体を乗せたがために、台枠が切り立ってしまったモハ62系Ⅱのような雰囲気です。


これを耐水パーパーをひいて、車体をか半回転させながら均一にこすり、滑らかな絞りにします。
もちろん、靴ずりは消えてしまいました。

と、

この上の写真。
つまり妻面を右にして後ろのドアを良く見ると


なんじゃこりゃ・・・・。
ドアが長方形ではないんです。
全部車体。

これは直せない。
少なくとも自分には直す術が解らない。
くりぬいて金属ドアに置き換えたりしても、どえらいことになります。

ノミで仕上げてもキット4枚全部綺麗にいかず乱れる。
しょうがないので、ココは目を瞑ります。

ドアは残念ですが

裾は仕上げきりました。

本当にディテールといえば、窓とドアの窪み、パンタ台(何で残しているんだというくらい簡単なものですが・・・。)、代替部品が思いつかない避雷器ぐらいです。
避雷器、別部品にしたい筆頭なんですけど・・・。

連結面角・隅柱の角を落とします。

耐水ペーパーに宛がって・・・
ゆるい角度から、


ゴリっと角度付けて滑らせます。




こんな感じで繰り返し。

自分は7回繰り返すことにして角度を安定させようと試みました。


下が施工前
上が施工後

これを絞り部分や屋根Rも全部行います。
屋根R部は耐水ペーパーのほうを持って撫でていきました。


施工前の妻板を接させるとこのように隙間は殆どありませんが


施工後はRが突きあってくぼみが出来る程度に角が落ちました。


こんなイメージ。

いい感じでしょ?
きっとRは結構デタラメなんだろうけど。


隅柱の細さもマァマァいい感じ。


この形式、本当に芸が細かいというか、シンプルな美しさが凄い電車です。
さすが五島会長の秘蔵鉄道の電車です。

惜しむらくは、偉い苦労しないと、この電車の本当の美しさが再現できないことです。

東急車輛電車市場からトミックスあたりに作らせた模型がNで出たら、ココまでの苦労は水泡に帰すわけですから、悲鳴が上がるとともに、とことん再現するでしょうから買っちゃいますね・・・。


今になって思えば、なんで一組は切りついでサハとクモハ両運にしなかったのかと。
最低でも、更にその2台を作らないと、格好が付かないじゃないですか。

いや、こんなに徹底的にやるとは思わなかったからなんですけどね。
今なら、切りついで短くなりそうな部分、プラ板挟んでも全く支障ないくらい削り込んで磨いています。

切りついではいませんが、ある意味切りつぎよりへビーなことしていますもんね。


洗浄しました。
少し全車にカスが見えますから、小筆で除去をします。


つくづく、惜しい窓です。
何でこんなにきついRなんでしょうね。


ヘッドライトはいつシールドビームになったのでしょう?
白熱灯時代のやや大きいヘッドライト別部品も用意していますが、改造時期の確証がなく困っています。


綺麗になりましたね。


先がまだまだ長い・・・。

サフェーサーを吹きますが、傷が深いと思われる部分がありますので、厚く塗りたいと思っていました。

そのままでは窓などが埋まりますので

マスキングテープで


残したいディテール部分を隠します。
前面は吹き付けをゆるくして、ほかはタップリ吹いていこうという算段です。


金属部品にはコレを小筆で塗りました。


吹いた状態。


屋根、屋根肩、車体裾にはコッテリと吹きました。
案の定、雨樋を落とすときに金ヤスリで当てたので、深い傷が結構見られました。
コレを磨いて埋めていきます。

今日はココまで。

良質なキットならば、30分でL字に組んで箱にする作業を何工程使ってやっているんでしょうね。


   ↑どんなヘビーな工作も、淡々とコツコツつづけることが飽きないポイントかなぁ?

グリーンマックス伊豆急100型に挑戦する13

2008-08-11 00:33:35 | グリーンマックス伊豆急100系制作
ココまで来ると、開き直って進めるしかないです。
他の人はもっとうまく作っているんだろうなぁ・・・。

私は不器用だ。


これから磨き捲くるわけですが、
並行水平って、保てる自信がありません。


磨くことで心がけたのは、パテを盛っている部分ではなく、5面全部、「面として」均衡に磨くこと。
屋根も側面も多少薄くなるんだろうなと。


磨き捲くり。
600番と800番で磨きました。


耐水ペーパーに車体を均衡に当てることだけを・・・。


磨き終わり。


磨き扮が激闘の痕・・・。


パテの痕が生々しいです。
これだけしか残さないのにあんなに盛った訳です。


自動車板金を均すのより微妙な感じですよねぇ・・・。
薄っすら残るパテはおんなじです。


粉で見にくいですが、エッジが立ちました。
けど、実はコレ全部面取りするんですが・・・。


今だから言いますが、実は側面2枚、窓に迫るほど切り損なったんです。
切り過ぎたんです。
その痕が見えます。


ここも・・・。
実はサッシの外形をパテで生成した部分もありますが、綺麗に仕上がってほっとしています。


磨ききりました。

次は、めくれ上がって整形されている裾を整えた後、いよいよ、一度目のサフェーサー吹きです。
時間切れ。


   ↑本当は窓がハメコミだともっと大胆に出来るんだけど・・・

グリーンマックス伊豆急100型に挑戦する12

2008-08-10 20:47:09 | グリーンマックス伊豆急100系制作
伊豆急に戻ります。


乾燥したので、良く眺めると、まだ盛り足りない部分があったので


今度はエポパテを盛りました。
クリーム色に見えるものがそれ。

ポリパテ、溶きパテ、エポパテと混合していいのかよく解りませんが・・・。


あっちこっち盛って行きます。

パテはまた乾燥に入ります。


このような部品を

伊豆急の各部品は国鉄型と互換性があるものが多いので


幌枠を使います。


薄っすらと上辺にある庇状のものが欲しかったんです。


カッターで何度も何度も力を居れず切っていきます。




プライヤーで挟んで、出来る限りバリをとります。


接着にはゴム系接着剤を塗料皿に取り


薄め液よりキツイ溶剤の、ツールクリーナーで溶いていきます。


爪楊枝で塗っていきます。


薄っすらと塗っていきます。
ゴム系のなんにでも付く接着力は評価できますが、精密付けには合致していないので、溶いて使います。


即座に貼り付けて、押し張ります。
元の幌枠とはちょっと細いんですが、すっきり塗装してごまかします。
センターになるように調整します。


この差は大きい。・・・と思う。
センターは出しにくいですね。角度によってずれてみえる。
でもセンターに置かれています。


全部削るわけには行かない場所なんで、コレで良しとします。
もとのなまこのような幌枠よりいいです。


   ↑パテが乾く頃には五輪は金メダルが取れているかな?

グリーンマックス伊豆急100型に挑戦する11

2008-08-07 23:32:13 | グリーンマックス伊豆急100系制作
鋼体が何とか形になりそうな予感がしてきたと同時に、
アマゾンからこんな本が届きました。

資料と思って買ったんですが、どうも写真集で、模型的資料には物足りなかったです。
伊豆急100系に対する愛情本という感じ。

色とかは美しく、そういう意味では資料になります。
しかし、細かいディテールは解らないです。

が、ちょっと大工事に疲れていた自分にこの本はこんなことが書いてありました。

『1/50の模型を見て、4種の色から五島昇社長が決断「このハワイアンブルーだ!」』

実は、わたくし。
五島昇に心酔している一人でして。
2代目というボンボンながら、ダイナミックに大物としての振る舞い、太平洋に夢を描き、粋さとロマン溢れる生き方に心から酔いしれることが出来るんでして・・・。

伊豆急を作ろうと思ったのも、実はチョットそういう気持ちからなのでした。

五島昇翁の言葉がガッチリ響きまして。
勇気百倍です。(なんじゃそりゃ)

ハワイアンブルーをなんとしても再現しなくてはならないのです。
(どどーーーーん!!!波飛沫)

GMのハワイアンブルーは、退色したような色と、前評判が悪いんですよね。
実際、箱の見本模型の色は、模型としては遥かに美しいものですが、私の印象や、この本の色とまるで異なります。

ベースに調色するのです。
是が非とも、鮮やかなハワイアンブルーを塗るまで諦めてはならないのです。

五島昇翁の大きな生き方とまるで真逆の、ちっぽけな世界に戻ります。


荒削りを終り、洗浄して「かす」を落とした車体。
前面と窓とドアの凹み以外は何もありません。


これから第二段階の細かいパテ作業に入ります。


雨樋も全部付け直しだからのっぺらぼうです。


余りものの、0.25mm厚さのエバーグリーン材をカットします。


足りない前面・妻板の裾を延長します。


こんな感じ。


解きパテを用意。

これを、妻面中心の傷に塗布していきます。

先頭改造Tc
小筆でコッテり目に塗っていきます。

前面だけは絶対塗りません。


今回の博打妻面。ドアなしですが、製造当初は、扉なしがあったものの?と思われし文献が・・。
でなきゃドア付けて開いた状態にします。


後期型Tc車


あばたの埋め痕も見えます。


エポキシパテのくぼみは溶きパテで埋めていきます。


動力車の初期Mc


妻面のエッジ出しはこの先何度もやることになるでしょう。


初期Tc


このドアを初期Mcにも施工しようかな・・・?


乾燥に2日くらい待とうかな・・・???


   ↑車体を磨いていく作業が続きます。

グリーンマックス伊豆急100型に挑戦する10

2008-08-07 21:40:48 | グリーンマックス伊豆急100系制作
削るのっていやー!!!
(ノToT)ノ┫:・'.::・┻┻:・'.::・

切り継ぎって、元々あんまり好きではない。


金ヤスリ(油目)登場ということで既に私の中では正気の沙汰ではありません。

ごりごりごりごり・・・
ジャ!ジャ!ジャ!


車体に傷とか減った暮れではないんだもん。
とにかく、鋼体になるのかどうか?


がーりがーり


とにかくライン出しに全精力傾けます。


蒲鉾になればまずヨシ。

金ヤスリのあとは、400番なんちゅーめちゃ粗い耐水ペーパーで均していきます。


粗方削りました。


アレだけ盛ったパテは殆どなくなりました。


何箇所かこういう欠けがあります。

この後洗浄しました。
ここから、もう一度パテ盛りして、磨いて、サフェーサー吹いたら、綺麗な鋼体になるんじゃないかなという・・・。

甘い考え。


   ↑じぶんでやってて、かなり壮絶だと思っています。

グリーンマックス伊豆急100型に挑戦する9

2008-08-07 00:26:46 | グリーンマックス伊豆急100系制作

会議があって、なんもしとりません。


ぶっちゃけ、パテって嫌いです(´・ω・`)

瞬間接着剤注入はもっと嫌いです(´・ω:;.:...

ライン出しが物凄くしんどいからです・・・。


でも盛ってみた。
盛らないとどうにもならナイ。


ポリパテが良いのは解ってんですが、もっとペースト状にならないものか?


結局ほとんど削り取ってしまう訳でしょ?
撫で付けも苦手なんです・・・。


正面のゾルを撤去。
パテが肝心要のお顔に回ることは阻止!


明日から削り込みですよ。
正直陰鬱です・・・。


   ↑歪みにはー
     まけられなーーーい!
     魂を込めて、削り~きーれー!

     Oh~WOW~
     WOWOWOWOWOWOOOO

     WOWOW WOOOO WOOOO
    西武にはー
     まけられなーーーい!
     伊豆急をもって、作り~きーれー!

     Oh~WOW~
     WOWOWOWOWOWOOOO

     WOWOW WOOOO WOOOO

     ※最近の長文コメは野球の応援系ソング勝手替え歌です。


グリーンマックス伊豆急100型に挑戦する8

2008-08-05 23:02:50 | グリーンマックス伊豆急100系制作
本日端的に。

で、昨日のアクセス数、前代未聞のことが

最終アクセス日 : 2008年08月04日
08月04日のアクセス数
閲覧数:2296PV
訪問者数:705IP

Σ(゜Д゜;エーッ!

よくわかりませんが、ご高覧ありがとうございます。
いつもは500IPくらいお越しいただいているんですが、700IPは驚きです。
正直ビビリました。
へたくそブログにこんなにいらっしゃっていただき、本当にありがとうございます。
これからもコツコツ腕を上げるべく頑張ります~

 
戸締め灯かな?
どうも車体修正で消えそうなんで


削っちゃいました。


0.5mmドリルで貫通掘っておきます。
一度掘っておけばまた開け直せるだろう・・・


0.5mmのレンズを入れればいいかなっと。


配管孔は、どう見てもカスやらなんやらで埋まりそうなんで、裏から、コッテリとゾルを詰め込んでみました。


前面もそれはそれはコッテリと・・・
考えられないくらいコッテリと。
薄くても良いんでしょうけどね。


一日乾燥させます。

明日からいよいよ、盛大なパテ盛り大会が始まる予定・・・。


   ↑でも会議スケジュール一杯で進まないかも

グリーンマックス伊豆急100型に挑戦する7

2008-08-05 00:41:59 | グリーンマックス伊豆急100系制作
車体を接合しただけです。


正直に言いますと、どこを基準に接合していいか解らなくなります。

1.妻板は、側面と妻窓のカタチが違えど、窓のへこみの外周は高さ一致しているので、それにあわせて接着。

2.前面はひたすら帯高さにのみ合わせていく。

ほかは全く気にしないでいくようにしました。


たぶん、いままでの記録帳で最もパテ盛り修正が行われることでしょう。


キット箱の完成見本はどうやってあのようにスッキリ組み上がったのかが不思議なんです。


屋根も接着しましたが、ただ板を接着した感じで、このまますぐ塗装にいけるキットもある中、このキットは今回、ドア知らせ灯や、雨樋、下手すると靴摺りも全部削って取り付けなおすかもしれません。

こんな状態ですもの。

いい加減な組み方にしか見えない・・・。


どうなっていくのか見ものです・・・。
え?おいらがやるんだって?


   ↑直ーーーしの、雄たけびは~
     おおごとーーになぁぁぁーーーってぇぇえ
     つくぅーえ 一杯に~
     ひろがぁぁぁってゆくううううう!!
     WE LOVE!LOVE!LOVE!
     LOVE マリン♪
     WE LOVE!LOVE!LOVE!
     LOVE マリン♪
     マイクロ(エース)に驕らず~
     やりすすむーーーー
     VIVA 伊豆!急~ 
 

グリーンマックス伊豆急100型に挑戦する6

2008-08-04 01:23:08 | グリーンマックス伊豆急100系制作
容量オーバーにつき、本日2記事目


後2枚はドア生かしてみます。
変化付けるために。


角窓はもう一枚実施するかもしれないけど。

クモハには

妻板にコレを使って


半分に切って埋め込み。

但し、後からするともっと下になるので、多分やり直す。


ゲンブツ併せですけど、斜めにします。


じゃん♪
でかすぎても良いや・・・。
てか後でまたつけなおしなんですけど。


明らかに違うカタチwww
後で考えよう。

ざっくりと一台箱にしました。

でも、ここからまだ戦争ですね。


最初に窓の中桟に合わせると・・・
妻板寸上に足らず。
既に雨樋活かしは水疱と消えました。

何を基準に接着するかがないので
窓の桟でも合わない。

から、

窓の外周であわせました。
どうせサッシ入れたら、窓桟より窓外周が合っている方が格好良い。

で、裾も寸足らずです。


左右で0.1強、段差が違います。
(´▽`*)アハハ

すると

今度は妻板が飛び出す。左右不均等。
もうどうなるんだコレ?

前面は

塗り分けラインであわせました。
表情を決めるものですから、これはラインにしときます。
で、下片寸足らず。


やっぱり左右で微妙に違います。


屋根は足りません。

凄いぞこのキットwww
しかも、全部種類の正面でコレですから、確信犯?

包装箱の綺麗なモデルはどうやって組んだのか教えてほしい。

しょうがないので

とりあえず0.25mmプラ板で付け足し。
あとで、車体の大修正大会をしますね。

平衡なんてどうやって出せばいいのでしょう?

実は、この一台は、屋根に4面付けていくという無謀かつ、柔軟な組み方をしたんですが、各寸法の誤差の範囲がわかったので

セオリーに戻ってL字組み。
どうせ修正大会開催なら、開き直って手馴れた組み方で行きます。

雨樋も付け直して、まず、「まともな鋼体」を作ることを考えます。


格闘の痕が見える荒れ果てた工作机。
綺麗にリセットしないとミスります。

今日はこれで終り。


   ↑いいぞ!がんばれ!どらごんず~♪もーえよどらごんず~♪ 
     一番修正繰り返し~
     二番ノーミでバリ取りだ~
     三番溶きパテうならせて~
     四番ヤスリで、削り込み~ 
     いいぞ!頑張れ!モデラたち~
     もーえよモデルたち~♪

グリーンマックス伊豆急100型に挑戦する5

2008-08-04 01:03:23 | グリーンマックス伊豆急100系制作
さて、続けますか。

言っておきますけど、このキットをくそみそに言っていますが、これはへたくそな私ゆえの愚痴ということですので、もっと利口に組めばこんなに酷くないかも知れません。


動力はやっぱりコレに指名します。
GMの方が台車や床下機器のことを考えると楽なのですが、走る快適差において「当たりが多い」のはこっちの安定感ということで、こちらに指名。
中国製動力の品なので、音はさほど静かではないですが、なんてったってあっという間に私のハートを鷲掴みしたのです。

ていこうかこの動力が出ていないと、キット組み再開していないかもというくらいです。


いつもの如く。
測って・・・。


15.5mm。
まぁ何度も測っているんで解っているんですけど、記事上測るシーンが必要w


添付床下は統一寸ではないので。


16.4mm
約0.9mm幅が違うので。


流石に4.5mm厚がないので近似値で0.5mmを二枚で幅を調整します。


べた張りー・・・。

さて、某巨大掲示板でも書いてしまったんですが。

気になりだしたというか・・・。
隅柱が




どう見ても太い。
両面テープでくっつけていますがそれにしても太い。


実物こんなんよ?
(しかも、かなりの角Rですね。)


うーむ。明らかに細い隅柱。


こんな冶具作りました。


0.5mm厚のプラ板と2mmの丸棒で適当に組んだ冶具。

使い方。

車体を差し込みまして。


喰わせるんです。
0.5mm。

で、この真上からレザーソーを当てて

切り込んじゃう。
0.5mm圧 + レザーソウ0.7mm程度の切り込みで約1.2mm程度寸切りする冶具です。


屋根も切っちゃう。


だいぶ細くなった隅柱。


窓ギリギリ。


枚数が多いんで、しんどい。


次に妻板。

実物(原型)


モデル

はっきり言って、まるで似ていない。

でも、このヨーロピアンにディフォルメされた窓を治すのは至難の業。
出来ません。
というより、治すやり方考えたけど、やりたくないくらい大変。

でも、とりあえず足掻きます。

どこをポイントに置くかが個人次第なんですが、
特に幌座がプアすぎるのと、下のRがまるで駄目。

てなことで

使わない部品箱からこんなものを取り出す。


幌座です。
但し、ちょっと分厚い。
けど、車体短くしたんで、コレで帳尻合わせます。
(いい訳です)


ノミを入れる。


粗粗でカット。


外板と貫通路扉がツライチで作ってあったというオチ。
このほうが話が早い。


幌座を付けると、金属光の加減でチョット見苦しいけど、幌の枠のカタチはこちらの方が数段良い。


倍くらい厚いけどww
削るかは今後検討。
枠のまま削ると、変形するんで、さてどうしたもんか。

貫通路ドアには数種類あるらしく

このような角窓のものもあったようなんで・・・


このように角に削って、窓の下片を0.5mm板でかさ上げ。
(まだツラに治していない状態。)

渡り板も全部付けますよ。

中間車改造先頭車は元車両に貫通路ドアがないらしく・・・

撤去準備。
もし、後付けされていれば、別のトビラつければいいこと。
孔開けて


カッターで繋げる。


ざっくり。


仕上げちゃう。
このあと、幌座撤去は同じ。


使った道具たち。
ノミと、ミネシマの精密三角ヤスリと精密丸ヤスリ。
ミネシマ一本モノヤスリに絶対の信頼。
何本かまとめて安く売っている組ヤスリなんぞ使えなくなっちゃいます。


着々と進める。


   ↑久々に文字数オーバー

グリーンマックス伊豆急100型に挑戦する4

2008-08-03 01:30:49 | グリーンマックス伊豆急100系制作
このキットは。

やはりとんでもないキットかもしれない。
そう思う、まもなく丑三つ時でございます。

腕が鳴るんだけど、それ以上にトラップに嵌らないように、先を読みながら格好良いものを作りたいと思います。

全長が長いモデルと正調のものが混合するマイクロエース伊豆急100系木箱セットより!格好良いものを!

このキットの凄まじいところは、

屋上機器にもあります。
取り付けボス類の類が一切ありません。
塗装した屋根に接着する豪腕な事が、接着してから一緒くたに塗装して更に塗り別けるか。

それはいくらなんでもキビシモノでございます。

てなことで。
屋上機器の殆どを取り替えて組みやすくしてしまいます。


実際、ベンチレーターもカタチが崩れていたり、バリが多くて使うことが非常に厳しいのです。


違う目的に買ってあった、トミックス補修部品の「クハ115大形箱ベンチレーター」だったはずのものを引っ張り出してきました。


カタチはいいのですが、足のカタチが異なることがタマに傷です。
足の出先が車体側面方向ではなく、前後方向で、結構イメージが違うかもしれません。


一見はかなり良いのですが・・・。
足の向きが異なります。

GMでは70-4と称して同パーツを別売りしていますが、正直プアです。
使いたくないっす。

それならこっちの方がマシです。


ベンチレーター孔を1.4mmで開口。
無線孔を0.8mmで開口。

奥に変なものが刺さっていますが。


あけ間違ったんだもーーーん。

ランナー引き伸ばし線で修復中。


特定番号になるんですが、全面はこの4枚を使用することに気軽に決めました。
この気軽さが後で命取りになる気もします。

特に右端の先頭改造車は4台くらいしか無いです。


一部塗装ライン上にあるからということで、手すりも交換という暴挙です。
久々に手を掛けています。

気力が持つのか?


手すりを薄く削いで残っているうちに、

ポンチを打って、

0.3mmでドリって、

手すりをノミで綺麗に削ぎなおして、

ゴミが詰まるので再度ドリルという気の遠くなる作業・・・。


最低限コレくらいですが。


こんなの見つけちゃった。
過去に165系キチガイになっていたころの部品。
トレジャータウン製
TTP105 165系ジャンパー栓 400 420 主にクモハ165・169・クハ201・205・207-901用。ロスト製2個入

ちょっと大きい気がしますが、コレに良く似たものが付いていたのです。

今後調達する方は
TTP106Bのホース付がいいと思います。


上がMc用前面にしたもの。
下がTc用前面。
Tcはジャンパ栓が付きますので、作り直していきます。
泥沼状態。


トレジャータウンのKE70は0.7mmのドリル孔で入ります。
エポキシで取り付け。


ズームアップ。
で、このややこしい塗装どうすんだ・・・??

今回のイメージは、私が見た時代ですから、平成3年8月初旬頃・・・1991年8月を設定します。

RMライブラリーは意外と資料性があるようでこの時代は欠落しており、
冷房とヘッドライトのシールドビーム化が一致しているような感じに読めるんですが、
私の何葉かの写真全て、非冷房とシールドビームの組み合わせでした。

ですからこの時代を制作します。
自然と資料の見方が変わってきます。

このクモハ123に編成に乗ったのですが、7連で、伊東側にクモハ103(上のズームアップ)、次位にロイヤルボックスサロ1801(地味に余り好きではない)、中間に元サロのサハ181か182が連結されていました。

ロングシート部分が大きなデッキ構造非冷房の中途半端な冷房改造車は編成中1台だけいました。
クハかクモハか良く覚えていませんが、1991年8月に冷房改造済みは101、122、125、127、128が当確。あと121がその月に冷房改造されているようなので、クモハだったのでしょう。


とりあえず、前面を用意しました。
クモハ103とかサロ181は次回にもち越して、切り継ぎより正確に組めるかどうかに焦点を絞ります。

だいたい、サロはどうやるかまだ見当が付きません。
似たカタチにはサロ165を改造するんでしょうけど、納得イカなさそう。


妻板も改造していきます。


だいたい、この雨樋がかなりいいかげんなため、縦樋が絞りに負けてごまかされています。


クモハ用電気配管つきも魅力ですが・・・。

どうせ屋根電気配管やり直しなんで、使わないで頑張りますが、
この電気配管、一旦ホロ枠に潜るという凶悪な通し方をしています。

ほれ・・・。
左右2本づつのうち、母線かなんか知りませんが、太いほうがガッチリ潜ってます。
こんなのありかとw

この設計者は、どうも相当シンメトリーに拘ったようで、あらゆるところがシンメトリーであり、配管までシンメトリーです。
それはそつの無い美しいデザインを生んだのでしょうけど。


左上から、
元、粗ッ削り、

下段に行って
躊躇して雨樋じょうごを残したけど
結局全く違うことが解って全部削った図。

しかも、この妻面の隅角Rがきつすぎてイメージが違います。
窓Rはきつ過ぎるんですけど。


全部削っちゃう。

ホロ枠も、Rが違うからやり直すべきか?

いやいやそれでは泥沼だ・・・。


Nゲージではホロ枠なんだかホロのダミー表現なんだかわかんないことが多いですが、
この形式は非常に厚いホロ枠「台座」があるのでコレでいいのです。
ただ、少し薄くして見たほうがいいかなぁ?


結構のっぴきならんくらい加工し捲くっている4台。

まだ箱にするには早いと、心が叫んでます。


   ↑本当はサッシも細くしたけど・・・。強度が・・・・。

グリーンマックス伊豆急100型に挑戦する3

2008-08-02 02:33:02 | グリーンマックス伊豆急100系制作
まず昨日の作業の続きです。


殆どのリブを削りきりました。
良く見ると右下に削りきっていないものがありますが。

このキット、窓周りとドア関係以外信用しないという方向でw

裾すら、捲りあがっています。
この電車は72系改造の62系アコモ電車ではありません。


動力組み込み予定車両はリブ全撤去です。

板プラキットを

ほとんど真鍮板キットにまでしている感じ。


リブ再建します。
エバーグリーンの1mm角。


屋根から1.1mmのラインで張っていきます。
ノギスをガイドに気合入れて。


かなり慎重にしたんですがねぇ・・・。

既にこの車体、垂直とか水平とかすら怪しく、これはあくまで雨樋を綺麗に出っ張らせるだけの目的になっています。




この作業4台8枚。

で、

左右の側板を合わせてみると、裾が合わないというヽ(;´Д`)ノ

側板の縦方向長さが微妙に異なるのです。
その差、最大0.25mm。
これは・・・・。

どうしようか真剣に悩んでしまいました。
裾から窓下辺はほぼ一致なんで、

えーっと、屋根肩Rがうねっているようです。
もう手が施せるかというと・・・ホント o(゜Д゜)っ モムーリ!

車体下辺も合わせることになるため、屋根と車体は微妙にかしがってもやむ得ない。

いや、左右の側板を右と右、左と左で組んで、そのままでは乗務員扉などが互い違いになるので、
乗務員扉と妻板側の窓一個分の側窓を片方取り替えるように切り接げば、1両単位では完全合致の車体が出来ますが、あまりに無謀です。

ここは少しごまかしていくしかなさそうです。


屋根リブ全部取り付けました。
かなりしんどいキットです。
ここまでしなくていいんかもしれませんが。
納得いくまで加工していきます。

 
屋根の加工に入ります。


配管モールドの精度と加工箇所がが頼りないので・・・。


こんなことしました。
解りづらいですね。


解ります?
屋根をコピーしました。
配管を真鍮線に置き換えるのはいいとして、ガイドとして紙に落としておきます。

この紙に沿わせて真鍮線を曲げれば、元のようになるはず。
いや、資料を加味してよく出来るはず。

こんな兵器を買ってきました。

筋彫り道具です。


3種類の溝が掘れるそうですが。


サテライト社の商品です。


屋根にケガキ線を掘ります。
いままではカッターで入れていたのですが、カッターケガキのラインが細すぎてずれることがあったんです。


宛がって・・・


掘っていきました。

後ほどベンチレーター穴を開けていきます。


配管を浅く削いでいきます。
奥が浅削ぎ。


配管押さえが薄っすら見えるのでポンチ打っていきます。


0.4mmで孔を開けていきます。


400番耐水ペーパーなどで、配管をきれいに削って行きます。


もっと気楽に組めばいいのにって感じです。


週末だからってんで4時間の格闘。

しんどい~


   ↑キットをわざわざ難しく組んで冒涜している気もしないわけではありません。

グリーンマックス伊豆急100型に挑戦する2

2008-08-01 01:16:37 | グリーンマックス伊豆急100系制作
屋根の裏側も・・・

穴あけガイドのようなものは殆どありません。


わくわくするくらい、「素材」です。


屋根の厚みは


1.1mmで整形されています。


屋根リブを測ります。


片方の側面は1.25mm


もう片方は0.9mmです。

どっちのリブも使えません。


取り去るしかあるまい。




上がキットのまま
下が削り取る部分全部削ったもの。

枚数が結構あります。


ザクザク!


ザクザク!!!


真ん中残した床板リブすら疑問は残ります。


削れ削れ!!


半分の枚数まで削って、今日は終わります。


   ↑開き直って、「キット状態にする」事から開始です。

グリーンマックス伊豆急100型に挑戦する1

2008-08-01 01:09:05 | グリーンマックス伊豆急100系制作
ダダンダンダダン!
ダダンダンダダン!

伊豆急100型を買ってきました。

一度、高校生の頃に見たその姿を再現しようと。
その写真ですが、ぶっちゃけろくな写真が無いという。


見たのは冷房改造第一次が始まった頃で、SVOに乗って下田に入り、ひと駅分だけ100系に乗りたくて往復しました。

広いはずのセミクロス車内が、クロスシート部分だけ仕切られて部分冷房改造されていた姿は正直ガッカリしたもんです。


冷房機もお世辞にも格好良くないです。


後期型前面も独特なヘッドライトでした。


前期型はちょうどシールドビーム改造が盛んに行われていました。
これは改造後の両運車ですね。


しかし、前評判は余り良いうわさを聞かないこのキット。


いかんせん古いキットに、付け足し部品があるものです。

なんでGM伊豆急100型をいまさら組むかというと・・・

マイクロエース伊豆急100型は

何故か21Mの長さで模型化されているから。

凄い話です。


カラーも買ってきましたが、噂によると初期の姿の色に近いらしいです。


今は室内色に使っている相当古いGMペールブルーとも色が違うとか?


開封。


側面は一種類。
これをこねくり回します。


Tc屋根。
何かモールドが新しいポイ。


Mc屋根。

良く見ると

冷房部品や前面リニューアル時に屋根は彫りなおされた模様で、冷房時配管と非冷房時配管が一緒にモールドされており、ぶっちゃけ、どうしろと言う感じです。
非冷房時(右に長く伸びる配管)では、削ることがうまく行くとは思えない配管共用モールドです・・・。


前面新規部品。
窓ハメコミになった気鋭部品ですが。


中間車から改造された前面。


後期型前面。


好ましいデザインの初期型前面。


中間車や両運転台に改造する部品です「が」


床下機器は国鉄101系用汎用の代用です。


前面窓。


デカール。


インレタ。


ステッカーが入っています。

4両分。


資料はコレ。
明らかに開業時の色は明るく浅めの色ですね。


昭和の野心事業家で、伊豆急を夢見、寸前で他界した五島慶太翁の写真が開業列車の先頭を飾るという異例なモノで始まった鉄道ですね。


慶太翁は次男を溺愛していましたが、サイパンで戦死してしまい、弟と父からの期待を一身に受けた長男・昇氏が開業を勤めました。

この開業前日、慶太翁から昇氏と深い関わりのあった女性に初孫が生まれ、女性から昇氏が命名を依頼され「伊豆急が開通」したことから「通(つう)」と名付けられた方がいます。
今、つうさんは47歳になられているのでしょうか?

雄大な話とは別に

キットは組まれていきます。
非常に小さいスケールの私です。


このように並べますと・・・。


リブが既に破綻していますwww

コレでは屋根がまともに決まりませんね。


てか、側板大きさ違うくないですか?


前面のカーブもあっていません。


切り継ぎ部品そもそもが全く断面違いますwww


これは厄介だ。


型の劣化状態も違います。


グダグダ言っても仕方が無いので、切り出していきます。


カットカット


大まかな切り出しはレザーソウを使います。


   ↑最悪窓周りとドアさえ残れば