鉄道模型工作記録帳

モデルアイコン・札幌コムモデル情報は下記に移動しました
http://blog.goo.ne.jp/modelicon

定山渓鉄道で地域振興?21

2010-08-04 06:52:00 | 定山渓鉄道をモデるには?

遂に。


ホワイトメタルパーツが上がりました。
一回目のときとちょっと違うのは
「磨き優先で、一体鋳造原型から、テールライトやHゴムの原型段階での取り付け加工にした」(つまりメタルに一部手作りくさい部分がある)
「テールライトの反射板や、ジャンパ栓受けは別取り付けにした」
「そもそも寸法精度向上でいろいろ弄った」

です。


どうでしょう。
結構表面もいい感じです。
付属品がまだない分、ちょっとのっぺりしていますね。


裏側です。
テールライトはパイプを鋳込んだので、ちょっと手作り感が出ましたが裏なんで問題ないでしょう。

ポンチ穴はジャンパ栓のメクラ穴です。


ベンチレーターです。

ひたちなか海浜鉄道キハ2005や、小湊鉄道キハ204に取り付けられているものとよく似ています。

まぁもっとも

Ph:友人UG

それら2台のベンチレーターはいずれも昭和50年頃以降に取替えによって発生したもので、恐らく違うと思いますしこちらには足があります。
あくまでも模型的な類似とみてください。



「ベンチレーターだけ欲しい!」という奇特な方が居ましたらご一報ください。



フォルムを決める?最終試作組。
これで基本的にはOKにならないといけない。


キハ7000は奥まりドア


キハ7501は通常の深さのドアです。



小手はどれでもいいんですが、いつもは55wのところ、100wで組んでみます。


今日はキハ7501を組みます。


55W小手の大きさで100wがあれば使いやすいのに。
大きくてやりにくいですが進めます。
普通に内張りを半田します。
爪が一杯モールドされてますが、あくまで参考です。
私は設計したけど使いませんwww


上下二枚はキハ10の動力を使う場合の側板を厚くするための部品。
真ん中の4枚は、キハ7501の専用部品です。
これを半田します。


この部品です。キハ7501にしか使いません。


乗務員扉付近の内張りに張るようにします。
つまり乗務員扉付近は3重板になるのです。

半田穴ずれていたw
でもこれは問題はないので直しません。
「穴はズレてますから、そのつもりで組んでください」


で、メタル前面を仮宛ると。ぴったり収まるはずです。
キハ7000がドアの関係で元から3重内張りなのでメタルをあわせた都合上、キハ7501ではこのような部品が必要でした。


合いはほぼ良さそうです。




天井裏に半田めっきします。

こっから40Wの小手に変更です。


メタルをそこで半田してしまいます。
たっぷりの半田を盛った小手先をチョンと置くだけで半田されます。
小手熱ではなく、半田に乗った熱で半田する要領です。
当て続けると前面逝っちゃいます。



底面なんて本当に一瞬で大目の半田を置くだけ。


多く乗りすぎても、あとで削ればいいくらいの感覚で。


組みあがりました。
今日はこの鋼体まで。
実際はここから継ぎ目消し前面の造作とベンチレーターまで乗せます。
ドアの4枚目の内張りとなるHゴム部分や、乗務員扉本体は塗装後にする設計です。

床下機器の用意をします。
床下的には、トミックス10系気動車が最も近似しているように思います。
次にキハ20系(但しキハユニ26が最もその中では似ている)。

両形式では床下幅が異なりますので、おのずと付属のスペーサーなどを使って自分でいろいろ当たる部分を削ったり、足したりする必要があります。

で、今回は

GMキハ22用床板にトミックスキハ58用TNカプラーの組み合わせを試します。

メリットは「ジャンパ栓の張り出し具合がほぼ無調整で一番格好いい」ことです。
デメリットは「床下機器がチープ」


仮に乗せてみます。
台車はKATOのDT22を仮バメ。
ちょっと似ているのですが、ちょっと違うんです。
お勧めは違うものがあります。


これ。


鉄コレエイデン300です。
結構あちこちでまだ見かけます。



これが実車。
DT22より角張りと構え方の曲線の小ささが目立つのです。


枕バネ関係はDT22から移植したいですね。
でも軸バネ、軸守はこちらがよく似ています。
友人MYが発見したんですがw

DT22ではない!と言う主張ならこのままでもいいと思うのですが。


フォルムを確かめます。


キハ10より若干幅広く


キハ20より狭い。

思った通りになりました。






ちょっとずれていますが、合致しました。


ただ、KATOのDT22だとC243が曲がれず、脱線します。(;´Д`)

DT22だと厚みがありすぎるようです。


若干幅の狭いエイデン300の台車を掃かせるとクリアしました。
どうもこちらの方が実用的にも適しているようです。


これらの要素を工夫してください。

さぁ、正式発注するぞー。


   ↑早朝工作終了。会社へゴー

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定山渓鉄道で地域振興?20

2010-07-16 23:08:00 | 定山渓鉄道をモデるには?

速報値です。
ただ今、前面の最終原型(「銀」で積層出力したもの)を荒磨きをしている段階です。
これを鏡面にまで磨きますと原型の完成です。

いい顔になってきましたよ~!!
金属なので乱反射から、やや乱れたラインに見えがちですが大丈夫ですよ。

前回欠けてしまった、

ベンチレーターです。
これも銀です。

これをホワイトメタルの縮小(鋳込むとロスとワックスとホワイトメタルで収縮率が異なるので、あらかじめどちらかの縮小率を見越して大きめに作らねばなりません)でちょうど良くなる計算です。


ということろで、お盆前に発想を出来るように努力中です!



   ↑これから嫌々の塗装ですよ~

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定山渓鉄道で地域振興?19

2010-06-22 01:38:00 | 定山渓鉄道をモデるには?

おでこ整形です。


昨日の状態から


磨き削り


そろそろいいかもしれないけど基準はドコにするか。
ジグ作ればよかった。


そうだ。
おでこジグ作らないと。


そうだそうだ。おでこジグ!



あしたやろう。

でも今回これはそのまま行くかも。



   ↑おなじ「部位」を作るのって苦手です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定山渓鉄道で地域振興?19

2010-06-20 23:13:00 | 定山渓鉄道をモデるには?

おでこが特に気に食わないので

修正作業。


がーりがーり

このあと耐水ペーパーまで

側面も気になるところを修正


まだちょっとイメージが・・・。


溶きパテをもう一回筆塗り。


窓下の隙間に充填したときパテもまだ足りない。


差し入れ。

明日まで乾燥。

JNMAには最低でも下塗りを届けたいと思います。



↑キッチンの定鉄キット如何すかぁ・・・。国鉄車輌とも並べること可能ですよ~
↓広告!製品情報はココ!
JNMAで定鉄キットが5種類

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定山渓鉄道で地域振興?18

2010-06-20 03:28:00 | 定山渓鉄道をモデるには?

来週末、JNMAがあるようで。
身代わりのモデルも作成しないとなりませんで。

スケジュール的にまーーーーったく自信ないけど。

私の代わりに種々のモデルが出向く予定。
本人は居ないっと。


キッチン定鉄モハ1000のサンプル組。

車体基本組を友人KBにお願いしていたもの。
雨樋だけ0.25の燐銅線で付けてもらいました。


1mm厚みのプラ板にマーキングして


カット。






積層します。
1mm3枚に0.5mm一枚。
インナーに0.5mm


こんな感じ。
まだ組み途中の定鉄2200をパテでやったんですが、余りに苦労するので積層に変更しての作業です。




雨樋の前面に併せて削る微調整。


で、お尻を雨樋が出っ張るように削る。


これでいい。


接着代を取り付けて補強。




いい感じかな?


よしよし


既に片方はやってあって、その反対側です。


カッターで荒削り


埒が明かないのでリューターで荒削り


まず屋根の断面を出す。


削り込んでいく。


屋根アールは概ね併せて、まだ絶壁。


240番耐水ペーパーで荒削り。


240番で形を作っちゃう。


もちろん表面は凄い粗いんですよ。


動力はTM-05


車体内寸は16.5mm
概ね0.5mm厚のプラ板を貼れば出来る模様。


0.5mm×3.2mmの帯材を縦に二枚張っていきます。


張ってから、1.0mmのプラ材を2.5mmの場所に張って行ってストッパーとします。


こんな感じ。

台車距離は今回まだ決めておらず。
サンプル組はそのまま行こう。


ホワイトサフェーサーを一度吹いてみて、形を確かめる。
おでこにまだ揃う削り込みをしないとならない。


一旦剥がす。


おでこに溶きパテ500を筆塗り。

実はこの前に吹き付けで乗せたけど、肝心の場所にいかなかったりして筆塗りに退行。


これをすると乾燥時間を取らないとね。

また明日よ。

さて、サッカーの試合も面白いので夜更かしです。


昨日までのイッパーサン。


継ぎ目の引けは全くわかりません。
これでよし。


先日の出張先で買った、形式不明のコアレスモーター。
恐らくEN14片軸ではないかと。
1000円なり。
回してみると、凄い静に回って力が強いです。


やはり出張先で手に入れた「だるまやトラック」
全部路面電車用です。


若旦那の都電用グッズがだんだん揃ってきました。
色々な動力が仕込まれる予定。

ではおやすみなさい。

キッチンさんブースでいくつか展示します。



   ↑最近部屋が鉄道模型製作途中品が溢れ、カオスです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定山渓鉄道で地域振興?17

2010-06-12 11:13:00 | 定山渓鉄道をモデるには?

昨夜の作業。
組み間違っていた模様です(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)


軸受けが上下逆に取り付けていたようで・・・。


直してまいります。


この状態から


小手を当てて


剥がしちゃう。


もう一回補綴しなおして


これで正解!


この台車、京王電鉄2600型にもよく似た台車を掃かせているそうです。


私鉄電車のアルバムを紐解くと、
京王電鉄2600型のKBD-102(コロ軸・日立製作所製)


京王1760型のW-1-18(平軸・日本車両製)によく似ています。


微妙に異なる両台車の中間の形態が今回の台車のようです。

この台車らしいです。



細すぎるフレームのためディフォルメはありますが、まずはイメージが合致しますね。
より良くするには、弦巻バネを軸受け横にエッチング表現ではないように取り付けるといいかもしれません。



   ↑D型やDT12を代用で考えていたのでありがたい限り。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JNMAで定鉄キットが5種類

2010-06-12 02:17:00 | 定山渓鉄道をモデるには?

事実上「定山渓鉄道で地域振興?16」です。

まぁ、半ば広告・・・
いや、もう完全広告と思われても構わないというか・・・( ´_ゝ`)

JNMAでキッチンさんが発売したり、自分のキットの最終試作などがやってきました。


まずこれです。
キハ7000の最終車体・・・と、キハ7500です。


これが量産にやっと持ち込める車体です。
顔となるメタルが間に合いませんので、これを持っていってもらいます。
是非御覧くださいませ。
てか、自分の夢がようやく叶いそうになって来ました。

台数を稼ぐお付き合いに、里親になってもらえると申し出ていただいた皆様。
本当にお待たせいたしております。

やっとここまで来ました。

で。

キハ7500も同時に生産してみようということになりました。
実は似ているようで、エッチング構造的にはちょっと違うんです。
こちらの方が割りと普通の構造です。
キハ7000は3重張りですからね。
7500は通常の2重張りです。


こちらも希望される方にお分けします。


ドア位置が大きく異なること、ドアの凹み具合が大きく異なること。

保護棒の存在の有無など。


サブ部品もブラッシュアップ。
結局、ステップは別部品にして組み立てに手間はひとつ増えましたが安全な構造にしました。
テールライト半月板は正確な大きさのものと、ちょっと大きな取り付けやすいものを付けました。
ジャンパ栓蓋もあります。


実験部品のマスキングガイドです。
ここだけもうちょっと改良するかも。


実験部品です。
内張りの太らせをプラ板でやるのが基本ですが、これは全金属で仕上げたいという野望の元に制作した部品。

前面はまだですが、このスタイルでJNMAの丹那組ブースで見本展示します。
ここでも里親お取次ぎをさせていただきます。
奇妙な北海道の気動車が欲しい方は如何でしょうか。

予定お値段は・・・4000円くらいになっちゃうのかな。


ここからはキッチンさんの製品。
かつ、今日から直販開始らしい品。
定鉄・日本車輌3兄弟電車。
一気に発売。
これは 個 人 的 に大ニュース。


定山渓鉄道モ800型キット。
戦後復興の運輸省規格B’型。
(B’型って、これと北陸鉄道のものだけですが)
構造的にはキッチン製従来キットそのものであります。

で、モ801とモ802の差を表現しているために別キットです(;´Д`)


雨樋の位置が違います。
左が801
右が802

実際はもうちょっと出っ張っているんで、KSモデルかどこかの0.15mm×0.2mm洋白板でも張り重ねるとグッと良さそう。


前面。
実はモ800とモハ1001、クハ1011は同一前面です。
このほかにモ800専用ランボード部品が入ります。


側面(モ802)
廃止時の姿が基本ですが、登場時も余り変わりません。
ただ、ここでは映りにくいのですが、前面窓枠が異なるものの、ラインが引いてあり、「そこ削れば何とか」というものが見えます。

次。


定山渓鉄道モハ1001+クハ1011型キット。
ワンオフの電車をキットにしてくれて涙モノ。
だって、定鉄だよ?スキモノが殆どいない辺境の廃止済私鉄のワンオフ電車だよ!?


しかもモハとクハで作り分けしているし(;´Д`)

ランボードに配置が違うんです・・・・。

すげー。


前面はモ800と同じものが入ります。
日本車輌3兄弟は微妙なマイナーチェンジを繰り返して生産されていたからこうなります。


ドア配置が異なること、窓割が異なることがモ800との違いです。
また、台車が異なりますが・・・


専用台車付(;´Д`)
うれしすぎる。
(あ、「定鉄萌え」の私だけ勝手に盛り上がらせていただきます)



定鉄白眉のロマンスカー定山渓鉄道モロ1101+クロ1111型キット。
ハ扱いだったのに、「贅沢すぎる」ってなイチャモンで2等車になったいわくつきの車。
ロマンスシート取り付けのために、幅広車体特認を受けたという気合作。
これもワンオフ車輌。


これはモロクロで全くの同一車体なので同じものが2両分入ります。


但し、前面は100mm幅が広いので、異なる前面付。


左がモ800モハ1000兼用、右がモロ1100


各車用ランボード。


タイフォンボックスが入っています。
このタイフォンボックスこそ定鉄の証。
ラッパは銀河を使用すればよいかと。
でね、

過去製品フォローのため、キハキットに2両分くらいづつ入れません?

さて、このモハ1001とクハ1011、モロ1101とクロ1111の台車は特殊なものを持っています。
それ、今日早速作ってみようと。

これです。


まず、フレームをカットしていきます。


カットしてみた。


まずはパタンパタンと曲げて行きます。


曲げはしっかりと潰すように。


3枚曲げると側面枠になります。


台車枠補強関係はこのように曲げます。


カプラーホルダも制作していきます。
実際TNをつけるときは不要ですけれども


曲げて曲げて半田していく準備。


このようになります。


側面枠から半田


半田付けをした図。



TR23のように担いバネがあります。
カットして


曲げます。


このように半田します。


続いて平軸受け


このような部品を


折り返して曲げて、台車に半田付け。
これは接着剤でもいいかも。


これで完成です。
これを8個作れば完璧。


いい感じでしょ。
ただ、KATO&GM&鉄コレ式のスナップ止めの際には真ん中の半円突起は取り去りましょう。


車軸は片軸絶縁なら同方向にセット。


台車組み立ては概ね一台車1時間というところです。

以上、電車のご発注はキッチンさんまでお願いします。

■定山渓鉄道モ801 車体キット 4000円
■定山渓鉄道モ802 車体キット 4000円
■定山渓鉄道モハ1001+クハ1011 車体キット 2両7000円
■定山渓鉄道モハ1101+クハ1111 車体キット 2両7000円
発売は直販とJNMA会場ほか
制作販売 キッチン

噂によると・・噂でもなんでもなく、初回生産数10個。
やっぱ地方私鉄なんてそんなもんしか作れませんか・・・。
お早めにどうぞ。

個人的にはキハ7000の名脇役なんですが・・・。




   ↑追伸:キッチンさんのJNMA製品のうち、一商品は「阪急マニアなら解ってくれる!」代物だそうです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JNMA披露の打ち合わせ。

2010-06-09 21:32:00 | 定山渓鉄道をモデるには?

東京でございます。

新しいカメラの記念すべき一枚目。
@秋葉原の元常磐線車両留置線

たった今まで、ご想像通りのメーカーさんと電話打ち合わせ。
早速ですが、まぁ、同人的な話です。

2時間。

で。

定山渓鉄道キハ7000.
ここでなんだかんだで
最終試作を披露することに・・・なった。
あくまで個人枠。
ただの自慢とも言う?
そーでなくって・・・。。
個人予定的にはとっくにできていたはずだし、最悪でもここででも送料掛けずお渡ししたかったのですが果たせず。
すまんこってす。
正直、自主制作とはいえ、ナメてました。
恥ずかしい限りです。


ただ、逆に捕らえると、実際見てから、もう一度判断いただけることが一部の地域の方とはいえ出来ることで、個人的には安全策になったのかなと思います。
ほしい方が居れば、丹那組ブースの係の方にご相談ください。
数的には事前であれば余らずに作れる。
(流石に私が在庫抱えるなんて無理)

わたしゃそこに居ませんが。
お書入れいただく紙をお渡ししておきます。

とりあえず。
事前よりキハ7000のある程度のロットご協力いただいている皆様。
「JNMA丹那組ブースで最終試作をようやくお見せできますので、なんかのついでにお越しの際はごらん頂き、確認ください」

注1 あ、ブログでも近々お見せして報告します。
注2 私個人は丹那組メンバーではありません。キハのサンプルみたまま以外と用紙に書いたこと以外の詳細を丹那組さんの方に聞いても全く判りませんのでご承知ください。
注3 当日は私居ませんので。

ついでに
キハ7500も「何故か」作っちゃってますので、そちらもあわせて自分の我侭に共感してくれる方、こちらのコメントメールかJNMAで丹那組の方にお渡しする用紙を通じてご相談ください。

ご想像通りのメーカーさん・・・ままキッチンさんナ訳ですが。
定山渓鉄道の電車
・モ800型(二種類 801号と802号ディテール差があり) 各4000円
・モハ1001型+ク1011型セット 7000円
・モロ1101型+クロ1111型セット 7000円
〔広告・琴電20型4種も同時発売だそーです 4000円@一両〕
作って販売されるそうです。
(私うれしいやら、銭そんなに無いでと困るやら)
あ、これ、ばっちり広告っすね。
銭もらってないから広告じゃなくリークですね。

てかどーせならクハ600を作ってください♪

お話そのまま駄々流しで書くと
各初回10個生産、真鍮曲げ済み、おでこメタル付きということだそうで。
10個かよw

キッチンさん製品の電車直販分は6月12日から販売だそうです。
「売れたらまた10個づつでも生産すれば良いんじゃないかなぁ」
ってことで一回絶版じゃないかもしれないそうなんで、焦る必要も特に・・・よくわかんない。

キハのほうは、個人的なものなんでキッチンさんじゃないんで、一回しかやるつもりはなし。
金属板の仕込み最終生産がこれからなんで、JNMAあたりまでにもう一度最終数値確定してJNMA後に生産をお願いする予定で固まってきました。
(ほかキットなどの版下相乗りが無いんでこっちはある程度数が必要だそうです。)

やっとそこまできたのねぇ~
こっちがワクワク。

てか電車関係は「本当は自分が設計しようとしていたんで」予想してなかったんで、えーっと。
お小遣い困ったな。


追伸。
電話での役得でか、JNMAのキッチンさん発売予定品の中身聞いちゃいました。

「予想の完全斜め上のさらに斜め上!」

私の予想

1.意外と車体はスケールに納まる機関車と、それに牽かれる客車。
 私予想・秋田中央交通の機関車と客車
2.こんな特殊?なアクセサリー
 私予想・軍関係の台車
3.政治的メッセージは一切持ちえて
 私予想・北朝鮮の電車
4.開放ベスチビュールは再現できそうもないので、
 私予想・函館市電

と、思っていましたが。
「全ハズレ・しかも聞いてもそんなの見たことも聞いたこともないし」

と、さらに言うと
「いや。。。それ、こうやってブログに書いたら本来煽り記事だよね」
とずぇえええったいにならない、その。
「あーた、商売する気あるんですか」
「買おうとする人居るんかな・・・・?」

つまりは私の予想のものではないってことだけはリークになりますね。
いいや、適当に煽っちゃえww
(商売邪魔しているとしか思えない)

個人的には、並ぶであろう、イベント限定品を見て「これなんですか?」と質問攻めにあうキッチンさんが目に浮かぶようです。


と、まぁ、そんなことで今日のブログを締めます。


ではまた。

   ↑キハを通じて判ること、「メーカーするって凄い大変なんだなぁ・・・」

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定山渓鉄道で地域振興?15

2010-04-28 00:34:00 | 定山渓鉄道をモデるには?

果たしてこのタイトルがふさわしいのか、結構疑問符ですが現在東京でございます。

お仕事です。
2週間以上滞在です。
非常に疲れまして。
明日も5時起きとのこと。
難儀な商売ですね。

さて。
やっぱ話分割しよう。


はまなすで東京です。
飛行機より結果的に早く現地に行きたいことと、青森でやぼようが出来るからってことでこの自虐的な移動手段です。

そのやぼようが、このタイトルです。


はまなすに使われている14系が案外深いことが判り、これは後で別記事にします。
ええ。知らなかったよって内容が・・・。


青森某所レストラン午前7時。
これが打ち合わせの場所です。
いや。。。すまんこってす。
こんな朝早く。


じょうてつキットで、どうしても電話では合点が行かなかった部分があり、直接顔を合わせて違和感を究明しようというこの打ち合わせです。

そう、

やっぱ前面気に食わないんですよ。
それは私も、3D設計をお願いしている片も双方。

で、もうやり直し。
それ覚悟。
時間掛かること覚悟。
オゼゼ掛かること覚悟。

納得いくことがしたいので、やるんです。


星先生の写真を見たり


小熊先生の写真を見たり・・・。

結局、ホントにコンマ数ミリの違いが全く似てこない原因であることでは一致するのです。

電卓を叩いても、竣工図から取った寸法はほぼ合っているのに
「似ていない」
これ参るよねぇ。


いくら寸法が合っていようと、違うものが出来るのが1/150の世界なんだという恐怖です。
実はこのメーカーさん(まぁ、薄々感じているでしょうがあえて某メーカーさん)も、ほかの商品で大変苦労するのが前面だそうです。
「なんで?なんで?どーしてよ!」と叫びたくなるのですね。

それは完全図面がないことと、印象というのは案外当てにならない割りに「似ている似ていない」を決めるキーであること。
しかも
大概の写真は正面から見てもやや見上げていたり俯瞰だったりして必ず変形しているものなのですよね。
それを立体に表すというのはこんなにつらいことなのかと。

特に経験地から申していただくことには「湘南顔」はその極みだそうで。
曲線開始位置が3D的には大変ファジーで面倒くさい部分、それが致命的だったりするんですね。
単純円筒解析では繋がらない部分がある。


で、前回、友人MYに現物を半田で手修正してもらったんですが、これが半工業的に量産するには強度からキャスティング会社にNG喰らってしまい、やり直しなんです。

ワンオフならありなんです。
似ているんです。
それを図面からやり直すって、実はとんでもない手間のことなんですね。
手先の無限の解析値を端的な解析値に治すって難しいんだそうです。


白熱します。


限られた発車間までに一致を試みるプロジェクトメンバー。


食事しながら修正データを直接入力してお互い見せ合う。
3Dと私は平面図。


これが現図面。
いいように思えたのに、いざ形になると違う。
しかし各部寸法は合理性に富んでいる。

自分たちの目が腐っているのか?
非常に悩むところです。

で、ここで例えばTOMIXのキハ22はほぼスケール幅に対して、キハ11は実は幅広にモディファイされていることをお互い確認する。
愚直に定鉄だけ守ると、肝心の併決相手視覚的矛盾が発生するので、
「どこまでモディファイするか」に議論は及びます。

それは電車にも言える。
例えばモハ2200型キットとの比較、で、あまぎさんの2300やしもたか企画さんのモデルとの整合性など・・・。


いろいろ激論にはなります。


これが右半分と左半分で議論のぶれ幅なんです。
屋根高さ解釈も分かれます。
これは修正したあとなんだけど。

あと、磨きやすさから元原型の作り方も一部変更。
それは合意。

恐らくいろいろなモディファイはHゴムはどうモディファイするんだとか、実際作るときにどっちが汎用性あって個人修正を受け入れることが出来る寸法にするかなど。


実は飯どころではなかったりして・・・。

ある仮説が建った段階で終了。
次に行くことになりました。

ところで。

オハ51系のかなりいい感じのキットが出ていたって知ってました?
私は知りませんでした。
てか生産数聞いたら「そらないわぁwww」
ごく小生産過ぎるものが10数年前に出ていたんですね。
雑誌にも出ていないって。


個人的にマイクロのがあまり好きではないので、なんとか手に入れたいものです。
気長に促してみよう・・・。

ほんと、車体フルキットだし、デッサンはかなり良いし・・・。


そして、東京にそそくさと失礼しながら去るしかなかったのであります。


なんか、カメラで撮影してましたよ?
みんなの鉄道かな?


無事東京で仕事開始しました。



   ↑当方が納得いくまでお待たせいたします・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定山渓鉄道で地域振興?14

2010-03-28 03:18:00 | 定山渓鉄道をモデるには?

前面を友人MYとも協議して、0.5mm全幅を太らせることにしました。
思いのほか細く見えることと、見た限り隅柱が細いと判断したためです。

で、


手作業よろしく♪


これが途中。


仕上がりです。
シルエットがかなり良く似てきました。
これでいいんじゃないかと。

他モデルとも比較しましたが、キハ22より若干細く、キハ12より明らかに太い。


比較してもかなり良くなりました。

全幅は18.6mmになりました。


まぁ、色々やってみた結果です。


友人MYのキハ56カーペットカーが完成したらしい。


あー・凄いねぇ。


シンガーフィニッシュのようなウェザリング。


自動ドアの文字細かすぎ。




2台で雨樋も違うんですねぇ。


嫌になるくらい。


出来がいい。


勝手にしやがれー!


まぁ、また後でかきます。


   ↑次は側板を・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定山渓鉄道で地域振興?13

2010-03-27 01:36:00 | 定山渓鉄道をモデるには?

前面の検証です。


実はどーも納得しておらんのです。
幅が狭いのではないかなと。
だから一度その邪念を確認すべく


塗装していきます。


白くしてマスクを簡単にして


モリタの赤7号を吹いてみた。
サロンエクスプレス東京の色


結論。

側窓柱のイメージが違う!
無塗装のときより随分似て見えてきましたが、まだ足りない部分あり。

真ん中中心にしては結構いいです。
実際、側面試作エッチングを比べても、前面窓って凄く高い場所にある。
それも良い感じ。

しかし、前面左右の角Rがきつく回っているんですよ。
自分の指示ですけれども。


さて、恐らく片側0.25mm程度太らせたほうが似せることになると判断。
だんだん良い雰囲気にはなっていることは事実。

修正設計してもらって造型出力をもう一度やるか?
いやそれには既に数万円もう一度必要だ。


それはなるべく避けたい。

で、ここからは実物竣工寸法ではなく、模型的味付けの領域です。
たとえば、完全に正確でも案外似てこないものです。
それはHゴムを中心にしたディフォルメ部分があるから。

そして、トミックスキハ22とキハ17系と並べたときのイメージをそろえていくことがとても大切になる。

単行とかその車だけで成立するものではないので、そのあたりかなり肝心。


あす、地味に共同事業体である友人MY、我が家に来襲。
前面の修正に入ります。

あと、前面の髭、なんかもっと楽にできる方法ないかな。
髭部分のインレタ作ろうかな・・・。



   ↑色は赤7号より若干濃いほうがいいと思います。でも赤2号では絶対ありえません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定山渓鉄道で地域振興?12

2010-03-26 00:23:00 | 定山渓鉄道をモデるには?

またもご無沙汰案件です。


上がってきました。
定鉄キハ7000前面。
ちょっとまどろっこしいのですが、これはロストです。
前回
定山渓鉄道で地域振興?11
のときは、ワックス出力を銀に置き換えら状態でした。

本当は銀から目標となる金属に置き換えるのですが、
今回、諸事情から一旦ロストにして、これを更にホワイトメタルにいたします。

ですからこれが二次原型となります。


こんな状態。
超拡大するとザラザラです。

まぁ、これでも充分通用するとは思うのですが
「納得行くまで磨いてください」
とのお達し。

磨く・・・?
今まで地肌磨きはあんまりやったことないので良くわかりません。


ググレカス。
ってことで付け焼刃の勉強しばし。

用意した

潤滑スプレー。


リューターのバフ。


ほっそい綿棒をリュータに噛ませたもの。


ドリル、リューター掘削用サンドを数種類(これは一番細い奴)、スジ彫り工具、セーム皮バフ。


研磨フィルム。

・・・とコンパウンド。
以上でございます。


軽く磨き始める。
おっと。
ザラザラ加減が顕わになっていきます。


油を吹きながら、軽く軽く低回転で磨いていきます。


細かく平面を崩さないようにそれで居て磨いていきます。


研磨フィルムも併用して丁寧に。


磨き中。


だんだん磨かれてきました。
でも、完全な金ピカにするとディテールが死んでしまいます。
指輪だと大まかな形でよいから徹底的に映るまで磨くのでしょうけれども。


各部の穴の中にはワックスも詰まっていますから、実に慎重にザクり直します。


ヘッドライト部分も綺麗にしていきます。


角部は甘くなりがちなので、スジ彫りしておきます。


こんな感じでしょうか。
鼻筋は本当に緩い角度ですから気を使います。


一個だけ気合を入れて磨きました。
あとは・・保存でしょうか。


最後にセーム皮でうっすら磨くと、ご覧のようになりました。
キハ22より狭く、キハ12より若干太い車体ですが、背だけはキハ22と同クラスです。

案外小さいです。
ここからホワイトメタルの縮小率との兼ね合いです。
現在全幅18.15mm
本物換算2715mmです。

思い出したように最初の趣旨書を写す。


いや・・・その・・・。
今のサイズがちょうど良くありませんか・・・?
あれ?

このままでもいいんでないかい?

これから連絡をしなければって・・・もう時間遅すぎ。



   ↑もうちょっと縮小率勉強してこよう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定山渓鉄道で地域振興?11

2010-02-26 05:25:00 | 定山渓鉄道をモデるには?

 すごーいご無沙汰でした。



ようやく全面の原型が上がってきたそうで、その様子がもたらされました。

早速行きましょう。



結構貴重な画像と記事です。

え?

自分のブログに勿体つけるなって?

だって、殆ど私の文章じゃないもんwww



斜体赤文章部分はモデリングプロの方の文章でございます。

銀での出力原型。

材質はスターリングシルバー(JIS-SV925)

表面が白いのは、表面が細かく梨地になってしまう銀に残る

石膏の名残。


※こむめ注釈・・・ただ、これは日本の場合。発展途上国などで作成すると一発で綺麗な表面になるくらいの処理の場合があるそうです。先進国では出来ないお薬とか焼成飛散など諸々の方法が必要だそうですが・・・。





うむ。

確かに表面にはチリのようなゴミ突起が散見できます。

また、ワックスを積層して作るため、縦方向に無数の筋が見えます。

指輪屋さんの仕事なので、湯流れは

センターからまんべんなく回すのが流儀となっているため




前面の裏に、巨大なボスを勝手につけられます。





おお、案外ボスが大きいもんですね。

まるで次作の予定しているもののようだわ。

・・・って、次作のはここ大丈夫なのだろうか?





無数の縦筋が良く見えます。

こうしてみると、積層が下辺ではなく、左右のどちらかかを下にして積層したんだとわかります。

そうですよねぇ

別に下辺がモデリング時の下辺でなくても良いですものね。

それにしてもこのチリも含めて銀なんですから、硬いゴミですこと。





いい感じの角度です。





ここから見ると積層が90度異なりますね。

ワックスってひょっとして一発積層ではなく、回しながらやるのでしょうか?

それにしても、パイプ状のディテールのゆがみって最初結構あるものなのですね。





全て銀だから硬いゴミが一杯?



この湯口跡は、もちろん削ります。



プロクソンでガリガリ。



ワックスを出力する積層は、13μmですが

印刷におけるモアレと同じように、たまに平面で意図しないムラが発生します。




そうでなくても、斜面や曲面は段差を削らねばなりません。

この正面だと、左の縦柱に意図されているとは思えない斑点状のモアレが見えますね。



白いままだと見えにくいので、真鍮ワイヤブラシで磨きます。
この段差を削って磨いてゆく作業をちまちまやります。



この段階では無数の傷のように見えてますね。

なお真鍮などの鋳造では、高温で溶かした湯の状態と

常温で冷えた状態とで、体積が異なります。

原型から鋳込むと、おおむね2%~3.5%は収縮しますが

これは均一ではありませんで、肉の厚い部分は当然収縮が強く、

薄い箇所は収縮が弱いので、厳密にはピタリとサイズを確定させるのは難しいです。

この銀出力では、幅18.0mmの最終狙い寸法に対して幅18.5mmです。

もう一回、真鍮でふきかえて小さくなる予定です。

※こむめ注釈・・・普通はこれ一回です。ワックス出しがロスト設計で、メタルにするのにもう一回出しなおすってことのようで、吹き替えは通常起こりません。

現状、ゴム型の加圧加熱に耐える原型で

ホワイトメタルのパーツを作るときは、

収縮率が1%以下になっているので、ほぼサイズはジャストでOKです。


キラって来ました。

(☆∀☆)

なんだかんだで、すでに磨いております。



切削油とヤスリにまみれながら。

流石にワイヤブラシだと撫でるだけらしく、きちんと面やすりが登場しておりますね。





テールライトはオーバーディテールです。

このままで行く方もそれはそれで大丈夫ですが、私は制作時に挽き物に改めようと思います。

反射板のディテールを潰さないように。



(プロクソンのモーターツールで、湯口跡を削るときが一番面倒くさいし神経を使う)



そらそうよ。





   ↑なかなか見られないシーんだったでしょ!?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定山渓鉄道ED500型の肖像

2010-01-13 21:26:00 | 定山渓鉄道をモデるには?

コメントでご質問を受けまして。
「定山渓鉄道ED500が牽引していた貨車の写真をお持ちではありませんでしょうか」

と。
ありがたいコメント頂きました。

で、結果は

「そうです、無ぁいんでぇす!」(川平のように脳内再生してください)

ED500とは何か?
WIKIでも見ればいいのでしょうがおさらいです。

ED500は昭和32年に三菱三原で2両製造された50tクラスの私鉄としてはもっとも大型の部類の機関車ですね。

これ以上のクラスとなると、ほかではあまり例がなく西武鉄道のE851くらいしかなく、同クラスでは秩父鉄道・大井川鉄道などにあるB-Bタイプの主力級であり、地方私鉄の虎の子機関車にふさわしいものです。

何せ特徴はそのスタイリングであり、デッキの無い大型機関車はほかになかなかあるものではありません。

長野電鉄~越後交通を渡り歩き、平成6年に廃車となって消えました。

長々と勾配が続く定山渓鉄道ですから、逆に制動関係が強化がされており、最終段電空併用ブレーキ、自動撒き砂装置完備、さらにすべてにヒーターが付く重装備です。

出力は200KW×4の800KW。
ギア比は4.76の低速ギアを装備し引張力は8,900tを誇る山の電気機関車でした。

形式ED500
番号 5001、5002
軸配置 B-B
電動機 三菱MB-266-BFVR 
出力 200kw×4
制御器 三菱KL-35
ブレーキ EL14AR自動直通・電磁空気式電気制動併用型 加熱器付撒砂装置併用
歯車比 81:17
運転整備重量 50.00t
最大寸法 13,800mm×2,830mm×4,100mm
固定軸距 2,400mm
ボギー中心距離 7,700mm
車輪径 1,070mm
製造 1957.3.4設計認可 1957.4.12竣工
製造所 新三菱重工三原製作所 製番463、464

製造目的は豊平川流域のダム建設資材輸送でしたが、結局この機関車による輸送は殆どなかった状態で、フライング製造の可能性が高いものです。
落成後は主に鉱石輸送と木材輸送にあたり、定山渓と藤の沢間を往復した記録が残っております。

が、それも僅か5年経過した昭和38年に中止され、基本的な仕事は定山渓の少ない資材輸送と


国鉄列車乗入れ牽引、


除雪とあまり良い活躍とはいえないものでした。

ED500はなぜ活躍の写真が少ないか?

実は発注した直後、豊平峡ダム計画は一時頓挫します。
コレがすべての原因と考えられます。
再開は廃止目前の昭和42年。
工事輸送の当てにされる時期ではありませんでした。

つまりは先行投資が外れた結果となり、実はこういったさまざまな過大投資が問題となり、昭和23年末に王子製紙から株式を受けて経営していた浅野一夫社長は結果的に五島慶太率いる東急に買収を受ける隙を作ることになります。

※真ん中が浅野社長

ちなみに浅野社長時代の車両新製は活発で、
モ800を2両、


モ1000系2両、


モ1010系ロマンスカー2両、


モハ1200系2両、


モハ2100更新車を4両と

キハ7000型3両


この機関車2台、


DD4501型1台。

合計15両+機関車3台の客用新製車両にも及び、過大投資とされた例となります。

果たして本当に過大であったのかは、疑問が残るのですが、隙を見せてしまったのはこの件であったようです。

あとで書きますが、このダム計画。
本 当 に 実 在 し た 計 画
 なのでしょうか?


それまでの20年間で新製が譲渡含み電車9両(うち新製5台)、中古木造二軸客車10台、中古木造ボギー客車1台、蒸気機関車7台(うち新製1台)簡易な中古貨車50両余ですから、規模としては急激な投資と見られても不思議ではないのです。
(客用車両が寿命を迎えて約2年おきに計画的近代化したともいえますが・・・)
ちなみに東急傘下であった11年ではキハ7500型1台、モハ2200型3台(中古)、モハ2300型2台(簡易車体による更新)であり、設備投資のペースが一気に下がります。

東急総裁五島慶太の株の進攻はすばやく、
息がかかった北海道交通(現在の北交ハイヤー)・柴野安三郎の提案で、昭和31年11月に買収開始をします。
柴野曰く「浅野一族は同族経営に感けて経営に熱心ではない。これは(乗っ取るのは)どうでしょう?」

果たして浅野社長が熱心ではないと言えるのか疑問です。
「過大投資」を紋所にするなら「熱心ではない」というのは符合しません。

しかし。買収は始まりました。
国際興行・小佐野賢治(のちのロッキード事件被告)、北海道開発公庫総裁・松田令輔(元A級戦犯補佐弁護人のち大蔵省~専売公社~公庫~東急エージェンシー社長)、子会社だった東映社長・大川博、同じく子会社の日東タイヤ・蛯名忠雄らの協力により徐々に株を買収され、
更に町村元官房長官の父・町村金吾、広田弘毅内閣の前田鉄道大臣秘書官で当時建設大臣を退任したばかりの南条徳男も参加した大買収団が結成されることとなります。

徐々に地元株主・財界から見放された浅野社長は、最後の大株主・定山渓ホテル社主の林孝一の義理によって防戦を張りますが、上記代議士や有力政治家、更には北海道金融筋にも説得を受け浅野社長は降伏します。
まさに圧倒的な人脈によって四面楚歌となり、一族経営であった浅野経営陣を飲み込んで放出して行ったのです。
「過大投資」など言いがかりにしか過ぎないのです。

そして後任社長には五島側近の蛯名忠雄が座ります。
(ちなみに五島慶太は戦前、鉄道院総務課長として定山渓鉄道の開通式に参列している縁があります)

株式の実質買収完了は半年後の昭和32年5月20日、実にED500落成わずか26日後のことでした。
ちなみに株式正式譲渡は昭和32年10月1日です。
ED500は発注主の株式が続々と買収される中で建造されていたことになります。

赤色文字のをピックアップします。
北海道開発公庫は当然ながらダム建設関連資金に重要な力を持ちます。
浅野社長が着工計画が明らかになる前に機関車を建造。
「やや」不自然な部分も無いわけではありません。
当初は9200型SLか9600型SLの払い下げ予定が突然このEL新製に変わっています。
これは歴史の真相に隠れてしまっていますが・・・・。

あくまで独り言です。


先日、浅野社長の退任準備金を入れた封筒がヤフーオークションに出展され、驚きました。
あの封筒に、どれほどの恨み辛みが包まれたかを想像すると、昭和経済史の凄まじさを感じます。
http://page13.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r60991737


さて、本題に移ります。
定山渓鉄道の最大在籍貨車は有蓋緩急車5台、有蓋車10台、無蓋緩急車9台、無蓋車41台、長物車13台(うち3軸無蓋車4台)、石炭緩急車が2台、石炭車が7台、業務用水槽車が1台、ラッセル車が2台で、ラッセルと特記以外はすべて小型の2軸貨車です。

※1112型SLに牽引される無蓋貨車の一列

ED500在籍中の貨車は
有蓋緩急車3台、有蓋車10台、無蓋車30台、長物車13台(うち3軸無蓋車4台)、業務用水槽車が1台、ラッセル車が2台です。
その殆どが定山渓~藤の沢~選鉱場の運用区間であり、藤の沢~選鉱場はDD4501の運転区間なのでおおよそ想像が付くと思います。
下り坂なので重連運用はなく単機が基本。
というか重連すると変電容量不足で動かなくなるので単機限定です。

なぜ、消費電力が過大な機関車が2台もあったのでしょうか。
客車でさえ重連が必要となる貧弱な電力施設にもかかわらず、仮にダム資材を定山渓に持ち上げることを考えると、本来的には重連も可能性があったことがわかります。
先の買収劇、そして見えない資金先を考えると妄想が膨らみます。
この機関車は本当に必要だったのでしょうか?

無蓋貨車は樺太の元南樺鉄道のナチ1型と元国鉄ト6000の各10t積みからなる古典貨車で、長物車もそれらからの転用であるので、おおむねの形態は2形式の源流となります。

ト6000と言われても・・・・。

ED500の華運用はなんといっても国鉄客車の温泉客乗り入れ列車牽引でしょう。

これがその列車。
8両の堂々たる編成です。


コレを見る限り、C12-1とDD4501の重連のようですが、C12が廃車になったあとはED500がDD4501と時に重連で牽引しております。


こちらは割りと平易な客車6連


定山渓に入る温泉列車。
スハフ42156 天王寺観光団
時期的にはこれがED500牽引かもしれません。

再び

これもそうですね。
コレにいたっては最後部がスロフ30では無いでしょうか?
中間もスロ33のようです。

よって、ご質問いただいた「ED500の貨物列車姿」はついぞ無いのでございました。
ごめんんさい。

ちなみにED500が単機で客車を牽引している写真は鉄道ピクトリアル232号15Pに星良助先生のものがあります。


   ↑歴史関係の記述はあくまで独り言です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定山渓鉄道モハ2200-16

2010-01-13 00:45:00 | 定山渓鉄道をモデるには?

定山渓鉄道2200型のカスタム製造品は、おかげさまをもちまして。
すべて里子先に嫁いでいきました!

よかったよかった。


コメントになかなかお応えできなくて申し訳ありません。
縦画面について、お二人からありがたいご助言を頂き、自由自在に画面をいじれるようになりました。
アリガトウございます。

さて本日の悲哀。
お昼休み、スーパーの海苔巻きを購入したんですね。

サーモン巻き。

で、なんか変。

ぼろ・・・・


工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
表面しか入って無いじゃん!!!

あのね、
いくらデフレとか言っても、こういうのって騙された気がしません?
無理なら価格だけでも安くしてこういう風にするってあーた。
それは無理なことをごまかしているに過ぎないじゃないすか。

まともな値段でも良いから、きちんとしたものがほしいですね。

今日の作業。

2200を


もう一回肩撫でしました。
うん。
わかりにくい上に工作シーンが無い。


辛うじて屋根傷が違うでしょ。


でもですね、まだ雨樋の上に埋まりきっていない部分が結構あり、
水分飛んだらもう一回パテ盛です。

一方で、納屋に置いたコンプが頻繁に動くので、エア漏れを直しました。

使う道具はこれ。
ガス漏れ検知スプレーです。


エア管の周辺に吹いていきます。
サブリザーブタンク周辺は全く問題ないようです。


納屋に行き
防音?隠ししている


コンプの周辺もまったくエア漏れなし。
ちなみに防音に使ってんのは大変古いムートンです。
ああ、本来なら勿体無い。

どこだ・・・?


もういちど工作部屋に行き


ガンの根元にシュ!
あ!


ここだ!


しかも2箇所!

そう、ガス漏れ検知スプレーを吹くと、なんでもないところは一瞬にぼたぼたと液が垂れ落ちるのですが、エア漏れ部分にかかるとこのように細かい泡が吹き出すのです。

本当なら、最後に加圧経過試験をすれば完璧なんでしょうけれども。
加圧機械はガス屋さんにやってもらわないとねぇ・・・。
そんな御人好しなガス屋等いない。

いや、納屋まで電源スイッチケーブルをつくろうとはしてんですが・・・・
時間が作りきれて居ないだけです。

とりあえず、ガン周りの配管を一旦カットしたらコンプが動かず、また圧力が2時間変わらなかったので良しとします。

てか、ホビー系ガン周辺機器は4キロパスカル程度以上になると破綻する模様。
全部工業用に取り替えようかしら。
納屋と部屋を結ぶチューブも、本当は白ガス管にしたいのにw




   ↑道具だけ一著前の・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする