たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

認知行動療法入門-1

2011-02-08 18:52:46 | 認知行動療法
今週の勉強会。
久しぶりの認知行動療法でした。
産業カウンセラー協会の講師でもある根本宣夫先生の講義です。

認知心理学での認知とは、「人が自分を取り巻く世界をどのように認識し、その世界についての知識を獲得し、いかに活用できるか」ということを研究する学問です。
と~言っても、難しいですね。

人の認識はそれぞれ違いますよね。
たとえば、「雨が降る」という自然現象に「あ~いやだな」と思う人もいれば、
「・・・がなくなってすごいラッキー!」とか思う人もいます。
「雨降ったってぜんぜん関係ない」なんていう人もいると思います。

同じ出来事でも、それぞれ意味付けをして考えます。
その人、それぞれの意味に変換する考えを一般的に「枠組み」心理学では「準拠枠」とよんでいます。
難しい言葉ですが、それぞれの人から見た「目の前の世界」ということでしょうか。

わかりやすくいうと「思い込み」のようなものです。
そこに思考や感情や行動が現れます。
認知行動療法では、それを「スキーマ」と呼びます。

自分の「枠組み」からみた周りの世界が、心を安定するものならよいのですが、苦しい思いをするとすれば、どこかに「認知のゆがみ」があるということです。
これはなかなか自分では気づけません。

それに気付いて、認知を良い方向に導くのが、認知行動療法です。

3つのワークをしましたが、自分の「思い込み」に気づき、びっくりでした。
だいぶ、多角的にものを見れるようになったと思ったんだけどな~

脳が無意識に自動的に考えることは、なかなか気がつきません。
自分では考え付かない、ちょっと違う見方を仲間とシェアするのって非常に有効です。

これには、自分の思いばかりを主張するのではなく、素直に受け入れてみる姿勢が重要です。
もしかしたら、認知のゆがみが「思い込み」となっているかもしれませんから…

自分を大切にするという事…

2011-02-01 18:48:57 | 日々の雑感
「自分を大切に・・・」ということはよく言われることですが、よくわからないと思う人が多いのではないでしょうか。

簡単な方法があります。
身体の内部に焦点をあててみるのです。

人間の身体は、日々、最高な状態にしようと内部で頑張っています。
健康な人でも毎日5000個のガン細胞を作っているといわれ、それをすばらしいシステムで除去しています。
それだけでもすごいことではないでしょうか。
もちろんそれだけではないです。
何かの細菌に対しても、必死で除去しようと頑張っているのです。

心臓だって、胃や腸だってなにも言わず頑張ってくれているのです。
それってありがたいな~と思いますよね。
自分の身体だけど、知らないうちに自然と、頑張ってくれているってうれしくないですか。
自分の身体は自分の味方…
その身体を大事に思ってあげようと思いますよね。

そうしたら、やっぱり心も嫌な思いを身体に入れたくないですよね。
自分がいい気分になれるものを食べたり、感じたりしたいです。
それが、自分を大切にする事だと思うのです。

自分を大切に思えないと、本当の意味で他者を大切には思えないのです。たとえ家族であれ…
もし、自分はどうでもいいけど、他者は大切に思うという人は、自分を大切には思っていないという事です。
それは犠牲になり、本物ではないのです。

自分を見つめる時、心は見えないのでよくわからない時は、身体を感じてみましょう。
何かを感じるはずです。