たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

認めるという事

2007-10-27 00:08:51 | 勉強会
昨日は、勉強会でした。
前回は、台風で中止になってしまったので、ほんと久しぶりでした。

なんか、勉強会は、私のカウンセリングだな~とつくづく感じてしまいました。
まあ、来ている人も講師の方もみんなカウンセラーですからね。

昨日は、まさに「カウンセリングの現場から」というテーマでした。
主な悩みは、キャリアカウンセリングでしたが、やはり、人の一生でキャリア(仕事)は
一番大きな位置を占めるものだと思います。
働くことは生きること。
働く意味、生きがいを見出せないと悩んだり、無気力になってしまったりします。
賃金を得る事だけが働く事ではなく、ボランティアや専業主婦も働いている事に
変わりありません。私は、お金のためではなく、愛のために働くボランティアや
専業主婦は、高尚な労働ではないかと思います。でもそこに、意味を見いだせない
と、悩みも深くなってしまうと思うのです。
私も以前、地域などのボランティアで忙しい時、いったい私何やってるんだろう?
と思ったりもしましたが、その経験は確かに私の一部になっている、スキルアップ
していると、今なら思えます。

お話のあった悩みは、多くは青年のキャリアでしたが、無気力な人にどうしたらやる気を
だすようにするのか、どうしたらその人達に目標をもてるようにカウンセリングしていくのか、
質問がありました。
先生の答えは「皆さんはすばらしい答えを望んでいるかもしれませんが、まったく
違うのです。針の穴のような小さなことをみつけて認めてあげること。それだけな
んです」
ほめるのではなく、認めてあげる事。
良かったことは、良かったね~、だめだったことは、残念だったね~でも、こっちは良かったね~
と小さいことを認めて、それを積み重ねていく作業がカウンセリングであると。
だから難しい事を言って諭すのではないのです。

心を病んでしまう人は認めてもらった経験が少ないそうです。だから自分を嫌い、
自己評価がとても低いそうです。
みなさんはどのくらい自分が好きですか?

これは、カウンセリングだけではなく、生活にも生かせます。子育てには特に・・・
私は家族をどれだけ認めてきただろうか。ひとりひとり、わたしなりに認めてきたつもりでは
あるけど、どうだろう?
もちろん、気づいた今からでも遅くはなく、たくさん声をかけたいな~
良かったね、うれしいな、すごいね、ありがとう。
ありがとうという言葉も人を認める言葉です。
こうやって書いてみても、気分がよくなる言葉ですね。

でもね、人間って、悪いところを探すのは、とても得意。
満足より不満を探すのがとてもじょうずなのです。
だからこの飽食の時代、この日本でさえ、幸せになるって難しいことなんですね。

羅漢さんの言葉

■宝勝尊者(ほうしょうそんじゃ)→足るを知るは、これ最上の富

ストレプトパーカス

2007-10-07 12:09:02 | 自然
お花の画像がしばらくないので…持ち直してきたストレプトパーカスです。
名前は難しいのですが、育てるのはすごく簡単という事で、2,3年前に
お友達にわけてもらったのですが、枯れそうになったり、花が咲かな
かったり(ほんとは1年中咲くらしい)しながらもいつも持ち直し、かわいい
花を見せてくれます。雑草的なお花、大好きなんです。
ガーデニングなど、性格上、とてもできないのですが、ちょっとでも
花や緑があると、うれしくなります。

植物って、本当に人間の心にうるおいを与える力があるようです。
人が疲れていて、そのエネルギーをすいとってしまうと枯れてしまった
りするそうです。
やっぱり人間だけが傲慢じゃいけないですね。すべてのものに生かされて
いるんです。感謝ですね~

ポジティブ・アクション

2007-10-01 16:30:11 | 日々の雑感

産業カウンセラー協会から毎月送られてくる会員向け会報誌があるのですが、
現在の労働者の状況などにも焦点をあててあり、いつも勉強になります。
今回、ポジティブ・アクションについての座談会が掲載されていました。
座談会には、ポジティブ・アクションに取り組んでいる企業の方達が出席されて
いました。その皆さんは産業カウンセラーの資格をお持ちです。

ポジティブ・アクションとは、労働者の格差を是正しようと企業が積極的な取り組み
を行うことをいうらしいのですが、私は、単に、女性労働者の優遇を推進するもの
かと思っていました。
まあ、事実上、労働者の格差とは、男女の格差が一番大きいものだというのは
確かだと思います。

昇進についての格差をなくす努力をしている企業では、徐々に女性管理職が増えて
いるそうです。
そこで一番の大きな問題が、出産についてですが、産前産後の支援、育児支援など
も努力されている…そして女性だけでなく、男性も含めてワークライフバランスを
考えているそうです。
そんな企業が多くなってきたのは、すばらしい事ですが、それでも、まだまだ試行
錯誤のところがあるようです。

一方では、キャリアを積んだ有能な女性が、結婚出産で会社をやめてしまう、という話は、
身近の企業でも聞きます。
まだまだだけど、少しずつでも、働きやすい環境が整っていけたらいいですよね。
少しは、世の中変わっていっているのかな~

また、逆に、そういう企業で、結婚出産を経て定年までその企業独自のキャリアを積んで、
そのあとの人生で、何に生かしていけるのかなんて、あ~きっと余計なお世話ですね。
そういう方は、その先もちゃんと考えているんだろうし…

そんなことを考えていると、SOHOっていいかもしれない…
SOHOでキャリアを積んでいければ、一応、定年はないし、ワークライフバランスの点からも
いいと思うし、生涯現役でいられる可能性ってもののあるんじゃないかな~~

働くってどういう事だろう、なんて考えてしまいました。