たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

完璧だと存在しない?!~神の数式から~

2013-11-04 15:01:42 | 日々の雑感
今さらなのですが…
9月にNHKスペシャルで放送された「神の数式」第1回,第2回
オンタイムはわくわくしながら観て、録画して何度か観ていましたが、もろもろ大変なことがだいぶ落ち着いたので、この連休にまたゆっくり観ることができました。

でもなぜでしょう?数式などまったくわからないのに…
数式どころか、数学も物理も化学さえも赤点だった私が、どうしてこうまで心惹かれるのか、謎です(笑)

一般相対性理論もヒッグス粒子(ヒッグス場)も簡単なものではないはずですが、とてもわかりやすいイメージで紹介されていて、なんだかわかったような気がして楽しかったんですね、きっと。

現象はすべて数式で表せられるとする物理学者が、壮大な宇宙の誕生からミクロの素粒子まで、それに挑戦しているなんて…私にはまったくできないその世界はただただ、畏敬の念だけです。

そして完璧な美しい数式を求める物理学者たち。
対称性のある数式を美しいと感じ、美しい数式には涙まで流すという…ん~数式はわからなくても感覚的にはなんとなく…わかるような…気がする、なんて言うのはおこがましいでしょうか。
数式は単に数式ではなくて、何か強いエネルギーのようなものを感じるのです。私にとってはわからないものへの憧れです。

実は完璧に美しい数式は計算上、重さ「0」になってしまうということ。無限大∞という計算不能の状態になってしまい、この世には何も存在しないという、現実とはかけ離れた結果になった…というくだりは、ほんと興味深かったです。それをノーベル物理学賞を受賞した南部博士の「完璧な美しさは崩れる運命にある」という「自発的対称性の破れ」で解決したらしいのですが…私には理論はまったくわかりませ~~ん。

でも、完璧な数式だと生き物や物質が存在しないという不思議さに、なんだか「あなたは不完全だから存在しているのよ~」と言われているような気がして、いいんだ、不完全のそのままでいいんだ、私。と都合の良い解釈をしました(笑)

科学的に探求するといっても、目には見えない世界です。
天才たちがなぜ、瞑想したり東洋哲学に傾倒するのか、少しは垣間見られたような気がしました。

最新の超弦理論では物質の最小単位が点ではなく輪ゴムのような形らしい、とか、計算上この世は10次元でなければならないとかいう…どんなことなんだろう??きっとありえるありえると、私にとってはワクワク以外の何物でもないです。
でもね、やっぱり数式も理論もさっぱりわかりません(笑)