たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

企業におけるメンタルヘルスの現状

2009-05-29 15:08:32 | 勉強会
今月の勉強会についてです。

今回のテーマは、「中小企業におけるメンタルヘルスとキャリア開発の現状と課題」でした。

現場のお話しにはいつも厳しい現実を見せつけられます。
働く事は生活の基盤であるし、ある意味生きる事と同じくらいの意味を持ちます。
仕事も多様化、働き方も多様化していく中、働く現場における人間関係も複雑になっています。

今、そんな中、企業におけるメンタルヘルス対策はかなり進んでいるようです。
とても良い事ですが、まだまだ多くの問題も抱えています。

社内にいるカウンセラーには、なかなか相談しにくいとか、外部の心療内科を利用すると産業医や、人事等との連携が個人情報などの問題などうまく機能できないなど、なんか時代の矛盾を感じてしまいます。

せっかく社内にカウンセラーがいても、会社には知られたくないという気持ちで敬遠してしまう…
守秘義務があるので、知られる事はないのですが、一般的な感覚では、悩みを会社の人に言う事に抵抗感があるようです。
私も今だったら利用してみたいと思いますが、前だったらきっと利用したくないって思ったでしょう。
今、思い出しましたが、若い時に働いていた職場だったらぜ~ったいに利用してないです。

…っていう人は、たくさんいるのでは…

とはいえ、手をこまねいているばかりではいられない状況です。今年に入って自殺者はすでに1万人を超えてしまっています。

今、仲間と何かできることはないかと模索し、検討中です。

自己一致~あるがままの本当の自分~

2009-05-07 12:00:37 | 自己一致
最近「自己一致」での検索ワードが多いので、改めて自己一致について考えてみたいと思いました。

自己一致とは 「自己概念と自己経験が一致している状態のこと」
と~いわれてもなんのこっちゃ???なのですが、私が思う自己一致は「あるがまま」が一番近いと思っています。

この「あるがまま」ですが、ありのままの本当の自分を認める事・・・では、本当の自分とはいったいなんでしょうか?

人の心の中には、強い部分、弱い部分、正義の部分、醜い部分、やさしい部分、残忍な部分、すべて持ち合わせているものだと思っています。
完全に良いだけの人間もいないですし、すべて悪いだけの人間もいないのです。

悪い部分を抑えたり出さなかったり、また良い部分をも抑えたりするのは、自分を守るため。心の恐怖を守るため。
そうです。それぞれ自分が一番かわいいのです。自己中心なのは当たり前です。でもそれでいいのです。

それを認める事から自己一致は始まると思っています。
そして自分すらも気づかない未知の部分も認めてあげる事です。

簡単なようでこの容易なことができないのは、なぜでしょうか?
それはもちろん、自分の負の部分は認めたくないからです。
でも「負の部分」ばかりを認めるわけではありません。
良い部分だってたくさん認めてあげるのです。未知の可能性も・・・ぜったいできない、ありえないと思わずに・・・
きっとこの自己一致を意識する事が楽に生きる一番の方法のような気がします。

よく考えてみれば、この自己中心な人間の中で生きているという事は、そりゃ~軋轢や摩擦、問題がある事は普通の事です。
もし、今、自分のまわりで特別な問題もなく、おだやかに生きる事ができていれば、当たり前ではなく、たいへん幸せな事です。

それでも不満を抱えてしまうのはなぜでしょうか。
それは、誰かのため、何かのためにしていると思う事が、傲慢な事だからです。
この傲慢な考えが不満を蓄積させていくのです。
「誰か」や「何か」はしてあげているのではなく、自分を支えてくれているものです。

私もつくづく、傲慢だったな~と思います。だから不満も抱えていた・・・と思います。
カウンセラーを目指すにしても、他人のためになんて傲慢です。 自分を守れない人に他人は守れません。
本当に強い人は弱い自分を認めている人です。
宮本武蔵の「恐怖、不安の心を知り、それを認め、かたわらにおいて戦う」はまさにそのものです。

この自己一致は生涯、完璧にできるものではないのかもしれません。
でも、少しずつでも近づける努力をしていきたいと思っています。

チラッと行ってきました~開港博Y150~

2009-05-07 00:14:28 | たのしみ♪
連休もそろそろ終わりなので、連休っぽい話題にしようかな・・・

みなとみらいで開催されている開国博Y150(若干、イマイチの・・・)
主人が、連休の人出の様子を見に行くというので、お天気の良い日に付き合ってきました。
さすがに連休なので、花火の日と同じ・・・とまではいかないけど、けっこう混雑していました。

入場しなくても、ラ・マシンの巨大グモは見れたし、アースバルーンも歩道橋の上から見てきました。
でも、混雑にのまれて暗くなるまで待っている根性がなく、帰ってきてしまいましたが・・・

主人は内覧会に招待されてて、開催前にすでに見ているものですから「中はたいした事ねぇよ」の一言。
でも前売り券は買ってあるし、夜はきれいそうだから、すいている平日の夜にでも来ようという事になりました。

アースバルーンは、暗くなると光の映像が浮き上がるというので、それは見たいかな~
夜の地球の画像は、長男にもらった画像です。


ジョハリの窓

2009-05-01 23:17:35 | ジョハリの窓

心理学を勉強している人の多くは知っていると思いますが、心理学者のジョセフさんとハリーさんが発表した心理モデルを「ジョハリの窓」と呼びます。

これは養成講座の時に勉強したのですが、表を使わないとよくわからないので、テーブルタグを使って作成してみました。
ブログに入れて色んなブラウザでうまく表示できるか???なのですが、入れてみました。

以下、4つの窓があるのですが、
1の開かれた窓は、意識の上での自分と、他人から見た自分が一致している部分。たとえば、自分は明るい性格。他人からも明るい性格だと思われている。
2の盲目の窓は、自分は分からないけど、他人がよく知っている自分。たとえば、自分が気づかないくせ等。
3の隠された窓は、自分は分かっているけど、他人に見せない隠した自分。自分だけの秘密の部分。
4の未知の窓は、他人はもちろん自分すらもわからない部分。ここが無意識の領域で、恐ろしい部分もあるけれど、可能性がたくさんある部分。

この窓は、正確には、4つとも均等な大きさではなく、たぶん誰しも4が一番大きいのではないかと思うのです。
あとは、人それぞれ大きさが異なっていて、その人の性格を形成しているものです。

1の窓が大きい人は自己開示能力に優れている人です。
そしてこの窓を大きくしていく努力こそが、4の窓を開いていく・・・自分の未知の可能性を見つける方法なのだと思うのです。

未知の部分、私はここがすごく興味があります。
自分の未知な部分が知りたい・・・
ではどうすれば・・・これが自己一致につながります。次回は「自己一致」について再度考えてみたいと思います。

<ジョハリの窓>

  自 分 が
知っている 知らない






1,開かれた窓
(自分も他人も知っている部分)
2,盲目の窓
(他人だけが知っている部分)



3,隠された窓
(自分しか知らない秘密の部分)
4,未知の窓
(自分も他人も知らない部分)