たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

春ですね~~~

2006-03-31 00:21:12 | 日々の雑感
やはり年度末は忙しい。。。
今、忙しくなきゃどうすんだという仕事なので、仕方ないですが~~

でもでも、桜の季節。我が家の周辺は桜だらけ?なので、一年で
一番わくわくしてしまう時期なのです。
ベランダから見える桜はほぼ満開。あ、写真を撮っていない。。(汗)
今日は、とても寒いので、桜もかわいそうですが、少しでも長く
とどまっていて~って感じです。母もよばないといけない。。。

ブログをはじめてもうすぐ一年。昨年の今頃は、養成講座でがん
ばるぞ、なんて思っていた時期でした。
さあ、この春は?またまた色々、やりたくって~~
フラウネッツでセミナーを担当してから、イラストレーター、
フォトショップ、HTML、最近ではフラッシュ。使いこなすなんて事
はできないけど、どれも楽しいんですよね~

フラッシュは今すぐでも、やりたいのですが、ソフトがない(泣)
購入しようか迷っていて、でも、フラッシュだけ買うのなら、
Dreamweaverも入っているスタジオ8を買ったほうがだんぜん
お得なのだけれど、そうなると、まあ価格も高くなるわけで。。。
と堂々めぐりをしています。。。

桜の写真はぜひ、近いうちにアップします~~~

破壊的な心理とは

2006-03-20 19:12:05 | 本の力
サリン事件から11年、忘れもしない長男の小学校の卒業式でした。
感動の卒業式のあと、家に帰ってテレビをつけると、あの忌まわしい事件がまだ、状況もわからないまま、報道されていました。その日から、毎日テレビに釘付けだったのを覚えています。

なぜ、あの高学歴の、社会的地位もたぶん良識もあったであろうオウム信者があのような事件を起こしたのか???
今、先日takaさんにいただいた本を読んでいるのですが、その中で、権威主義的パーソナリティという考え方にすごく恐いものを感じていた時でした。
ミルグラムは、それを、破壊的な服従に対する答えとして、人格よりも状況にあるのではないかと考え、実験を行いました。「人を動かす状況を作れば、どんなに理性のある人間でも道徳律を捨て、命令に従って残虐な行為を行いうる」というものです。その最たるものが、戦争だと思うのですが。。。

ミルグラムの実験は、私にとって恐ろしいものでした。電気ショック実験というものですが、指示に従って、苦しんでいる被験者に電気ボルトをどんどん上げていくというものです。
結果としては、65%の人が、指示に従い、苦しんでいる人に対しても、どんどんボルトを上げていったという事です。
なぜ、私が恐ろしいと思ったのかは、今の自分では、その時絶対できないと考えていますが、でも、その状況で65%に自分も入ってしまったらどうしようという不安が恐ろしく思えたのです。

自分のおかれた状況や環境は非常に大切です。
私などのように、自由な環境であれば、状況を作る事は自分自身であると思います。
幸せな事に、私の周りは、向上心のかたまりのような人ばかりで、そんな状況では、自分も向上していこうという気持ちになります。
でも、管理されている人達がいるとすれば、心が壊れてしまう事はありえるのではないかと。。。
今の管理社会で、人を管理するという事をすごく考えさせられました。

やっぱり人間って難しいな~~

ファシリテーターとは

2006-03-13 08:19:36 | 勉強会
最近、ちょっと忙しく、ブログもmixiもトーンダウン↓。。。

そんな中ですが、先日フラウネッツも登録をしている「かながわ人材育成センター」の
セミナーで、「キャリア形成支援の効果的手法を考えるフォーラム」に参加してきました。
(なぜか?リンクができない(;_;)

最近よく耳にする「ファシリテーター」についてでした。ファシリテーターとは、
「場を舵取りする役目」の人です。ワークショップなどの体験学習での進行役であるの
ですが、ただの進行役ではなく、メンバーの心を配慮し学習を促進する役目をおっています。
参加者の意見を否定することなく、傾聴をしながら信頼関係を作っていくのです。
以前、構成的エンカウンターグループを勉強したとき進行役の人がファシリテーターと
呼ばれていました。
参加者の気持ちを尊重する事や、参加者自身が解決する方法を選ぶなど、カウンセラーと
すごく通じているところがあり、非常に興味深かったのです。

講演の中で、アイスブレイク(場の冷たい雰囲気を壊す)という事を体験しました。
100人以上のセミナー参加者がいたと思うのですが、まったく知らない隣の人と
「共通点を探してみて下さい」といって話をする時間がありました。
5分程度でしたが、自然と自分の事を話し、趣味や仕事や生活の中の話しをしながら、
共通点が見つかると共感したりしながら、場の雰囲気がなごんできたのです。
おどろいたことに休憩時間には、そこここで、名刺交換が行われていました。

そして、さらに興味深かったワークショップの紹介がありました。
今、社会問題にまでなっているニートと呼ばれる若者たちへむけての「キャリア形成支援プログラム」
というものです。
5日間のワークショップなのですが、自分を知ろうとする事、人間関係を作る、ゲームによる
チームワークを体験、将来のキャリアを考える、実際に就職活動を体験と盛りだくさんでした。
ファシリテーターが誘導するのですが、カウンセリングの手法を取り入れてあり、構成的
エンカウンターグループのような要素も含まれているので、すばらしいプログラムだと
感心してしまいました。

ファシリテーターについても、アイスブレイクについても、難しく考えず、日常生活にも
活かしていけるのではないかと思いました。
やっぱり人は話したいんです、話す事でまわりの空気が変わる、そんなきっかけを作る人が多くなれば
もっと穏やかな人間関係が築けると思うのです。それもカウンセラーの役目かな。。。
それにしても、心というものを真剣に考えている人達がこんなにもたくさんいる事に感激してしまいました。

さ~て今日は、カウンセリングの勉強会です。前回の続きで認知行動療法です。


天知る地知る己知る

2006-03-03 21:18:05 | 本の力
先週マンションのBフレッツのLANが固まってしまっていてネットが繋がらなくなってしまっていました。
しかも、光電話だから、電話も繋がらない。。。
そんなことあるんかいと思って聞いたのですが、パソコンのLANでもルーターが固まってしまう事
あるでしょう?そんなようなもんです。まあ、だから安いんですが。。。みたいな事言われ、安い
と言われるとちょっとそれ以上は突っ込めなくなってしまいました。ううう。。。

「宮本武蔵」、やっと最終巻8巻目です。移動中くらいしか読めないので。。。
長男はとっくに五輪の書まで読んでしまったらしいです。

武蔵は自分を見つめ直す心の修行がだんだんと人間を大きくしていっています。
あらぬ誤解や悪評は心の修行が足りないせいだと考え、善の心を重ねていきます。

私は、小学校の担任の先生から教えられたあるひとつの言葉が何十年たった今でも忘れる
ことができません。
「天知る地知る己知る」という言葉なのですが、良い事をしても悪い事をしても、そこに誰もいなくても、
天や地や、草や木は知っている。なによりも自分自身が一番よく知っている。という事を
先生が言っていました。
確か、誰かが悪い事をした時に、名乗りでる人がいなく、「名乗り出なくてもいい、
自分をもう一度よく考えなさい」というような意味だったのを覚えています。

そうです。どんな悪い事をして誰にもわからなかったとしても、自分自身は知っているんです。
自分の魂を貶めているんです。自分を大切にしていないという事だと思います。
善は魂を高め、悪は魂を貶める。。善を重ねる事は自分の心が豊かになっていっているのです。
その豊かさから人を呼び、よい方向へまわっていくのでしょう。

まさに武蔵もそうでした。常に自分を振り返るのです。
人間にとって自分を振り返る作業は、一番したくない仕事です。でも一日の終わりに今日は
どんな気持ちで一日を過ごしたか、自分の感情を考える事をしていく事。イヤな感情、ダメな自分
とも向き合ってしまうかもしれない。でも、それを認めてあげればいいのです。
自分の心さえ、清くあればそれでいい。。
わかってくれる人は認めてくれる。誰も認めてくれなくとも、天や地は知っているのです。

先生から教えられたこの言葉は、今になっても、自分を振り返る言葉になっています。
先生、元気かな~~