たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

ゲシュタルト療法

2006-05-31 12:29:20 | ゲシュタルト
なんだか五月晴れもあまり見られないませんでしたが、もう5月も終わってしまいますね。
今日は晴れだからいいか~~
前倒ししておきたい仕事があったので、ここにも顔を出さずにいました。

何から書いたらいいか。。。先日ゲシュタルト療法の勉強会もありました。
ゲシュタルトとは、全体や統合などを示すドイツ語です。意味を書くとよりわかりにくくなってしまうので。。。。
「ルビンの盃」という絵は誰でも一度は目にした事があるのではないでしょうか。上の画像です。
二通りの見え方があります。盃に見えたり、向き合った顔に見えたりと。まったく違うものですがひとつの絵です。
ゲシュタルトには、図と地の反転という基本的な考え方があります。意識されずに地となっていた部分が、意識をもって図になっていく過程を重要視し、気づきを大切にします。

以前書いた、諸富先生の本の中のアサーショントレーニングについて書いていませんでしたね。
ゲシュタルト療法のひとつのワークです。

自分の心にある「私は~~できない」という思いをすべて書き出してみます。
たとえば、「私は、自分をアピールできない。」
       「私は、他人にはっきりと物をいう事ができない。」などなど。。。

書き出してみると、思い込みをたくさん抱えていて、それにがんじがらめになっている事に気づくと思います。
その思いを今度は、「私は~~していない」に変えていきます。
そして心の中で何度もつぶやいて自分の中に起こるかすかな変化に気づいてみます。
多くの人は、言い訳や言い逃れであって本当は、自分がそれをしたくないからしていないのだと気づくというのです。

そしてできるなら、「私は~~してみたい」と変えてみます。そしてまた、心の変化を見つめていきます。

できない事ができるようになるかといえば、必ずしもそうではないと思いますが、自分の心が少しでも変化できれば
がんじがらめになっているこだわりのような心も楽になれるのではないかと思います。
そして見方が変わると、まわりも変わる。。良い空気が良いメッセージをはこんでくる。。。あれ?シンクロニシティのようになってしまった~

とはいえ、自分を振り返ると、なかなか、思ったように心をコントロールできないです。でも、少しずつ、ほんの少しでも心が変わるなら、良しとして、勉強ガンバロ!!

母の日だから

2006-05-14 19:11:40 | 日々の雑感
今日は全国的に母の日ですね。母の日なんだから母の事を書かないと。。。

父が亡くなって一人暮らしの母の事は心配ではあるのですが、いつも元気で仕事をしたり(もう75になりますが)友達と忙しく出かけたり、ひとりの自由を満喫している姿にいつも甘え、あまり顔を出さない親不孝な娘なのです。(でも先日会った時にちゃんとお財布プレゼントしましたよ)

母は生い立ちから、決して幸せな人ではなかったのです。苦労を絵に書いたような人生なのですが、明るくポジティブで、他人にもとてもよくする人なのです。
昔から、「どうしてそこまで人のためにするの?」と聞くのですが、「人のためにする事は、すべて自分に返ってくるのよ」と言っていました。でも、「今まで、そんなに人に良くしたって苦労ばかりじゃない」と言うと、「まわりまわって返ってくるものよ。自分でなくても子供や孫達に返ってくれればそれでいい」と言うのです。

昨日書いた「トランスパーソナル心理学」の自分へのこだわりを捨てて。。という事はこういう事かな~と感じてしまいました。報われない思いとか沢山あったはずなのに、あまり聞いた事がありません。
それを考えると、私はまだまだ母の境地には至りません。

今、母は幸せだとよく言います。仕事も楽しいし、お友達もたくさんいて、色んな人が集まってきます。孫にしたって、男の子だし、もう大きいからおこずかいもらえる訳でもないのに、近くに用があると必ず寄って顔を見てきてくれます。なんとなくまわりから幸せがやってきているように感じます。

やはり報われない思いばかりをかかえていると、幸せはやってこないのかな。
見習わなくては。。。。

ちなみに、家は、いつも長男が代表(?)で感謝してくれます。
今年は、とってもおいしいと評判のケーキを買ってきてくれました。ありがとう


不思議な出来事

2006-05-13 10:49:08 | 本の力
昨日、不思議な事がありました。シンクロかな?

今、産業カウンセラーのお友達に借りた本を読んでいるのです。養成講座の時にも理論講座で講師をしてくださった諸富祥彦先生の「トランスパーソナル心理学入門」という本です。ちょっと一言では言えるものではないのですが、「自分への執着や自分の幸せだけのこだわりを捨てて、自分を超えた向こうからの呼びかけをまつというか。。こだわりを捨てて、まわりに委ねて生きる」という心理学です。

たとえば、人に良い事をしても、報われないとか、仕事を頑張っても評価されないとか、それは、やっぱり、自分への執着から不満に思ってしまうというのです。
そのこだわりを捨てて、色々と取り組んでいると当面の相手からは感謝も評価もなくてもまったく関係のないところから良い事はやってくる。という考えなのです。ちょっとシンクロニシティに通じるものがあります。
日本の諺でいえば、「情けは人のためならず」に近いです。

私はこの頃、頑張っても報われないって思いがあって、少々落ちぎみでしたが、本を読んでいて、あ~なんかそういう事思っていても、忘れていたなって気付いたのです。そして、なんだかふっといい事して頑張っている事は悪い事じゃない、感謝も評価もされなくったっていいじゃん、いい事にはまちがいはないのだからと思い、昨日ある行動を起こしたのです。

そして品川のオフィス街を歩いていたのですが、久しぶりの品川はまったく変わってしまってよくわからない。。
ビジネスマンばかりが右往左往しているし。。。その中で、ひとりの年配のやさしそうな女の人が近づいてきたのです。
私は道を聞かれるのかと思って、あ~私はこんなとこまったくわかんないのにな~と思っていると、話しかけてきたのです。
「あなた、なんか変わろうとしている、とてもきれいな相がでていますね~」最初は、何を言っているか??だったのですが、きれいな相をしていますね。と言われ、あ、顔がきれいって事じゃなく(当たり前じゃ)顔の相か~と思い、なにかあやしいものかな?と少しいぶかしく思ったのですが、でもなんかうれしくて「ありがとうございます」と言ってそれ以上話しを聞かずにきてしまいました。

うん、確かに変わろうというか、今まさに行動を起こそうとしていた時にそんな事を言われたのです。
しかも、まわりはほんとビジネスマンばかりがうじゃうじゃいて、その中で突然現れたおばあさんなのです。不思議。。
でも、なんかうれしいので、素直に喜んでおこうっと。。でもほんと不思議だな~~

あ、諸富先生の本の中であるアサーショントレーニング方法が紹介されていたのですが、今度、それを紹介しますね。

ブログ開設1周年

2006-05-05 11:28:56 | たのしみ♪
なんと、ブログ開設1周年記念日です。昨年の今日だったのです。1年早いな~

記念日とはまるで関係ないのですが、訳あって(?)おとといあしかがフラワーパークの藤と、館林野鳥の森フラワーガーデンの芝桜を堪能してきました。
白藤はまだ開花したばかりでこれからでしたが、大藤は圧巻でした。館林の芝桜はもう満開でピンクの丘ってはじめて見ました(^^♪
ただ~人が多くて。。。まあ連休中なのでしかたないですね。
館林のフラワーパークは、分福茶釜の童話で有名な「茂林寺」の裏手にあり、今年の4月にできたばかりだそうです。
せっかくなので、茂林寺にもよってきました。おなじみのたぬきの像がたくさんありました。580年も前に建てられた古いお寺だそうで、樹齢500年以上という大木もありました。
お花もきれいだったけど、大木もやっぱりよかったです。

なんとなく連休でのんびり~なんて感じにみえますが、実は私も主人も子供たちもほとんどが仕事です^_^;

連休明けにはフラウネッツでも各種セミナーが始まります。
内容も充実していますので、のぞいてみて下さいね~

おくればせながら勉強会について

2006-05-02 12:09:09 | 勉強会
勉強会について書いていませんでした。
前回のテーマは「ニートのキャリアコンサルト」についてでした。
なぜニートが増えているのか?なぜニート化してしまうのか?
実際のキャリアカウンセリングの中から現状のお話しを聞きました。
本来は、自分の仕事をどうするかというコンサルタントなのですが、現状では、心の問題も大きく、カウンセリングが重要になっているという事でした。

ニートの問題だけではなく、簡単に殺人など事件に発展してしまう今の子供たち。。
現代の、教育現場の実態や社会環境など、多くの問題がある事は周知の事実です。
それでも、先生がおっしゃるには、根本は親子関係、夫婦関係にあるという事でした。

ニートにしても多くの期待をかけられている学歴の高い優秀な子供が多いそうです。勉強以外はすべて親がし、自立ができないまま育ってしまう子供たち。それを愛情と感じ、自立し、頑張れる性格の子供はそれでも成功していきます。

親子関係で重要なコミュニケーションとして、子供の発する言葉の受け答えで、はじめから否定してしまっている親が多いと言います。
たとえば、「勉強がイヤダ、学校がつまらない」と子供が言った時に、「そんなこと言ってはいけません」などと、はじめから否定的なことを親は言ってしまうのではないでしょうか。
「そうだよね、そういう時もあるよね、お母さんもそんな事あったよ。」などと肯定してあげてから、色々話を聞いてあげる、諭すところは諭してあげる、そんな対応が大切だと言います。
もちろん、親からの愛情を感じている子供には、周りからみて乱暴な言葉を親が言っても平気なものです。親が怒ることも必要なことです。
でも、子供の性格、兄弟関係によっては、親の愛情を感じられない子供もいます。
昔は、親だけでなく、近所のおじさん、おばさん、祖父母など、気持ちの持って行き場というのが、多くあったのです。
核家族の今は、親の言葉が子供のすべてになってしまっているという事です。

自分はどうだったかな~
私は子供に自由を与え、自由の中の自己管理を伝えてきたつもりですが、最近では時々、「お母さん、否定から入ってはダメだよ」といわれる事があります。あ~そうかな~と反省もしばしば。。

先生は、今、親の教育も必要ではないかとおっしゃっていました。そして、現在小学校などに出向いて親へのセミナーなども行っているそうです。
あとは、夫婦の仲が良い事、親の心が安定している事が子供を素直に育てるというのです。

そういう努力をするのは重要ですね~~
やっぱり、夫婦だって親子だって、まったく違う枠組みの心を持った人間なんです。
誰でも、最終的には家族が一番大切だと思っているはずなのに、一番おろそかに扱ってしまっているような気がします。
頑張って、大事にしよっと。。
自分への自戒への意味をこめて。。。